ハガレン 旧拍手文置き場
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『会食後』
「入ってー」
「お邪魔しまーす」
「お邪魔します」
アイリさんの市長たちとの会食後、レベッカと二人でアイリさんのご自宅へ行く。
「おわぁ!広ーい!」
「ふふっ、それなりのお給料もらってますから。レベッカ、寝室はこの部屋を使ってね」
「あ、はーい」
アイリさんはレベッカを寝室へ案内する。
私も今日はレベッカと同じ部屋で眠る。
さすがに一人で寝かせるわけにはいかないから。
アイリさんもそれをわかってるから、大きめのベッドがある客室へと案内してくれたの。
「いいんですか?リザと寝て」
「あら。私の恋人さんに何かするつもり?」
ニヤニヤ笑いながらレベッカが言うと、アイリさんもニヤニヤ笑った。
「えー、あんなことやこんなこと?」
「断固としてお断りします」
「あははっ、本人に断られちゃったわね」
アイリさんは冷蔵庫を開けて。
「ちょっと付き合ってくれない?」
お酒を見せてきた。
「もちろんですよ!」
「私も「リザはジュースね」……」
レベッカにはお酒を渡して、私にジュース…。
あの同期会がダメだったわね…。
「セイフォード少将って、いつ頃リザを好きになったんですか?」
「え?」
飲み始めて少ししたら、レベッカは不意にそんなことをアイリさんに聞いた。
「ちょっとレベッカ…あなたは何を…」
なんて言ったけど…ちょっと聞きたい…。
「そうねぇ」
アイリさんはグラスに入ったお酒を見つめて。
「自覚したのは、ホワイトデーの時かしら」
小さく笑む。
「…あの時ですか」
「あー、ホワイトデーの時ですか。リザがセイフォード少将からお返しもらったってはしゃぎ散らしてた時の」
「…はしゃぎ散らしてなんていません。」
レベッカもお酒を煽り、ニヤニヤ笑う。
まったく…レベッカの私に関しての物事を盛る癖を何とかしてほしいものね…。
「セイフォード少将からもらったマスコットキーホルダー、大切に飾ってるんでしょ?」
「あらそうなの?どこかに付けてくれればいいのに」
「…勿体無くて付けられません」
あのハヤテ号をモチーフにしたマスコットキーホルダー。
汚れたら嫌だからケースに入れて飾ってある。
ただ気になっているのは、中央司令部のみんなはどんなマスコットキーホルダーを作ったのか。
「他の方々にはどんなキーホルダーにしたんですか?」
「え?」
私が問うと、アイリさんはきょとんとした表情を浮かべた。
「え?」
私もきょとん顔をして、レベッカと顔を見合わせる。
「なぁに、みんなにマスコットあげたと思ってたのー?」
「え?違うんですか?」
アイリさんはクスクス笑って。
「みんなには、パティシエの友人に頼んで作ってもらったチョコレートを渡してね」
カランとグラスの中の氷が鳴り、アイリさんが放った言葉は。
「リザだけに、ちゃんと自分で焼いたクッキーと自分で縫ったマスコットを渡しました」
だった。
「……嘘……」
うそ、うそ。
本当に?
あの時から私を特別扱いしてくれていたの?
「嘘吐いてどうするのよー。」
アイリさんはまたクスクス笑い、レベッカはニヤニヤ笑いながら私を見て。
「あんた、今嬉しさが爆発しそうでしょ」
ツンツン、と頬を突かれた。
「…っそれは…当たり前でしょ…っ」
レベッカにそう言われ、顔が熱くなる。
嬉しすぎる。
どうしよう。
嬉しすぎておかしくなりそう。
だって、私だけのためにクッキーを焼いてマスコットまで作ってくれたのよ?
しかも交際する前に。
私を想い、私だけに。
これで嬉しくない人いる?
