戦闘査定 オリヴィエ百合夢
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それから2試合、アイリの圧勝で終わった。
アイリは舞台から降りることなく、次なる国家錬金術師を待つ。
「本日のメインイベントォ!!赤コーナー!!“天剣の錬金術師”クロノ・アルバート!!」
4戦目、ついにクロノの出番が来た。
名乗りを受けたクロノが舞台に上がると。
期待してるぞぉお!!
お前に賭けてるんだから絶対に勝てよ!!!
負けたら承知しねぇぞ!!
などなどの歓声が。
「勝てるでしょうか…」
「大丈夫さ。」
リザがロイへとそう問うと、ロイは問題ないとクロノを信用しているが。
「どうかな?セイフォードの奴もなかなかやるぞ」
ドカッとロイの隣の椅子に座ったオリヴィエ。
「確かに“雷鳴”は厄介ですが、捕まらなければいいんですよ。」
こんな狭い練兵場で、本気の“雷鳴”なんて使えるわけがない、と。
余裕のロイにオリヴィエはニヤリと笑み。
「“雷鳴”だけがあいつの全てじゃないからな」
なんて意味深な言葉を含ませた。
「「??」」
ロイとリザは顔を見合わせ、首を傾げた。
「まさかあなたと戦うことになるなんてね」
「まったくですよ。申し訳ありませんが、有給休暇はなしの方向で」
クロノは錬成陣が描かれている軍手をはめる。
お互い睨み合って。
「READY FIGHT!!」
ゴングが鳴らされた。
「ふっ!!」
クロノがグッと拳を握り、錬成された“氷の刀”でアイリの左側へ斬りかかる。
アイリは右手で指を鳴らし、そのまま右手…素手で氷の刀へと手を伸ばした。
「ッ!!正気ですか!!少将!!」
このままでは斬り裂いてしまう。
焦るクロノに、アイリは微笑んで。
「あなたこそ、そんな“鋒”を握っていて大丈夫?」
そう言った瞬間。
「う…ッッ……そだろ………ッッ」
錬成反応が起こり、クロノが握っていた柄が刃へと錬成された。
クロノはバッと離し、アイリは自分のものにした氷の刃を振り上げた。
「その体勢で躱せる?」
「ッッ!!!」
アイリから距離を取ったが、氷の刀だったはずのものが。
ドン ドン ドン ドン
氷の銃へと変わっていて。
4発放たれた。
そのうちの1発がクロノの頭に命中。
氷の弾ではなく、水だった。
「実弾だったらあなた今、死んだわよ」
氷の銃は分解され、空気中に消えて行った。
頭からポタポタと滴る水。
ロイをチラリと見る。
ロイは目を見開き、青ざめていた。
チラリとヒューズを見る。
ヒューズも同様に青ざめてはいるが、負けるな!と口パクをする。
クロノはため息を零して。
「…実弾じゃないので問題なしですよ」
濡れた髪をかき上げた。
「………」
「少尉、顔が赤いよ」
「…気のせいです」
そんなクロノをカッコ良すぎる…と一人頬を赤らめるリザだった…。
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それから2試合、アイリの圧勝で終わった。
アイリは舞台から降りることなく、次なる国家錬金術師を待つ。
「本日のメインイベントォ!!赤コーナー!!“天剣の錬金術師”クロノ・アルバート!!」
4戦目、ついにクロノの出番が来た。
名乗りを受けたクロノが舞台に上がると。
期待してるぞぉお!!
お前に賭けてるんだから絶対に勝てよ!!!
負けたら承知しねぇぞ!!
などなどの歓声が。
「勝てるでしょうか…」
「大丈夫さ。」
リザがロイへとそう問うと、ロイは問題ないとクロノを信用しているが。
「どうかな?セイフォードの奴もなかなかやるぞ」
ドカッとロイの隣の椅子に座ったオリヴィエ。
「確かに“雷鳴”は厄介ですが、捕まらなければいいんですよ。」
こんな狭い練兵場で、本気の“雷鳴”なんて使えるわけがない、と。
余裕のロイにオリヴィエはニヤリと笑み。
「“雷鳴”だけがあいつの全てじゃないからな」
なんて意味深な言葉を含ませた。
「「??」」
ロイとリザは顔を見合わせ、首を傾げた。
「まさかあなたと戦うことになるなんてね」
「まったくですよ。申し訳ありませんが、有給休暇はなしの方向で」
クロノは錬成陣が描かれている軍手をはめる。
お互い睨み合って。
「READY FIGHT!!」
ゴングが鳴らされた。
「ふっ!!」
クロノがグッと拳を握り、錬成された“氷の刀”でアイリの左側へ斬りかかる。
アイリは右手で指を鳴らし、そのまま右手…素手で氷の刀へと手を伸ばした。
「ッ!!正気ですか!!少将!!」
このままでは斬り裂いてしまう。
焦るクロノに、アイリは微笑んで。
「あなたこそ、そんな“鋒”を握っていて大丈夫?」
そう言った瞬間。
「う…ッッ……そだろ………ッッ」
錬成反応が起こり、クロノが握っていた柄が刃へと錬成された。
クロノはバッと離し、アイリは自分のものにした氷の刃を振り上げた。
「その体勢で躱せる?」
「ッッ!!!」
アイリから距離を取ったが、氷の刀だったはずのものが。
ドン ドン ドン ドン
氷の銃へと変わっていて。
4発放たれた。
そのうちの1発がクロノの頭に命中。
氷の弾ではなく、水だった。
「実弾だったらあなた今、死んだわよ」
氷の銃は分解され、空気中に消えて行った。
頭からポタポタと滴る水。
ロイをチラリと見る。
ロイは目を見開き、青ざめていた。
チラリとヒューズを見る。
ヒューズも同様に青ざめてはいるが、負けるな!と口パクをする。
クロノはため息を零して。
「…実弾じゃないので問題なしですよ」
濡れた髪をかき上げた。
「………」
「少尉、顔が赤いよ」
「…気のせいです」
そんなクロノをカッコ良すぎる…と一人頬を赤らめるリザだった…。
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