可愛い人 リザさん百合夢
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「え?またトレカを?」
「はい!すごい人気で、もっとバリエーションの増加や他の軍人とかも出して欲しい!という要望が多くて!」
「へー。私のトレカは何種類あるの?」
「セイフォード少将のトレカは一種類です!Uレアなで!」
「……ウルトラレアにしなくても」
ある日。
総務課の子が私の執務室に来て。
“トレーディングカード第二弾を作成します!”
と言ってきた。
物凄い人気だったようで、第二弾を希望する人が続出してるとかで。
で、私のカードのデザインは一種類だけらしく。
「セイフォード少将のカード狙いの方が多くて、落胆して仕事に戻っていく姿が何とも愛らしいというか」
「……ドSなのね、あなた」
ニコニコして結構鬼畜なことを言ってる…。
「それで、ですね!少将!」
「!な、なに?」
バンッとデスクに手を付き、ズイッと顔を近づけてきて。
「写真ください!」
私の写真を要求してきた。
「前も言ったと思うけど、写真なんて撮ったことないからないわよ」
「古い写真でもいいんですが…」
まぁ、ダブリスにある実家を探せば子供の頃の写真くらいはあるかもしれないけど。
…ダブリスに行くのはちょっと心の準備が必要。
「んー…ないわねぇ」
それ以外はねぇ…。
軍に入隊した時の全体写真?
…あんなアホが極まってた時のは嫌だし…。
「そうですか…」
ガクッと肩を落とす姿を見て、私は苦笑いを零す。
「ほら、国家錬金術師はまだたくさん居るでしょ?何も私に拘らなくても…」
「アメストリスが誇る最高の国家錬金術師のカードがないなんて、売れ行きに影響が出ますよ!」
「……な、なんか逆に恥ずかしいわね…」
アメストリスが誇る、なんて…。
そんな大袈裟に褒められたら逆に恥ずかしい…。
「あ!そうだ!アームストロング少将に写真あるか聞いてもらえませんか!?」
「え?オリヴィエに?あいつもないと思うわよ?」
オリヴィエのトレカも作りたいらしく私に連絡してほしい、と。
“そんなものあるわけがなかろう阿呆”とかほざきそうよね。
「でもまぁ、時間出来た時に連絡してみるわ」
「ありがとうございます!では失礼しました!」
私に敬礼をし、執務室を出て行った。
「写真か…」
私は椅子の背もたれに背中を預け、椅子を回転させる。
私の写真は前にトレカになったやつくらいしかない。
というか、撮った覚えがないからトレカのやつも知らなかったのよね…。
「今度リザの写真撮ろうかな」
トレカの写真はリザにあげたし、私もリザの写真がほしい。
「ちょっと良いカメラ買ってリザを撮りまくろうかしら」
ちょっと恥ずかしそうなリザとか。
あられもない姿とか。
「………」
……なんか色々想像したらヤバくなりそうだから、仕事に集中しないと。
グッと背中を伸ばし、私は仕事を再開した。
.
「え?またトレカを?」
「はい!すごい人気で、もっとバリエーションの増加や他の軍人とかも出して欲しい!という要望が多くて!」
「へー。私のトレカは何種類あるの?」
「セイフォード少将のトレカは一種類です!Uレアなで!」
「……ウルトラレアにしなくても」
ある日。
総務課の子が私の執務室に来て。
“トレーディングカード第二弾を作成します!”
と言ってきた。
物凄い人気だったようで、第二弾を希望する人が続出してるとかで。
で、私のカードのデザインは一種類だけらしく。
「セイフォード少将のカード狙いの方が多くて、落胆して仕事に戻っていく姿が何とも愛らしいというか」
「……ドSなのね、あなた」
ニコニコして結構鬼畜なことを言ってる…。
「それで、ですね!少将!」
「!な、なに?」
バンッとデスクに手を付き、ズイッと顔を近づけてきて。
「写真ください!」
私の写真を要求してきた。
「前も言ったと思うけど、写真なんて撮ったことないからないわよ」
「古い写真でもいいんですが…」
まぁ、ダブリスにある実家を探せば子供の頃の写真くらいはあるかもしれないけど。
…ダブリスに行くのはちょっと心の準備が必要。
「んー…ないわねぇ」
それ以外はねぇ…。
軍に入隊した時の全体写真?
…あんなアホが極まってた時のは嫌だし…。
「そうですか…」
ガクッと肩を落とす姿を見て、私は苦笑いを零す。
「ほら、国家錬金術師はまだたくさん居るでしょ?何も私に拘らなくても…」
「アメストリスが誇る最高の国家錬金術師のカードがないなんて、売れ行きに影響が出ますよ!」
「……な、なんか逆に恥ずかしいわね…」
アメストリスが誇る、なんて…。
そんな大袈裟に褒められたら逆に恥ずかしい…。
「あ!そうだ!アームストロング少将に写真あるか聞いてもらえませんか!?」
「え?オリヴィエに?あいつもないと思うわよ?」
オリヴィエのトレカも作りたいらしく私に連絡してほしい、と。
“そんなものあるわけがなかろう阿呆”とかほざきそうよね。
「でもまぁ、時間出来た時に連絡してみるわ」
「ありがとうございます!では失礼しました!」
私に敬礼をし、執務室を出て行った。
「写真か…」
私は椅子の背もたれに背中を預け、椅子を回転させる。
私の写真は前にトレカになったやつくらいしかない。
というか、撮った覚えがないからトレカのやつも知らなかったのよね…。
「今度リザの写真撮ろうかな」
トレカの写真はリザにあげたし、私もリザの写真がほしい。
「ちょっと良いカメラ買ってリザを撮りまくろうかしら」
ちょっと恥ずかしそうなリザとか。
あられもない姿とか。
「………」
……なんか色々想像したらヤバくなりそうだから、仕事に集中しないと。
グッと背中を伸ばし、私は仕事を再開した。
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