あのマスコットキーホルダー、ますます付けれないじゃない。
「本当ラブラブですねぇ」
「そうなの。ラブラブなのよ私たち」
レベッカとアイリさんは楽しそうに笑って、一時間くらい盛り上がったところで。
「あ、っと。ごめん、私は明日も仕事だから今日はもう休ませてもらうわね」
アイリさんが時計を見て立ち上がった。
「あ、はい。私たちも始発に乗らないといけないから寝ましょうか」
「そうね」
私とレベッカはお客様用の部屋へ行って。
「おやすみ、リザ、レベッカ」
「おやすみなさい、セイフォード少将」
「おやすみなさいアイリさん」
アイリさんは自室へと入って行った。
「はぁー、今日は楽しかったー」
「えぇ、楽しかったわね」
レベッカとベッドへと身を沈めて、天井を見る。
「リザ、交際する前から特別扱いされて嬉しくて叫びそうになったでしょ?」
「嬉しかったのは事実だけど、叫びそうになんてならないわよ…」
顔が尋常じゃないくらい熱くなったけど…。
「でもなんかいいなー。あんたたちのラブラブさを見てると私まで幸せになる」
お互いを想い合う私たちを羨ましいと思う反面、自分も幸せな気分になるとレベッカが言った。
「あなたにも必ず良い人が現れるわよ」
「そう願う!」
なんて笑い合って。
「おやすみー、リザ」
「おやすみなさい、レベッカ」
私たちも眠りに就いた。
「……眠れない」
なんだか寝付けない。
隣を見れば、レベッカはすでに寝息を立てていて。
レベッカを起こさないようにベッドから降りる。
リビングへ行き、リビングを見回す。
アイリさんの姿はない。
アイリさんの寝室へ行く。
ドレスが脱ぎ捨てられていて、それを拾い椅子の背に掛ける。
髪飾りも落ちてる…。
「脱いだまま、外したままでいるのは珍しいわね」
余程眠かったのかしら。
静かにベッドへ歩み寄って。
「………またこの人は…」
眠るアイリさんの格好にため息を零す。
だって…。
タンクトップとショーツだけなんだもの…。
こんな姿…泥棒が入って来たらどうするのかしら…。
まぁアイリさんなら気付くでしょうけど…。
「………」
音を立てないように、ベッドへ膝を付く。
タンクトップに浮き出る胸の先に触れてみると。
「…ん…ン…」
ピクッと反応した。
それでも起きない。
顔の横に手を置いて。
薄く開く桜色の唇に、自分の唇を重ね合わせた。
アルコールの香りが強い。
相当飲んだのね。
「…ん…」
ちゅ、ちゅ、と。
啄むようにキスをして。
「……」
起きない無防備なアイリさんの頬に手を添えて。
「…んぅ…」
舌を侵入させて、アイリさんの舌を絡め取った。
「ん…っン…っ」
眉間に皺が寄せられ、ゆっくりと開く空色の瞳。
「!!リ…っあ…っん…っ」
私だと認識し、瞳が見開かれたと同時に再び胸の先を指の腹で摩れば、ビクッとアイリさんの肩が震えた。
「は…っ」
「はぁ…」
唇を離すと、透明の糸が私たちを繋いだ。
「…ふふっ」
「…無防備すぎますよ」
アイリさんはクスクス笑い、私はアイリさんの無防備さに眉間に皺を寄せる。
「まさかリザに寝込みを襲われるとは思わなかったわ」
「気付くのが遅すぎます」
「えー?でも、私を無防備にさせるのはリザよ?」
アイリさんは体を起こし、膝を抱えるように座って。
「リザの前でだけはどうにも安心しちゃって、気が抜けちゃうのよね」
なんて言われて恥ずかしそうに微笑まれて。
「…まったく、あなたは」
「リザ、顔真っ赤よ」
「…っ!」
愛しくないわけないでしょ。
「ほらほら、お互い明日早いんだから寝ないと。それとも続きする?」
「し、しませんっ!」
クスクス笑うアイリさんをチラリと見つめて。
「んっ」
アイリさんにキスをして。
「…ドレスを脱がしたかったです」
そう言うと。
「あらやだ…随分大胆な発言ね…」
アイリさんもほんのり頬を赤らめた。
「じゃあ今度一緒に過ごせる時にまた着るから、脱がせてくれる?」
…あのドレスをまた着てくれるなんて…。
