聞かなかった言葉 ベルモット百合夢
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「また飲み会?」
「えぇ。ちょっと遅い新年会よ」
「ちょっとどころじゃないわ。もう3月になるのよ?」
「あーげーあーしーをーとーらーなーいーでー!」
ある日。
ベルモットがアイリの部屋へ訪れると、何やらオシャレをしていた。
どうしたのかを問えば、新年会へ行くと。
「また羽目外して酩酊状態になるんじゃない?」
「明日も仕事なんだから、飲みすぎることはありません」
なんて、飲みに行く度に言うアイリだが。
フラフラで帰って来るのが現実である…。
酒に関して学習能力が乏しい…ではなく、酔って記憶がなくなってるから、どんな状態で帰って来るか知らないだけ。
「…不憫な子」
「ね、今すっごい失礼なことを言ったって自覚ある?」
ボソリと呟いた言葉は、しっかりとアイリまで届いた。
「今度は助けないからね」
へべれけになっても迎えになんて行ってあげない。
酔ったアイリを介抱もしてあげない。
飲みすぎた罰、ということを踏まえて告げると。
「…?一度も助けてもらったことないわよ」
何とも悲しい言葉が返ってきた…。
「…」
ベルモットはアイリを横目で見つめて。
「…不憫な子」
「ちょっとっ!」
再度呟き、ため息を零した…。
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「また飲み会?」
「えぇ。ちょっと遅い新年会よ」
「ちょっとどころじゃないわ。もう3月になるのよ?」
「あーげーあーしーをーとーらーなーいーでー!」
ある日。
ベルモットがアイリの部屋へ訪れると、何やらオシャレをしていた。
どうしたのかを問えば、新年会へ行くと。
「また羽目外して酩酊状態になるんじゃない?」
「明日も仕事なんだから、飲みすぎることはありません」
なんて、飲みに行く度に言うアイリだが。
フラフラで帰って来るのが現実である…。
酒に関して学習能力が乏しい…ではなく、酔って記憶がなくなってるから、どんな状態で帰って来るか知らないだけ。
「…不憫な子」
「ね、今すっごい失礼なことを言ったって自覚ある?」
ボソリと呟いた言葉は、しっかりとアイリまで届いた。
「今度は助けないからね」
へべれけになっても迎えになんて行ってあげない。
酔ったアイリを介抱もしてあげない。
飲みすぎた罰、ということを踏まえて告げると。
「…?一度も助けてもらったことないわよ」
何とも悲しい言葉が返ってきた…。
「…」
ベルモットはアイリを横目で見つめて。
「…不憫な子」
「ちょっとっ!」
再度呟き、ため息を零した…。
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