ハガレン百合夢、リザさんお相手の長編です。
愛しき人よ リザさん百合長編夢
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「ホークアイ大尉、旦那……奥様から電話来てますよ」
「ありがとう、今行くわ」
お昼頃、アイリさんから電話が来た。
私はマスタング准将と共に、イシュヴァール政策に取り掛かっているから、イシュヴァールの地に居る事が多い。
アイリさんもそれを知っているからこちらに連絡をくれる。
「もしもし、病院どうだった?」
『鎮痛剤を変えてもらったわ。今の鎮痛剤は眠気が強いから』
寝坊したことを気にしてたみたいで、鎮痛剤を変えてもらった、と。
「気にしなくてもいいのに」
アイリさんの寝顔は正直な話、眼福だしね。
『そんなわけにはいかないの。妻として夫を支えないといけないのに、寝坊ってダメでしょ』
「そんなことより、私はその鎮痛剤がちゃんと効くのかのほうが気になるわ」
今までの鎮痛剤は眠気が出るにしても、ちゃんと効いていたし。
その前の鎮痛剤は効かなくて大変だったのよ。
『多分大丈夫よ』
「多分って何?もう…」
受話器の向こうからクスクス笑う声が聞こえる。
『もう少しでわかるの』
「?わかるって、何が?」
『痛みの予兆』
え。
嘘。
『ずっと研究してたのよ。どのタイミングで、どう痛みが出るのか。』
それをもう少しで解明出来そうだ、と。
「…それって…」
もしそれが解明出来たら、痛みが出る前に鎮痛剤を飲めるから。
痛みに苦しむ事が劇的に少なくなる、と。
「……どうして教えてくれなかったの」
『えー?だって家事の合間合間で研究してたから』
だからこんなに時間がかかった、と。
……本当に天才とはアイリさんのためにある言葉だとつくづく想ったわ…。
『だから、もう少し待っててね』
「待つ?何を待つの?」
アイリさんの言葉に首を傾げれば。
『えっち』
なんて答えられて。
「…ッバ…ッカ…ッ!!」
一瞬で顔が熱くなったわよ…。
「大尉、私もアイリさんに話があるん…だが…顔が真っ赤だよ…」
「…ッ!?マスタング准将!?」
…また絶妙なタイミングで来たわね…。
「…ッアイリさん!マスタング准将に代わりますから!!」
『あはっ!本当可愛いなぁもう』
…いつでもどこでも揶揄われるわ…。
「ただいま」
夕方、帰宅すれば。
「おかえりー」
先にアイリさんが帰宅していた。
玄関まで出迎えてくれて、ちゅ、とキスをする。
「今日どうだった?」
「もう良い人たちでね、なかなか有料化に納得してくれなくて大変だったわ」
本来は逆よね。
こちらが無料提供を呼びかけて、民間の方々が納得しない。が普通なのに。
「でも通常より安いけど、何とか納得してもらえたからよかった」
「民間の方々も、より住みやすい国にするために協力してくれてるのね」
軍服の上着を脱ぐと、アイリさんが受け取ってくれて寝室へ掛けに行く。
「有難いわよね、本当に」
アイリさんはクスクス笑み、キッチンに戻った。
その横に立って、一緒に夕食の準備をする。
私より背が高いアイリさんを見上げる。
こんな綺麗な人が私の妻だなんて。
それだけで自慢よね。
なんて思っていたら。
「!」
アイリさんも私の視線に気付き、数秒見つめ合って。
「…っ!」
ちゅ、と。
キスをして来た。
「あら?して欲しかったんじゃないのー?」
「ち、ちが…っ!」
くは…ないのだけど……っ!
