可愛い人 リザさん百合夢
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それから数ヶ月後。
「くっくっ、よもや貴様が殴られるとはな」
「あなたのほうが手前に居たのにも関わらず、私の前に来てパーンだもんね。嫌になっちゃう」
私とオリヴィエ、クレミン准将の名で三名の将官を告発した。
罪状は“情報漏洩”
軍の重要機密を、西に隣接しているクレタ国に流していた。
で、まぁ私が報告を受けた時はまだ疑いだったから。
それでオリヴィエとクレミン准将の三人で極秘に調査した結果、真っ黒でした。と。
で、連行され際にオリヴィエをチラッと見てから私の前に立ち、パーンと平手打ちを受けました。
躱せたんだけどね。
でも、なんかあった時に先に殴られたほうが良いかなぁと思って。
オリヴィエは表情が鬼だから、殴ったらやばいってわかってるんでしょうね。
「そういえば、ホークアイからコーヒーやら果物やら肉やら阿保みたいに届いたぞ」
オリヴィエが私のトレカを引き当てた後、お返しをしないとって言っていた。
「私のカードを引き当ててくれたお礼よ。帰ってからもずっと見てたもの」
「あんな1つ100センズの物に、いくらの返しをするんだまったく。あいつもまた阿保だな」
呆れるようにため息を吐いてるオリヴィエを見て、クスクス笑う。
コンコン
『マスタング大佐です、セイフォード少将はいらっしゃいますか?』
「!居るわよ。入って」
『失礼します』
控えめな音を立てて入って来たのは。
「!アームストロング少将もいらっしゃったんですね」
「ああ」
「お疲れ…さ…ま……」
ロイ君とリザで。
リザは私を見るなり固まった。
私の頬に貼られてる湿布が原因ね。
「マスタングの青二才が、何の用だ」
「今回の告発の件について、詳しくお聞きしたくて参りました」
リザが私に駆け寄りたいって表情を浮かべながらチラチラとロイ君を見てる。
ロイ君はオリヴィエとの会話で気づいてないから。
「リーザ」
「っ!」
私がちょいちょいと手招きをすれば、駆け寄ってきて。
「っこれはどうされたんですか?」
湿布を貼ってるほうの私の頬に優しく触れた。
「告発した時に、苦し紛れに殴られたの」
「なぐ…られた…」
「私のほうが手前に居たのに、わざわざアイリの前に来てな」
「腹立つわよね」
オリヴィエがクツクツ笑ってそう言い、私は頬を膨らませる。
「アームストロング少将よりもセイフォード少将のほうが害がないと思われたんでしょうね」
「なんだ貴様、喧嘩を売っているのか」
「事実を申し上げたまでですよ」
ロイ君はオリヴィエを揶揄い、オリヴィエは眉間に皺を寄せてロイ君を睨む。
「…避けられなかったんですか?」
「躱せたけど、殴られたほうが後々有利になるかなぁって思って」
「…っ」
ロイ君やオリヴィエがいるのに、リザは心配そうに私を見上げて。
「っどうしてあなたはすぐ怪我をするんですか…!」
ちょっと怒った。
可愛い。
可愛いすぎてもう可愛い。
「顔がニヤけてるぞ阿呆」
「だって可愛すぎてヤバい」
「セイフォード少将!私は怒ってるんですよ!」
「えぇ、わかってる。ごめんね?」
私を心配して怒ってるリザの額にキスを落とすと。
「……っ…っ」
「…やだちょっと誰もリザを見ないで」
リザは顔を真っ赤にさせた。
ふにゃってなりそうなのを必死に抑えようとしてるのが可愛すぎて誰にも見せたくないから、抱き締めることでリザを見せないように隠した。
「じゃあ場を弁えろ」
「毅然と立ち振る舞うホークアイ中尉が崩れてる…」
オリヴィエはまた呆れてため息を零して、ロイ君は苦笑いを零した。
まぁ、それからは告発内容を話せる部分だけを話した。
「そうだ、ホークアイ。コーヒーやら肉やら返ってすまなかったな」
「あ、いえ。私こそありがとうございました。くださったカードはちゃんと飾ってあります」
