同期会 オリヴィエ百合夢
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「あ、来週同期会よね」
「そういえばそうだな」
「久しぶりにみんなと会うの楽しみだなぁ」
「確かに以前は忙しさから参加も出来なかったからな」
同期会を来週に控えたある日。
我が城の食堂で働く妻が入れたコーヒーを嗜んでいた。
奴らは私たちの予定を中心に同期会を開催してくれるんだが、直前になって行けなかったり時間が取れなかったりとなかなか出席出来なかった。
しかしそれについて文句を言う奴らではなく、こちらの忙しさを汲んでくれる良き友人たちだ。
「もう軍人でもないし、ハメ外して飲みまくるから介抱よろしくね」
「阿呆。急性アルコール中毒を舐めるな。ハメは外さず飲みまくれ」
クスクスと楽しそうに笑うアイリに、自然と笑みが零れる。
「さて、そろそろ行くか」
コーヒーを飲み終え、立ち上がると。
「ん?」
アイリは辺りを見回して、手招きをして。
「なん––––」
だ、とは続かず。
「ふ…っ」
離れようとしたアイリの後頭部を押さえ、舌を絡め取る。
時間にして数秒、といったところだろう。
「では、行ってくる」
離れれば透明の糸が伝い、プツリと切れた。
「すぐそうやって深いやつにするー…」
私の背中に文句を言ってきたので、立ち止まり横目でアイリを見つめて。
「妻からのキスに軽いもので我慢など出来るか」
ニヤリと笑ってやれば、アイリは顔を真っ赤にさせた。
「その顔のまま男共の対応するなよ?」
「わかってますぅー!」
釘を刺して、ようやく私も仕事を再開した。
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「あ、来週同期会よね」
「そういえばそうだな」
「久しぶりにみんなと会うの楽しみだなぁ」
「確かに以前は忙しさから参加も出来なかったからな」
同期会を来週に控えたある日。
我が城の食堂で働く妻が入れたコーヒーを嗜んでいた。
奴らは私たちの予定を中心に同期会を開催してくれるんだが、直前になって行けなかったり時間が取れなかったりとなかなか出席出来なかった。
しかしそれについて文句を言う奴らではなく、こちらの忙しさを汲んでくれる良き友人たちだ。
「もう軍人でもないし、ハメ外して飲みまくるから介抱よろしくね」
「阿呆。急性アルコール中毒を舐めるな。ハメは外さず飲みまくれ」
クスクスと楽しそうに笑うアイリに、自然と笑みが零れる。
「さて、そろそろ行くか」
コーヒーを飲み終え、立ち上がると。
「ん?」
アイリは辺りを見回して、手招きをして。
「なん––––」
だ、とは続かず。
「ふ…っ」
離れようとしたアイリの後頭部を押さえ、舌を絡め取る。
時間にして数秒、といったところだろう。
「では、行ってくる」
離れれば透明の糸が伝い、プツリと切れた。
「すぐそうやって深いやつにするー…」
私の背中に文句を言ってきたので、立ち止まり横目でアイリを見つめて。
「妻からのキスに軽いもので我慢など出来るか」
ニヤリと笑ってやれば、アイリは顔を真っ赤にさせた。
「その顔のまま男共の対応するなよ?」
「わかってますぅー!」
釘を刺して、ようやく私も仕事を再開した。
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