同期会 オリヴィエ百合夢
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「寒くないか?」
「大丈夫、ありがとう」
同期会当日。
少し早めにセントラルシティへと赴く。
「セントラルシティ…久しぶりに来たわね」
「お前はそうかもしれないな」
駅から会場の居酒屋までは少し距離はあるが、そこは手を繋いで歩けば問題なしだ。
「あー!アイリ!オリヴィエ!」
不意に私たちを呼ぶ声に、そちらを見れば。
「サクラ!久しぶりー!」
今回の同期会の出席者であるサクラと。
「よぉオリヴィエ、やっと結婚したのかよお前ら」
「貴様もな、ミナト」
サクラの夫、ミナトだった。
「あ、[#dn=2#]少将様って呼んだ方がいいかなー?」
「退役してるんだから階級呼びは嫌よ!」
「いやそれ以前に、サクラももう軍人じゃねぇだろ」
アイリとサクラは話に花を咲かせ、キャッキャと楽しそうだ。
「アイリの奴、身体は大丈夫なのか?」
そんなアイリとサクラを見ているのは私だけではなく、ミナトもだった。
「あぁ。ただ季節の変わり目や気温の変化でたまに目が痛むらしい」
アイリの父に再生してもらったが、やはり後遺症は残ってしまった。
「痛みの度合いは?」
「それは本人じゃないから何とも言えんが、開けられないくらい痛む時があるようだ」
そういう時は頭痛も同時に起こり、しばらく動けなくなる。
「そうかー。あいつも無理したよな…」
ミナトはアイリを心配するように呟き、私もアイリの後ろ姿を見つめる。
「だがまぁ、ああして今は元気だからな」
あの時はアイリを失うかもしれない恐怖と不安だった。
だからこそ、今はああして笑っているから。
それでいい。
「惚気ですか」
「どこがだ阿呆」
「オリヴィエー!早くー!」
「ミナトも遅いよー!」
ミナトと話をしていたら、随分離されてしまったようで。
「うおぉお!!今日は飲み散らかすぞ!」
ミナトは元気良く走って行った。
「まったく…」
そんなミナトに呆れていると、アイリはこちらへ小走りで寄ってきて。
「早く早く!」
「ん?あぁ、わかったよ」
グイグイと私の腕を引っ張った。
私たちは再び手を繋ぎ、ミナトとサクラの背中を追った。
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「寒くないか?」
「大丈夫、ありがとう」
同期会当日。
少し早めにセントラルシティへと赴く。
「セントラルシティ…久しぶりに来たわね」
「お前はそうかもしれないな」
駅から会場の居酒屋までは少し距離はあるが、そこは手を繋いで歩けば問題なしだ。
「あー!アイリ!オリヴィエ!」
不意に私たちを呼ぶ声に、そちらを見れば。
「サクラ!久しぶりー!」
今回の同期会の出席者であるサクラと。
「よぉオリヴィエ、やっと結婚したのかよお前ら」
「貴様もな、ミナト」
サクラの夫、ミナトだった。
「あ、[#dn=2#]少将様って呼んだ方がいいかなー?」
「退役してるんだから階級呼びは嫌よ!」
「いやそれ以前に、サクラももう軍人じゃねぇだろ」
アイリとサクラは話に花を咲かせ、キャッキャと楽しそうだ。
「アイリの奴、身体は大丈夫なのか?」
そんなアイリとサクラを見ているのは私だけではなく、ミナトもだった。
「あぁ。ただ季節の変わり目や気温の変化でたまに目が痛むらしい」
アイリの父に再生してもらったが、やはり後遺症は残ってしまった。
「痛みの度合いは?」
「それは本人じゃないから何とも言えんが、開けられないくらい痛む時があるようだ」
そういう時は頭痛も同時に起こり、しばらく動けなくなる。
「そうかー。あいつも無理したよな…」
ミナトはアイリを心配するように呟き、私もアイリの後ろ姿を見つめる。
「だがまぁ、ああして今は元気だからな」
あの時はアイリを失うかもしれない恐怖と不安だった。
だからこそ、今はああして笑っているから。
それでいい。
「惚気ですか」
「どこがだ阿呆」
「オリヴィエー!早くー!」
「ミナトも遅いよー!」
ミナトと話をしていたら、随分離されてしまったようで。
「うおぉお!!今日は飲み散らかすぞ!」
ミナトは元気良く走って行った。
「まったく…」
そんなミナトに呆れていると、アイリはこちらへ小走りで寄ってきて。
「早く早く!」
「ん?あぁ、わかったよ」
グイグイと私の腕を引っ張った。
私たちは再び手を繋ぎ、ミナトとサクラの背中を追った。
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