アイリさんがこんな身体になってから、私たちはセックスをすることがなくなった。
こんな身体になった当初は毎日のように痛みと戦っていたし、合う鎮痛剤に出会うまでに副作用にも悩まされていた。
し、してる場合でも、暇もなかったというか…。
でも、もう少しで痛み出す予兆が掴めそうって言っていたから…。
もう少し…我慢…。
いえ、我慢って何よ。
まるで私が触れて欲しいみたいじゃない。
………ま、まぁ…触れては…欲しい…けど…。
「リザ?どうしたの?」
「ッ!いえ、いえ。何でもありません」
考え込んでしまっていたようで、顔を覗き込まれた…。
「えー?敬語になったってことは、何か焦っちゃうことでも考えてたんじゃないの?」
アイリさんはニヤニヤ笑い、肘で私を小突いてくる。
「そ、そそそんなわけないじゃないですか。ほら、夕食食べましょう」
「動揺がすごいわね」
もう…。
アイリさんには敵わないわ…。
「電気消すわね」
「えぇ」
夜、23時。
寝室へ行く私たち。
私は先にベッドへ行き、アイリさんが電気を消す。
「今日も一日お疲れ様でした」
「アイリさんも、お疲れ様でした」
今日一日を労い、笑う。
「……」
お昼頃の電話。
あの会話の内容がずっと頭から離れない。
…あんなことを言われなければ、今日も普通に過ぎたのに…。
いえ、夫婦だしそういうことがあるのも普通なんだけど…。
未だにアイリさんとの…その…セックスは特別な感覚があるの。
「……」
寝返りを打てば、アイリさんの綺麗な寝顔があって。
頬に触れると、アイリさんが私の手に自分の手を重ねてきてくれた。
「どうしたの?」
ゆっくり開く、空色の瞳とクリアな瞳。
「…今日…痛みが出なかったみたいね」
「?えぇ、今日は大丈夫だったわ」
優しい眼差し。
「………」
「リザ?」
愛おしい眼差し。
「…その…」
「なぁに?」
とても落ち着く声色。
「えと…」
「えー?何に緊張してるのよー?」
とても安らぐ声色。
「…や…やっぱり…あの…」
「んー?」
ドキドキと高鳴る心音。
顔が熱くなり始めて。
それでも真っ直ぐ、アイリさんを見つめて。
「……痛みの予兆が…わかるまでは…触れてもらえないの…?」
恥ずかしくて死にそうになりながら、そう問いかけた。
「え」
「…っ」
アイリさんがきょとんと私を見て。
「え?」
「……っだからその…っえと…っ」
ゴニョゴニョと濁す私に覆い被さって来て。
「いいの?」
逆に聞いてきた。
「え?」
今度は私がきょとんとする。
「私の体の痛みと目の痛みを気にして、無理をさせないようにしてるんだって思ってた…」
待て、をさせられていたと思ってたみたいで。
「…私は最中に体や目が痛みが出て…中途半端になると困るからだろうと思ってたわ…」
どうやらお互いを想い過ぎて、すれ違ってたみたいで。
「何よもー…。いいならいいって言ってよもー…」
「…私は結構誘ってたと思うけど…」
「そうよ!だから我慢するの大変だったんだからね!」
プンプンと怒ってるアイリさんが可愛くて、クスクスと笑えば。
「ぁん…っん…っ」
突然服の上から胸の先に触れられて、体が跳ねた…。
「半年ぶりだから、覚悟しなさいね?」
「…痛みが出たら辞めて休んでね…?」
「嫌。痛みが出ても辞めないわ」
「ん…っそれは…っや…っめ…っあ…っ…あ…っ」
その日。
私たちは半年ぶりの熱に酔い痴れた。
アイリさんの熱を感じたくて。
アイリさんの艶やかな眼差しから視線を外せずに。
「あ…っアイリさ…っまた…っイ…っく…っ!」
「えぇ…いいわ…」
何度も何度も。
お互いの熱を分かち合った。
.
「ホークアイ大尉、旦那……奥様から電話来てますよ」
「ありがとう、今行くわ」
お昼頃、アイリさんから電話が来た。
私はマスタング准将と共に、イシュヴァール政策に取り掛かっているから、イシュヴァールの地に居る事が多い。
アイリさんもそれを知っているからこちらに連絡をくれる。
「もしもし、病院どうだった?」
『鎮痛剤を変えてもらったわ。今の鎮痛剤は眠気が強いから』
寝坊したことを気にしてたみたいで、鎮痛剤を変えてもらった、と。
「気にしなくてもいいのに」
アイリさんの寝顔は正直な話、眼福だしね。
『そんなわけにはいかないの。妻として夫を支えないといけないのに、寝坊ってダメでしょ』
「そんなことより、私はその鎮痛剤がちゃんと効くのかのほうが気になるわ」
今までの鎮痛剤は眠気が出るにしても、ちゃんと効いていたし。
その前の鎮痛剤は効かなくて大変だったのよ。
『多分大丈夫よ』
「多分って何?もう…」
受話器の向こうからクスクス笑う声が聞こえる。
『もう少しでわかるの』
「?わかるって、何が?」
『痛みの予兆』
え。
嘘。
『ずっと研究してたのよ。どのタイミングで、どう痛みが出るのか。』
それをもう少しで解明出来そうだ、と。
「…それって…」
もしそれが解明出来たら、痛みが出る前に鎮痛剤を飲めるから。
痛みに苦しむ事が劇的に少なくなる、と。
「……どうして教えてくれなかったの」
『えー?だって家事の合間合間で研究してたから』
だからこんなに時間がかかった、と。
……本当に天才とはアイリさんのためにある言葉だとつくづく想ったわ…。
『だから、もう少し待っててね』
「待つ?何を待つの?」
アイリさんの言葉に首を傾げれば。
『えっち』
なんて答えられて。
「…ッバ…ッカ…ッ!!」
一瞬で顔が熱くなったわよ…。
「大尉、私もアイリさんに話があるん…だが…顔が真っ赤だよ…」
「…ッ!?マスタング准将!?」
…また絶妙なタイミングで来たわね…。
「…ッアイリさん!マスタング准将に代わりますから!!」
『あはっ!本当可愛いなぁもう』
…いつでもどこでも揶揄われるわ…。
「ただいま」
夕方、帰宅すれば。
「おかえりー」
先にアイリさんが帰宅していた。
玄関まで出迎えてくれて、ちゅ、とキスをする。
「今日どうだった?」
「もう良い人たちでね、なかなか有料化に納得してくれなくて大変だったわ」
本来は逆よね。
こちらが無料提供を呼びかけて、民間の方々が納得しない。が普通なのに。
「でも通常より安いけど、何とか納得してもらえたからよかった」
「民間の方々も、より住みやすい国にするために協力してくれてるのね」
軍服の上着を脱ぐと、アイリさんが受け取ってくれて寝室へ掛けに行く。
「有難いわよね、本当に」
アイリさんはクスクス笑み、キッチンに戻った。
その横に立って、一緒に夕食の準備をする。
私より背が高いアイリさんを見上げる。
こんな綺麗な人が私の妻だなんて。
それだけで自慢よね。
なんて思っていたら。
「!」
アイリさんも私の視線に気付き、数秒見つめ合って。
「…っ!」
ちゅ、と。
キスをして来た。
「あら?して欲しかったんじゃないのー?」
「ち、ちが…っ!」
くは…ないのだけど……っ!
