聖夜の奇跡 オリヴィエ百合夢
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「あれ?セイフォード少将じゃないですか」
「あら、こんなところで会うなんて」
イベントも終盤に差し掛かった時、ふとアイリの名を呼ぶ声が聞こえてそちらを見れば。
「テオ君」
一人でいるテオがいた。
「リザさんもお疲れさんです」
「ありがとう。エドワード君たちは一緒じゃないの?」
いつも一緒にいるエルリック兄弟の姿が見えないことに、リザが問いかけると。
「あいつらはリゼンブールに一時帰宅だよ。イヴだし、プレゼントの一つや二つ買ってたまには帰ってやれって言ったら、渋々だけど帰った」
そう答え、ケラケラ笑った。
「あなたは一緒に行かなかったのね?」
今度はアイリが問いかける。
「家族団欒を邪魔するわけにもいかないので」
だから一人でリア充どもを見てた、と。
「暇ねぇ」
「そういう少将だって相手いないっしょ」
「悪かったわね!クソ坊主!」
「寂しいイヴですよねー!」
「うるっさいっつの!」
ギャアギャアとアイリと戯れ合う二人を見つめ、リザは苦笑を零す。
アイリはそんなリザを横目で見つめ、小さく笑みを浮かべて。
「リザ、今日はもう上がっていいわよ」
そう言うと。
「え?」
リザはきょとん顔を浮かべた。
「この小生意気な小坊主に、食事でも奢ってやって?」
「え…いや、オレはもう宿に戻りますよ」
テオはギョッとして焦り出す。
「先ほども申しましたが、少将がまだ上がらないのでしたら私もまだ上がれません」
リザはリザで、アイリはまだ仕事中だから上がらないと譲らないが。
「そう?じゃあ言い方を変えるわ」
「「え…」」
アイリは綺麗な笑みを浮かべて。
「もう上がってちょうだい。これ命令」
と、また権力を乱用させた…。
「いえ待ってください少将…従いかねます…」
「じゃあ命令違反で軍法会議にかけるわね」
青ざめるリザと、ニコニコ笑顔のアイリ。
「うん待って、オレの意思は…?」
「若い女性がイヴを独りで過ごそうとしてるのに、あなたは何とも思わないの?」
「いやいや、少将いやいや。それはさぁ…」
アイリは目を細め、そして…。
「あなたたちが今こうして顔を合わせているのは偶然ではなく、イヴの奇跡。かもしれないわよ?」
というアイリの言葉に二人は顔を見合わせて。
「…今から予約しても待ち時間があると思うけど、どうかしら?」
リザがテオを誘うと。
「あー…うん…まぁ…うん…。どっか暖かい場所で待てばいいか」
テオも視線を逸らし、リザの誘いを受けた。
「さぁさ、リア充は行った行った!」
そうして。
「お先に失礼致します。少将も早めに上がってくださいね?」
「えぇ、大丈夫よ。」
リザはテオと人混みの中へと消えて行った…。
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「あれ?セイフォード少将じゃないですか」
「あら、こんなところで会うなんて」
イベントも終盤に差し掛かった時、ふとアイリの名を呼ぶ声が聞こえてそちらを見れば。
「テオ君」
一人でいるテオがいた。
「リザさんもお疲れさんです」
「ありがとう。エドワード君たちは一緒じゃないの?」
いつも一緒にいるエルリック兄弟の姿が見えないことに、リザが問いかけると。
「あいつらはリゼンブールに一時帰宅だよ。イヴだし、プレゼントの一つや二つ買ってたまには帰ってやれって言ったら、渋々だけど帰った」
そう答え、ケラケラ笑った。
「あなたは一緒に行かなかったのね?」
今度はアイリが問いかける。
「家族団欒を邪魔するわけにもいかないので」
だから一人でリア充どもを見てた、と。
「暇ねぇ」
「そういう少将だって相手いないっしょ」
「悪かったわね!クソ坊主!」
「寂しいイヴですよねー!」
「うるっさいっつの!」
ギャアギャアとアイリと戯れ合う二人を見つめ、リザは苦笑を零す。
アイリはそんなリザを横目で見つめ、小さく笑みを浮かべて。
「リザ、今日はもう上がっていいわよ」
そう言うと。
「え?」
リザはきょとん顔を浮かべた。
「この小生意気な小坊主に、食事でも奢ってやって?」
「え…いや、オレはもう宿に戻りますよ」
テオはギョッとして焦り出す。
「先ほども申しましたが、少将がまだ上がらないのでしたら私もまだ上がれません」
リザはリザで、アイリはまだ仕事中だから上がらないと譲らないが。
「そう?じゃあ言い方を変えるわ」
「「え…」」
アイリは綺麗な笑みを浮かべて。
「もう上がってちょうだい。これ命令」
と、また権力を乱用させた…。
「いえ待ってください少将…従いかねます…」
「じゃあ命令違反で軍法会議にかけるわね」
青ざめるリザと、ニコニコ笑顔のアイリ。
「うん待って、オレの意思は…?」
「若い女性がイヴを独りで過ごそうとしてるのに、あなたは何とも思わないの?」
「いやいや、少将いやいや。それはさぁ…」
アイリは目を細め、そして…。
「あなたたちが今こうして顔を合わせているのは偶然ではなく、イヴの奇跡。かもしれないわよ?」
というアイリの言葉に二人は顔を見合わせて。
「…今から予約しても待ち時間があると思うけど、どうかしら?」
リザがテオを誘うと。
「あー…うん…まぁ…うん…。どっか暖かい場所で待てばいいか」
テオも視線を逸らし、リザの誘いを受けた。
「さぁさ、リア充は行った行った!」
そうして。
「お先に失礼致します。少将も早めに上がってくださいね?」
「えぇ、大丈夫よ。」
リザはテオと人混みの中へと消えて行った…。
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