祈り しのぶさん百合夢
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「…ぅ…ぷ…」
「もう少しですよ」
鬼殺隊 本部。
藤の花の結界に充てられて、顔を真っ青にさせている白麗さん。
「ま、待って…しのぶ…休ませて…」
「藤の花の結界の中で休めますか?」
「……来なければよかったわ…」
なんてフラフラになりながら歩いていた時。
「?白麗さん?」
ふと白麗さんが私の肩に手を置いた瞬間。
“風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り”
私たちの横を風が過ぎたと思ったら。
「……っ!!!」
すごい斬撃が私たちを襲った。
「久しぶりね、実弥」
白麗さんが背後へと視線を向ける。
「し、不死川さん…」
そこには不死川さんが居て。
「…テメェ…白麗…なんでテメェがここにいやがる…」
不死川さんは白麗さんを睨んでいた。
「あなたたちのお館様に呼ばれたからよ」
対象的に、白麗さんは笑みを絶やさず。
不死川さんも白麗さんがここにいる理由を知っているのに。
まぁ白麗さんは鬼だから、攻撃をせずには居られなかったんでしょうけど。
「不死川さん!危ないじゃないですか!」
「ああ!?テメェが鬼なんかと一緒にいやがるからだろうが!」
白麗さんを狙ったとは言え、技を使うなんて。
「しのぶ、そう怒らないの。実弥は私なら何とかするって信じてくれたから技を使ったのよ。ねぇ?」
白麗さんはクスクス笑って。
「なっ!そんなわけ…ッッ!?」
不死川さんへと刀を放った。
「え?」
嘘。
あれって、不死川さんの…日輪刀…。
「……ッッ」
私も不死川さんも青褪める。
だって。
刀を放られるまで気付かなかった。
あの一瞬で不死川さんの刀を奪っていたなんて。
「テ、テメェ…ッ」
不死川さんは目の前で突き刺さった刀を握る。
「まだまだ甘いわね、実弥ちゃん」
「ッぶっ殺す!!!」
背中を向け、小馬鹿にしたかのような挑発に不死川さんは激昂し、地を蹴った。
白麗さんは不死川さんへと視線を巡らせて目を細め、一瞬だけ目を大きく開いた時。
ピシッ
「「……ッッ!?」」
不死川さんの足が凍りついて。
「…雪が…」
ハラハラと雪が降り始める。
6月も終わるというのに…雪が…なぜ…。
ハッと白麗さんを見る。
これは白麗さんの血鬼術だ。
氷を自在に操る血鬼術。
天候まで操作してしまうってこと…?
白麗さんは目を細めたまま。
「その気になれば、こんな脆弱な結界なんてすぐ壊せるんだけど。私と戦う?実弥」
不死川さんへと問いかけた。
「…ちィ…ッ化け物がァ…」
不死川さんは悪態を吐き、刀を収めたのを見て氷が解かれ雪も止んだ。
「化け物って、失礼しちゃうわ。ねぇしのぶ」
「…いえ…「しのぶ?」あ…はい…そうですね…」
不死川さんは物凄く不機嫌そうに、私たちの後ろを歩いている。
「そういえば、あなた希血よね。少し舐めさせてくれない?」
「死ね!!!」
不死川さんを揶揄うのも白麗さんの楽しみの一つのようで…。
お館様のところに着くまで、ずっと揶揄われていました…。
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「…ぅ…ぷ…」
「もう少しですよ」
鬼殺隊 本部。
藤の花の結界に充てられて、顔を真っ青にさせている白麗さん。
「ま、待って…しのぶ…休ませて…」
「藤の花の結界の中で休めますか?」
「……来なければよかったわ…」
なんてフラフラになりながら歩いていた時。
「?白麗さん?」
ふと白麗さんが私の肩に手を置いた瞬間。
“風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り”
私たちの横を風が過ぎたと思ったら。
「……っ!!!」
すごい斬撃が私たちを襲った。
「久しぶりね、実弥」
白麗さんが背後へと視線を向ける。
「し、不死川さん…」
そこには不死川さんが居て。
「…テメェ…白麗…なんでテメェがここにいやがる…」
不死川さんは白麗さんを睨んでいた。
「あなたたちのお館様に呼ばれたからよ」
対象的に、白麗さんは笑みを絶やさず。
不死川さんも白麗さんがここにいる理由を知っているのに。
まぁ白麗さんは鬼だから、攻撃をせずには居られなかったんでしょうけど。
「不死川さん!危ないじゃないですか!」
「ああ!?テメェが鬼なんかと一緒にいやがるからだろうが!」
白麗さんを狙ったとは言え、技を使うなんて。
「しのぶ、そう怒らないの。実弥は私なら何とかするって信じてくれたから技を使ったのよ。ねぇ?」
白麗さんはクスクス笑って。
「なっ!そんなわけ…ッッ!?」
不死川さんへと刀を放った。
「え?」
嘘。
あれって、不死川さんの…日輪刀…。
「……ッッ」
私も不死川さんも青褪める。
だって。
刀を放られるまで気付かなかった。
あの一瞬で不死川さんの刀を奪っていたなんて。
「テ、テメェ…ッ」
不死川さんは目の前で突き刺さった刀を握る。
「まだまだ甘いわね、実弥ちゃん」
「ッぶっ殺す!!!」
背中を向け、小馬鹿にしたかのような挑発に不死川さんは激昂し、地を蹴った。
白麗さんは不死川さんへと視線を巡らせて目を細め、一瞬だけ目を大きく開いた時。
ピシッ
「「……ッッ!?」」
不死川さんの足が凍りついて。
「…雪が…」
ハラハラと雪が降り始める。
6月も終わるというのに…雪が…なぜ…。
ハッと白麗さんを見る。
これは白麗さんの血鬼術だ。
氷を自在に操る血鬼術。
天候まで操作してしまうってこと…?
白麗さんは目を細めたまま。
「その気になれば、こんな脆弱な結界なんてすぐ壊せるんだけど。私と戦う?実弥」
不死川さんへと問いかけた。
「…ちィ…ッ化け物がァ…」
不死川さんは悪態を吐き、刀を収めたのを見て氷が解かれ雪も止んだ。
「化け物って、失礼しちゃうわ。ねぇしのぶ」
「…いえ…「しのぶ?」あ…はい…そうですね…」
不死川さんは物凄く不機嫌そうに、私たちの後ろを歩いている。
「そういえば、あなた希血よね。少し舐めさせてくれない?」
「死ね!!!」
不死川さんを揶揄うのも白麗さんの楽しみの一つのようで…。
お館様のところに着くまで、ずっと揶揄われていました…。
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