バレンタインの悲劇 ベルモット百合夢
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「は?」
『いやだから。14日は無理なの。』
「どうして?」
『蘭さんたちとチョコを作る約束をしてるのよ』
「あなた、バレンタインっていつか知ってる?14日に作るんじゃ遅すぎるでしょ?」
『仕方ないでしょ!私の休みがその日なんだから!とにかく無理なものは無理!じゃあね!』
「ちょ“プッ”
2月14日はバレンタインデー。
フランスにある超高級ブランドのチョコを購入。
一般の庶民は絶対に手を出さないだろう金額のね。
私のお気に入りのお店でもあるの。
だからこそ、その美味しさを共感してほしいから買ったのよ。
え?誰に?
そんなの、アイリに決まってるでしょ?
アイリに食べさせたいから、わざわざフランスまで行ったわけ。
それ以外の人間なら、日本の安い市販で十分だわ。
つまり、チョコをくれと煩いハリウッド俳優のこと。
で、14日に食事でもどう?と誘ったら。
“その日は無理だわ”と言われた。
「…しかも電話を切るなんて…」
あの子、自分がFBIだという自覚がないみたいね。
それにしても…。
「…苛々するわ」
.
「は?」
『いやだから。14日は無理なの。』
「どうして?」
『蘭さんたちとチョコを作る約束をしてるのよ』
「あなた、バレンタインっていつか知ってる?14日に作るんじゃ遅すぎるでしょ?」
『仕方ないでしょ!私の休みがその日なんだから!とにかく無理なものは無理!じゃあね!』
「ちょ“プッ”
2月14日はバレンタインデー。
フランスにある超高級ブランドのチョコを購入。
一般の庶民は絶対に手を出さないだろう金額のね。
私のお気に入りのお店でもあるの。
だからこそ、その美味しさを共感してほしいから買ったのよ。
え?誰に?
そんなの、アイリに決まってるでしょ?
アイリに食べさせたいから、わざわざフランスまで行ったわけ。
それ以外の人間なら、日本の安い市販で十分だわ。
つまり、チョコをくれと煩いハリウッド俳優のこと。
で、14日に食事でもどう?と誘ったら。
“その日は無理だわ”と言われた。
「…しかも電話を切るなんて…」
あの子、自分がFBIだという自覚がないみたいね。
それにしても…。
「…苛々するわ」
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