アイリさんがこんな身体になってから、私たちはセックスをすることがなくなった。
こんな身体になった当初は毎日のように痛みと戦っていたし、合う鎮痛剤に出会うまでに副作用にも悩まされていた。
し、してる場合でも、暇もなかったというか…。
でも、もう少しで痛み出す予兆が掴めそうって言っていたから…。
もう少し…我慢…。
いえ、我慢って何よ。
まるで私が触れて欲しいみたいじゃない。
………ま、まぁ…触れては…欲しい…けど…。
「リザ?どうしたの?」
「ッ!いえ、いえ。何でもありません」
考え込んでしまっていたようで、顔を覗き込まれた…。
「えー?敬語になったってことは、何か焦っちゃうことでも考えてたんじゃないの?」
アイリさんはニヤニヤ笑い、肘で私を小突いてくる。
「そ、そそそんなわけないじゃないですか。ほら、夕食食べましょう」
「動揺がすごいわね」
もう…。
アイリさんには敵わないわ…。
「電気消すわね」
「えぇ」
夜、23時。
寝室へ行く私たち。
私は先にベッドへ行き、アイリさんが電気を消す。
「今日も一日お疲れ様でした」
「アイリさんも、お疲れ様でした」
今日一日を労い、笑う。
「……」
お昼頃の電話。
あの会話の内容がずっと頭から離れない。
…あんなことを言われなければ、今日も普通に過ぎたのに…。
いえ、夫婦だしそういうことがあるのも普通なんだけど…。
未だにアイリさんとの…その…セックスは特別な感覚があるの。
「……」
寝返りを打てば、アイリさんの綺麗な寝顔があって。
頬に触れると、アイリさんが私の手に自分の手を重ねてきてくれた。
「どうしたの?」
ゆっくり開く、空色の瞳とクリアな瞳。
「…今日…痛みが出なかったみたいね」
「?えぇ、今日は大丈夫だったわ」
優しい眼差し。
「………」
「リザ?」
愛おしい眼差し。
「…その…」
「なぁに?」
とても落ち着く声色。
「えと…」
「えー?何に緊張してるのよー?」
とても安らぐ声色。
「…や…やっぱり…あの…」
「んー?」
ドキドキと高鳴る心音。
顔が熱くなり始めて。
それでも真っ直ぐ、アイリさんを見つめて。
「……痛みの予兆が…わかるまでは…触れてもらえないの…?」
恥ずかしくて死にそうになりながら、そう問いかけた。
「え」
「…っ」
アイリさんがきょとんと私を見て。
「え?」
「……っだからその…っえと…っ」
ゴニョゴニョと濁す私に覆い被さって来て。
「いいの?」
逆に聞いてきた。
「え?」
今度は私がきょとんとする。
「私の体の痛みと目の痛みを気にして、無理をさせないようにしてるんだって思ってた…」
待て、をさせられていたと思ってたみたいで。
「…私は最中に体や目が痛みが出て…中途半端になると困るからだろうと思ってたわ…」
どうやらお互いを想い過ぎて、すれ違ってたみたいで。
「何よもー…。いいならいいって言ってよもー…」
「…私は結構誘ってたと思うけど…」
「そうよ!だから我慢するの大変だったんだからね!」
プンプンと怒ってるアイリさんが可愛くて、クスクスと笑えば。
「ぁん…っん…っ」
突然服の上から胸の先に触れられて、体が跳ねた…。
「半年ぶりだから、覚悟しなさいね?」
「…痛みが出たら辞めて休んでね…?」
「嫌。痛みが出ても辞めないわ」
「ん…っそれは…っや…っめ…っあ…っ…あ…っ」
その日。
私たちは半年ぶりの熱に酔い痴れた。
アイリさんの熱を感じたくて。
アイリさんの艶やかな眼差しから視線を外せずに。
「あ…っアイリさ…っまた…っイ…っく…っ!」
「えぇ…いいわ…」
何度も何度も。
お互いの熱を分かち合った。
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