「わかりました、約束しましたからね」
再度アイリさんにキスをして、立ち上がる。
「おやすみなさい、アイリさん」
「えぇ、おやすみリザ」
今度こそ眠るべく、私はレベッカが眠る部屋へと戻った。
まぁ翌日には。
「「ゔゔゔ………」」
「酒は飲んでも呑まれるな、じゃありませんでしたっけ?」
「…呑まれたわけじゃないもん…」
「リザぁ…キャベジン買ってきてぇ…」
アイリさんとレベッカは二日酔いに苦しんでました。
END
「入ってー」
「お邪魔しまーす」
「お邪魔します」
アイリさんの市長たちとの会食後、レベッカと二人でアイリさんのご自宅へ行く。
「おわぁ!広ーい!」
「ふふっ、それなりのお給料もらってますから。レベッカ、寝室はこの部屋を使ってね」
「あ、はーい」
アイリさんはレベッカを寝室へ案内する。
私も今日はレベッカと同じ部屋で眠る。
さすがに一人で寝かせるわけにはいかないから。
アイリさんもそれをわかってるから、大きめのベッドがある客室へと案内してくれたの。
「いいんですか?リザと寝て」
「あら。私の恋人さんに何かするつもり?」
ニヤニヤ笑いながらレベッカが言うと、アイリさんもニヤニヤ笑った。
「えー、あんなことやこんなこと?」
「断固としてお断りします」
「あははっ、本人に断られちゃったわね」
アイリさんは冷蔵庫を開けて。
「ちょっと付き合ってくれない?」
お酒を見せてきた。
「もちろんですよ!」
「私も「リザはジュースね」……」
レベッカにはお酒を渡して、私にジュース…。
あの同期会がダメだったわね…。
「セイフォード少将って、いつ頃リザを好きになったんですか?」
「え?」
飲み始めて少ししたら、レベッカは不意にそんなことをアイリさんに聞いた。
「ちょっとレベッカ…あなたは何を…」
なんて言ったけど…ちょっと聞きたい…。
「そうねぇ」
アイリさんはグラスに入ったお酒を見つめて。
「自覚したのは、ホワイトデーの時かしら」
小さく笑む。
「…あの時ですか」
「あー、ホワイトデーの時ですか。リザがセイフォード少将からお返しもらったってはしゃぎ散らしてた時の」
「…はしゃぎ散らしてなんていません。」
レベッカもお酒を煽り、ニヤニヤ笑う。
まったく…レベッカの私に関しての物事を盛る癖を何とかしてほしいものね…。
「セイフォード少将からもらったマスコットキーホルダー、大切に飾ってるんでしょ?」
「あらそうなの?どこかに付けてくれればいいのに」
「…勿体無くて付けられません」
あのハヤテ号をモチーフにしたマスコットキーホルダー。
汚れたら嫌だからケースに入れて飾ってある。
ただ気になっているのは、中央司令部のみんなはどんなマスコットキーホルダーを作ったのか。
「他の方々にはどんなキーホルダーにしたんですか?」
「え?」
私が問うと、アイリさんはきょとんとした表情を浮かべた。
「え?」
私もきょとん顔をして、レベッカと顔を見合わせる。
「なぁに、みんなにマスコットあげたと思ってたのー?」
「え?違うんですか?」
アイリさんはクスクス笑って。
「みんなには、パティシエの友人に頼んで作ってもらったチョコレートを渡してね」
カランとグラスの中の氷が鳴り、アイリさんが放った言葉は。
「リザだけに、ちゃんと自分で焼いたクッキーと自分で縫ったマスコットを渡しました」
だった。
「……嘘……」
うそ、うそ。
本当に?
あの時から私を特別扱いしてくれていたの?
「嘘吐いてどうするのよー。」
アイリさんはまたクスクス笑い、レベッカはニヤニヤ笑いながら私を見て。
「あんた、今嬉しさが爆発しそうでしょ」
ツンツン、と頬を突かれた。
「…っそれは…当たり前でしょ…っ」
レベッカにそう言われ、顔が熱くなる。
嬉しすぎる。
どうしよう。
嬉しすぎておかしくなりそう。
だって、私だけのためにクッキーを焼いてマスコットまで作ってくれたのよ?
しかも交際する前に。
私を想い、私だけに。
これで嬉しくない人いる?
