プロジェクト オリヴィエ百合夢
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「病院はしばらく休むのか?」
「いやー、辞めるって言ったんだがな」
「え?」
セントラルシティ、大総統府。
大総統の執務室に向かう私たち三人。
「辞めずに、プロジェクト終了までアイリ専属の医師で、終了したら戻ってきてくれ、だとさ」
ミナトもまた、病院から多大な信頼があるために辞めて欲しくないんだろう。
「どっちも中途半端にしたら、どっちも失っちまうかもしれねぇからって言っても辞めさせてくれなくてな。」
だから院長には一番長く務め、患者からも信用されている奴に任せてオレはプロジェクト終了までアイリ専属の医師になる、と。
「そうか…すまんな…」
「ごめんね…ミナト…」
申し訳なさなら謝罪をすれば。
「バーカ。オレはお前の体についてはオリヴィエより知ってるからな。徹底して管理してやるから覚悟しとけ」
「なん「聞き捨てならんなそれは。貴様、私の妻の体を見たのか」
「当たり前だろ。診察に必要なことですよ」
「セクハラだぞ」
「全国の医者に謝れ」
「……ねぇ、恥ずかしい話をしてることに気付いてくれない?」
なんて話しているうちに、大総統の執務室に到着して。
「何年かかるかね」
「さぁな。ただ、やるからには完璧に遂行するまでだ」
「えぇ、無理をしない程度に頑張りましょうね」
三人でニッと笑って。
「「「失礼します」」」
大総統の執務室へと入って行った。
数年かかるだろう一大プロジェクト。
穴を埋めるのか、はたまた何かに活用するのか。
それらはこれから話し合いで決める。
国民の声に耳を傾けながら、アイリの体調の様子を見ながら。
「やーっと来てくれたねぇセイフォード少将」
「え?少将なんですか?」
「え?中将がいい?」
「「「いやいやいやいや」」」
アイリは期限付きで少将の地位に戻り、青き軍服を纏った。
“雷鳴の錬金術師”の復帰に、国民も軍の奴らも歓喜して。
色んな奴が花束をくれた。
「よしここらで一旦休め」
「え?まだ大丈「ああ?医師の言葉に逆らう不届き者かお前は」
あまりの人数に、持ち切れない花束とこの人口密度。
ミナトはさっそく医師の判断を下して医務室へ行く。
「ミナト、アイリを頼んだぞ」
「おう。任せとけ」
アイリをミナトへと託し、私は北へと帰る。
私の仕事場はブリッグズ要塞だからな。
「行ってらっしゃい、オリヴィエ」
「あぁ、無理はするなよ?」
「ん」
「なんだよ惚気んなよ!サクラに会いたくなるだろ!」
私たちの口付けを見て、ミナトがサクラサクラと煩くなった。
心配だが、心配ばかりはしていられない。
頑張る妻を応援せねばな。
国民の声の下、地下空洞には鉄道を走らせることになった。
と言っても、鉄道を走らせるにはまだまだ先だがな。
まずは地下空洞の補強や距離を測定し、安全性などを保証せねば。
それには人件費も多額だが、国民たちは寄付に乗り出してくれたり、空洞を調査している調査隊がいる地区には賄い料理を持ってきてくれたりと。
国民たちは色々助けてくれた。
ブラッドレイ政権の時より遥かに国は穏やかになった。
アイリも無理はしていないようで、ちゃんとミナトの判断に従っているようだ。
「ドラクマとも平和条約結んで、鉄道で繋げたいわよね」
「グラマンなら叶えてくれそうだな」
近い未来、アメストリス国は大きく発展することになる。
END
「病院はしばらく休むのか?」
「いやー、辞めるって言ったんだがな」
「え?」
セントラルシティ、大総統府。
大総統の執務室に向かう私たち三人。
「辞めずに、プロジェクト終了までアイリ専属の医師で、終了したら戻ってきてくれ、だとさ」
ミナトもまた、病院から多大な信頼があるために辞めて欲しくないんだろう。
「どっちも中途半端にしたら、どっちも失っちまうかもしれねぇからって言っても辞めさせてくれなくてな。」
だから院長には一番長く務め、患者からも信用されている奴に任せてオレはプロジェクト終了までアイリ専属の医師になる、と。
「そうか…すまんな…」
「ごめんね…ミナト…」
申し訳なさなら謝罪をすれば。
「バーカ。オレはお前の体についてはオリヴィエより知ってるからな。徹底して管理してやるから覚悟しとけ」
「なん「聞き捨てならんなそれは。貴様、私の妻の体を見たのか」
「当たり前だろ。診察に必要なことですよ」
「セクハラだぞ」
「全国の医者に謝れ」
「……ねぇ、恥ずかしい話をしてることに気付いてくれない?」
なんて話しているうちに、大総統の執務室に到着して。
「何年かかるかね」
「さぁな。ただ、やるからには完璧に遂行するまでだ」
「えぇ、無理をしない程度に頑張りましょうね」
三人でニッと笑って。
「「「失礼します」」」
大総統の執務室へと入って行った。
数年かかるだろう一大プロジェクト。
穴を埋めるのか、はたまた何かに活用するのか。
それらはこれから話し合いで決める。
国民の声に耳を傾けながら、アイリの体調の様子を見ながら。
「やーっと来てくれたねぇセイフォード少将」
「え?少将なんですか?」
「え?中将がいい?」
「「「いやいやいやいや」」」
アイリは期限付きで少将の地位に戻り、青き軍服を纏った。
“雷鳴の錬金術師”の復帰に、国民も軍の奴らも歓喜して。
色んな奴が花束をくれた。
「よしここらで一旦休め」
「え?まだ大丈「ああ?医師の言葉に逆らう不届き者かお前は」
あまりの人数に、持ち切れない花束とこの人口密度。
ミナトはさっそく医師の判断を下して医務室へ行く。
「ミナト、アイリを頼んだぞ」
「おう。任せとけ」
アイリをミナトへと託し、私は北へと帰る。
私の仕事場はブリッグズ要塞だからな。
「行ってらっしゃい、オリヴィエ」
「あぁ、無理はするなよ?」
「ん」
「なんだよ惚気んなよ!サクラに会いたくなるだろ!」
私たちの口付けを見て、ミナトがサクラサクラと煩くなった。
心配だが、心配ばかりはしていられない。
頑張る妻を応援せねばな。
国民の声の下、地下空洞には鉄道を走らせることになった。
と言っても、鉄道を走らせるにはまだまだ先だがな。
まずは地下空洞の補強や距離を測定し、安全性などを保証せねば。
それには人件費も多額だが、国民たちは寄付に乗り出してくれたり、空洞を調査している調査隊がいる地区には賄い料理を持ってきてくれたりと。
国民たちは色々助けてくれた。
ブラッドレイ政権の時より遥かに国は穏やかになった。
アイリも無理はしていないようで、ちゃんとミナトの判断に従っているようだ。
「ドラクマとも平和条約結んで、鉄道で繋げたいわよね」
「グラマンなら叶えてくれそうだな」
近い未来、アメストリス国は大きく発展することになる。
END
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