「…飾るほどのものなのか」
「前回のカードと一緒に飾ってあるみたい」
「今度見に行っても?」
「私が居る時にじゃないとダメだから」
「もちろんいらっしゃる時に」
「ならば私もお邪魔しようか」
「あら珍しい。じゃあ何かご馳走でも作りましょうね、リザ」
「ですね」
なんて他愛のない会話をしながら。
「さて、私は一度北に戻るとしよう」
「えぇ、またね」
「では近いうちに」
「お疲れ様でした、アームストロング少将」
オリヴィエが去って行って。
「我々も行こうか」
「あ、はい…」
ロイ君たちも東へ戻るようで。
リザは名残惜しそうに私から離れるから。
「…また」
「今日終わったら、会いに行くわ」
と言うと。
「はい、待ってます」
リザは視線を泳がせてから頬を赤らめ、小さく笑った。
「…ねー、もう本当にロイ君の副官なんて辞めて私の副官にならない?」
で、それを見たロイ君は。
「っ大佐「はっはっ、私情は挟むものではありませんよセイフォード少将」
リザの肩を抱き寄せたため。
「………」
「…すみません、調子に乗りました」
「わかればよろしい」
目を細めてロイ君を威嚇すれば、ロイ君は青褪めた表情を浮かべた。
そして。
「それでは失礼しました」
「えぇまたね」
ロイ君が先に執務室を出て。
「?」
リザは私へ振り返って。
「ん」
ちゅ、と軽くキスをしてくれた。
「…今夜、楽しみですね」
なんて。
言われたら。
「……ああもう…っなんでそんなに可愛いの…?もう可愛すぎてつらい…」
あまりの可愛さと沸き立つ欲情に、私は両手で顔を覆い隠した。
それから。
「早く抱きたい」
「心の中で仰ってください」
「だって可愛すぎでヤバいの。ねぇなんであんなに可愛いのかしら。もう本当、私の恋人さん可愛すぎてヤバいんだけど」
「語彙力が著しく低下してますよ。落ち着いてくださいセイフォード少将」
なかなか冷めない興奮に、クレミン准将に呆れられました。
END
それから数ヶ月後。
「くっくっ、よもや貴様が殴られるとはな」
「あなたのほうが手前に居たのにも関わらず、私の前に来てパーンだもんね。嫌になっちゃう」
私とオリヴィエ、クレミン准将の名で三名の将官を告発した。
罪状は“情報漏洩”
軍の重要機密を、西に隣接しているクレタ国に流していた。
で、まぁ私が報告を受けた時はまだ疑いだったから。
それでオリヴィエとクレミン准将の三人で極秘に調査した結果、真っ黒でした。と。
で、連行され際にオリヴィエをチラッと見てから私の前に立ち、パーンと平手打ちを受けました。
躱せたんだけどね。
でも、なんかあった時に先に殴られたほうが良いかなぁと思って。
オリヴィエは表情が鬼だから、殴ったらやばいってわかってるんでしょうね。
「そういえば、ホークアイからコーヒーやら果物やら肉やら阿保みたいに届いたぞ」
オリヴィエが私のトレカを引き当てた後、お返しをしないとって言っていた。
「私のカードを引き当ててくれたお礼よ。帰ってからもずっと見てたもの」
「あんな1つ100センズの物に、いくらの返しをするんだまったく。あいつもまた阿保だな」
呆れるようにため息を吐いてるオリヴィエを見て、クスクス笑う。
コンコン
『マスタング大佐です、セイフォード少将はいらっしゃいますか?』
「!居るわよ。入って」
『失礼します』
控えめな音を立てて入って来たのは。
「!アームストロング少将もいらっしゃったんですね」
「ああ」
「お疲れ…さ…ま……」
ロイ君とリザで。
リザは私を見るなり固まった。
私の頬に貼られてる湿布が原因ね。
「マスタングの青二才が、何の用だ」
「今回の告発の件について、詳しくお聞きしたくて参りました」
リザが私に駆け寄りたいって表情を浮かべながらチラチラとロイ君を見てる。
ロイ君はオリヴィエとの会話で気づいてないから。
「リーザ」
「っ!」
私がちょいちょいと手招きをすれば、駆け寄ってきて。