あのマスコットキーホルダー、ますます付けれないじゃない。
「本当ラブラブですねぇ」
「そうなの。ラブラブなのよ私たち」
レベッカとアイリさんは楽しそうに笑って、一時間くらい盛り上がったところで。
「あ、っと。ごめん、私は明日も仕事だから今日はもう休ませてもらうわね」
アイリさんが時計を見て立ち上がった。
「あ、はい。私たちも始発に乗らないといけないから寝ましょうか」
「そうね」
私とレベッカはお客様用の部屋へ行って。
「おやすみ、リザ、レベッカ」
「おやすみなさい、セイフォード少将」
「おやすみなさいアイリさん」
アイリさんは自室へと入って行った。
「はぁー、今日は楽しかったー」
「えぇ、楽しかったわね」
レベッカとベッドへと身を沈めて、天井を見る。
「リザ、交際する前から特別扱いされて嬉しくて叫びそうになったでしょ?」
「嬉しかったのは事実だけど、叫びそうになんてならないわよ…」
顔が尋常じゃないくらい熱くなったけど…。
「でもなんかいいなー。あんたたちのラブラブさを見てると私まで幸せになる」
お互いを想い合う私たちを羨ましいと思う反面、自分も幸せな気分になるとレベッカが言った。
「あなたにも必ず良い人が現れるわよ」
「そう願う!」
なんて笑い合って。
「おやすみー、リザ」
「おやすみなさい、レベッカ」
私たちも眠りに就いた。
「……眠れない」
なんだか寝付けない。
隣を見れば、レベッカはすでに寝息を立てていて。
レベッカを起こさないようにベッドから降りる。
リビングへ行き、リビングを見回す。
アイリさんの姿はない。
アイリさんの寝室へ行く。
ドレスが脱ぎ捨てられていて、それを拾い椅子の背に掛ける。
髪飾りも落ちてる…。
「脱いだまま、外したままでいるのは珍しいわね」
余程眠かったのかしら。
静かにベッドへ歩み寄って。
「………またこの人は…」
眠るアイリさんの格好にため息を零す。
だって…。
タンクトップとショーツだけなんだもの…。
こんな姿…泥棒が入って来たらどうするのかしら…。
まぁアイリさんなら気付くでしょうけど…。
「………」
音を立てないように、ベッドへ膝を付く。
タンクトップに浮き出る胸の先に触れてみると。
「…ん…ン…」
ピクッと反応した。
それでも起きない。
顔の横に手を置いて。
薄く開く桜色の唇に、自分の唇を重ね合わせた。
アルコールの香りが強い。
相当飲んだのね。
「…ん…」
ちゅ、ちゅ、と。
啄むようにキスをして。
「……」
起きない無防備なアイリさんの頬に手を添えて。
「…んぅ…」
舌を侵入させて、アイリさんの舌を絡め取った。
「ん…っン…っ」
眉間に皺が寄せられ、ゆっくりと開く空色の瞳。
「!!リ…っあ…っん…っ」
私だと認識し、瞳が見開かれたと同時に再び胸の先を指の腹で摩れば、ビクッとアイリさんの肩が震えた。
「は…っ」
「はぁ…」
唇を離すと、透明の糸が私たちを繋いだ。
「…ふふっ」
「…無防備すぎますよ」
アイリさんはクスクス笑い、私はアイリさんの無防備さに眉間に皺を寄せる。
「まさかリザに寝込みを襲われるとは思わなかったわ」
「気付くのが遅すぎます」
「えー?でも、私を無防備にさせるのはリザよ?」
アイリさんは体を起こし、膝を抱えるように座って。
「リザの前でだけはどうにも安心しちゃって、気が抜けちゃうのよね」
なんて言われて恥ずかしそうに微笑まれて。
「…まったく、あなたは」
「リザ、顔真っ赤よ」
「…っ!」
愛しくないわけないでしょ。
「ほらほら、お互い明日早いんだから寝ないと。それとも続きする?」
「し、しませんっ!」
クスクス笑うアイリさんをチラリと見つめて。
「んっ」
アイリさんにキスをして。
「…ドレスを脱がしたかったです」
そう言うと。
「あらやだ…随分大胆な発言ね…」
アイリさんもほんのり頬を赤らめた。
「じゃあ今度一緒に過ごせる時にまた着るから、脱がせてくれる?」
…あのドレスをまた着てくれるなんて…。
「わかりました、約束しましたからね」
再度アイリさんにキスをして、立ち上がる。
「おやすみなさい、アイリさん」
「えぇ、おやすみリザ」
今度こそ眠るべく、私はレベッカが眠る部屋へと戻った。
まぁ翌日には。
「「ゔゔゔ………」」
「酒は飲んでも呑まれるな、じゃありませんでしたっけ?」
「…呑まれたわけじゃないもん…」
「リザぁ…キャベジン買ってきてぇ…」
アイリさんとレベッカは二日酔いに苦しんでました。
END