プロジェクト オリヴィエ百合夢
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「オリヴィエ、いらっしゃい」
食堂にて、アイリがテーブルを拭いていた。
体調は良さそうだ。
「うむ」
カウンター席の、いつもの場所に座る。
「ミナトが挨拶しに来てったわよ。オリヴィエに話したから聞いてくれって」
コーヒーを出してくれた。
「うむ」
アイリは私の隣に座り、肘をカウンターテーブルに置いて頬を乗せる。
「何の話だったの?私の体調について?」
内容までは話していないらしく、あくまで私の口から話してほしいということか。
「正直、話したくはない。」
「?どうして?」
コーヒーへと視線を落として。
「地下空洞の話だからだ」
と告げると、アイリはクスリと笑った。
「なぁに、心配なの?」
「当たり前だろう。」
クスクス笑っているが、私はそれどころではないぞ。
「聞かせてくれる?」
チラッとアイリを見て、深く息を吸い。
「わかった」
ミナトにされた話を、アイリへと伝えた。
「知識と人望を、ねぇ」
話を終え、アイリは顎に手を添える。
「そしてわざわざミナトにまで声をかけたってことは、余程困っているってことかしら」
「だろうな」
アイリは立ち上がり、厨房へと戻る。
「知識って言ったって、あの巨大で長い地下空洞を埋めるための材料を算出すればいいのかな」
「それには莫大な人件費もかかるだろうが、そこはグラマンの責任の下だからな」
距離を測り、空洞の大きさも測らなければならない。
これは一年やそこらで解決するものではないだろう。
コーヒーを入れ、私の隣に戻って来る。
「何にせよ、あなたはどう思う?」
私がダメだと言えば断る、とアイリは言うが。
ミナトにまで声をかけるほど困っているのも確かだ。
私はアイリを見つめて。
「お前はどうしたい?やりたいか?」
問いかける。
無理はさせたくはないが、ミナトが付きっきりになってくれるなら安心はある。
ただミナトだって忙しいだろうからそうもいかないのは事実で。
この話を受けたらミナトも乗ると言っていたが、自身の病院はどうするのかも気になるところだ。
「私にやるやらないの判断を任せるならやらせはせん。だがお前がやりたいなら、私は止めない。」
アイリの意思を尊重すると言えば、アイリは小さく微笑んで。
「ん、ありがとう」
私にキスをした。
だろうな。
わかっていたよ、お前なら引き受けると。
一度断ったのも、心配する私を想ってのことだろう。
「無理は絶対にするなよ?」
「絶対にしないわ。というかミナトがさせてくれないわよ。」
「それもそうだな」
なんて、二人で笑い合った。
さてはて、忙しくなりそうだな。
.
「オリヴィエ、いらっしゃい」
食堂にて、アイリがテーブルを拭いていた。
体調は良さそうだ。
「うむ」
カウンター席の、いつもの場所に座る。
「ミナトが挨拶しに来てったわよ。オリヴィエに話したから聞いてくれって」
コーヒーを出してくれた。
「うむ」
アイリは私の隣に座り、肘をカウンターテーブルに置いて頬を乗せる。
「何の話だったの?私の体調について?」
内容までは話していないらしく、あくまで私の口から話してほしいということか。
「正直、話したくはない。」
「?どうして?」
コーヒーへと視線を落として。
「地下空洞の話だからだ」
と告げると、アイリはクスリと笑った。
「なぁに、心配なの?」
「当たり前だろう。」
クスクス笑っているが、私はそれどころではないぞ。
「聞かせてくれる?」
チラッとアイリを見て、深く息を吸い。
「わかった」
ミナトにされた話を、アイリへと伝えた。
「知識と人望を、ねぇ」
話を終え、アイリは顎に手を添える。
「そしてわざわざミナトにまで声をかけたってことは、余程困っているってことかしら」
「だろうな」
アイリは立ち上がり、厨房へと戻る。
「知識って言ったって、あの巨大で長い地下空洞を埋めるための材料を算出すればいいのかな」
「それには莫大な人件費もかかるだろうが、そこはグラマンの責任の下だからな」
距離を測り、空洞の大きさも測らなければならない。
これは一年やそこらで解決するものではないだろう。
コーヒーを入れ、私の隣に戻って来る。
「何にせよ、あなたはどう思う?」
私がダメだと言えば断る、とアイリは言うが。
ミナトにまで声をかけるほど困っているのも確かだ。
私はアイリを見つめて。
「お前はどうしたい?やりたいか?」
問いかける。
無理はさせたくはないが、ミナトが付きっきりになってくれるなら安心はある。
ただミナトだって忙しいだろうからそうもいかないのは事実で。
この話を受けたらミナトも乗ると言っていたが、自身の病院はどうするのかも気になるところだ。
「私にやるやらないの判断を任せるならやらせはせん。だがお前がやりたいなら、私は止めない。」
アイリの意思を尊重すると言えば、アイリは小さく微笑んで。
「ん、ありがとう」
私にキスをした。
だろうな。
わかっていたよ、お前なら引き受けると。
一度断ったのも、心配する私を想ってのことだろう。
「無理は絶対にするなよ?」
「絶対にしないわ。というかミナトがさせてくれないわよ。」
「それもそうだな」
なんて、二人で笑い合った。
さてはて、忙しくなりそうだな。
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