「っこれはどうされたんですか?」
湿布を貼ってるほうの私の頬に優しく触れた。
「告発した時に、苦し紛れに殴られたの」
「なぐ…られた…」
「私のほうが手前に居たのに、わざわざアイリの前に来てな」
「腹立つわよね」
オリヴィエがクツクツ笑ってそう言い、私は頬を膨らませる。
「アームストロング少将よりもセイフォード少将のほうが害がないと思われたんでしょうね」
「なんだ貴様、喧嘩を売っているのか」
「事実を申し上げたまでですよ」
ロイ君はオリヴィエを揶揄い、オリヴィエは眉間に皺を寄せてロイ君を睨む。
「…避けられなかったんですか?」
「躱せたけど、殴られたほうが後々有利になるかなぁって思って」
「…っ」
ロイ君やオリヴィエがいるのに、リザは心配そうに私を見上げて。
「っどうしてあなたはすぐ怪我をするんですか…!」
ちょっと怒った。
可愛い。
可愛いすぎてもう可愛い。
「顔がニヤけてるぞ阿呆」
「だって可愛すぎてヤバい」
「セイフォード少将!私は怒ってるんですよ!」
「えぇ、わかってる。ごめんね?」
私を心配して怒ってるリザの額にキスを落とすと。
「……っ…っ」
「…やだちょっと誰もリザを見ないで」
リザは顔を真っ赤にさせた。
ふにゃってなりそうなのを必死に抑えようとしてるのが可愛すぎて誰にも見せたくないから、抱き締めることでリザを見せないように隠した。
「じゃあ場を弁えろ」
「毅然と立ち振る舞うホークアイ中尉が崩れてる…」
オリヴィエはまた呆れてため息を零して、ロイ君は苦笑いを零した。
まぁ、それからは告発内容を話せる部分だけを話した。
「そうだ、ホークアイ。コーヒーやら肉やら返ってすまなかったな」
「あ、いえ。私こそありがとうございました。くださったカードはちゃんと飾ってあります」
「…飾るほどのものなのか」
「前回のカードと一緒に飾ってあるみたい」
「今度見に行っても?」
「私が居る時にじゃないとダメだから」
「もちろんいらっしゃる時に」
「ならば私もお邪魔しようか」
「あら珍しい。じゃあ何かご馳走でも作りましょうね、リザ」
「ですね」
なんて他愛のない会話をしながら。
「さて、私は一度北に戻るとしよう」
「えぇ、またね」
「では近いうちに」
「お疲れ様でした、アームストロング少将」
オリヴィエが去って行って。
「我々も行こうか」
「あ、はい…」
ロイ君たちも東へ戻るようで。
リザは名残惜しそうに私から離れるから。
「…また」
「今日終わったら、会いに行くわ」
と言うと。
「はい、待ってます」
リザは視線を泳がせてから頬を赤らめ、小さく笑った。
「…ねー、もう本当にロイ君の副官なんて辞めて私の副官にならない?」
で、それを見たロイ君は。
「っ大佐「はっはっ、私情は挟むものではありませんよセイフォード少将」
リザの肩を抱き寄せたため。
「………」
「…すみません、調子に乗りました」
「わかればよろしい」
目を細めてロイ君を威嚇すれば、ロイ君は青褪めた表情を浮かべた。
そして。
「それでは失礼しました」
「えぇまたね」
ロイ君が先に執務室を出て。
「?」
リザは私へ振り返って。
「ん」
ちゅ、と軽くキスをしてくれた。
「…今夜、楽しみですね」
なんて。
言われたら。
「……ああもう…っなんでそんなに可愛いの…?もう可愛すぎてつらい…」
あまりの可愛さと沸き立つ欲情に、私は両手で顔を覆い隠した。
それから。
「早く抱きたい」
「心の中で仰ってください」
「だって可愛すぎでヤバいの。ねぇなんであんなに可愛いのかしら。もう本当、私の恋人さん可愛すぎてヤバいんだけど」
「語彙力が著しく低下してますよ。落ち着いてくださいセイフォード少将」
なかなか冷めない興奮に、クレミン准将に呆れられました。
END
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