ハガレン 旧拍手文置き場
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『新年』
「絶対休む。」
「困ります!!こんな大切な時期に休まれたら一溜りもありません!!」
「知らない、休むって決めたから」
「セイフォード少将!!」
「レイブン中将もクレミン准将も、果てには大総統まで休んでるのになぜ私はダメなの?」
「…それは…」
「私は何も、あのポンコツたちみたいに何日も休みたいって言ってるわけじゃないの。たったの一日。ねぇ、たったの一日休みたいだけなの。大切な恋人と初めて迎える年明けなの。わかる?ねぇわかる?」
「………」
「たった一日休んだだけで回らなくなるってなに?私が過労で死んだらどうするの?ねぇ。私一人居ないだけで回らなくなるならいっその事軍なんてなくなればいいのよ」
「…軍がなくなったら誰が国を守るんですか」
「とにかく。私は一月一日は休みます。何があっても来ないし、電話も出ないからそのつもりで」
「って言ってやったの」
「……いつになく強引だったんですね」
12月31日、夕方6時。
アイリは今、イーストシティにいる恋人のリザの家に居た。
本日の仕事を猛スピードで終わらせて、さっさとリザの自宅へとやってきたのだ。
リザも本来は仕事だったんだが、アイリのゴリ押しで休みにさせた。
「だって酷いでしょ?ポンコツたちはもうアホみたいに何日も休み取ってるのに、なんで私はダメなのよ。」
「アホみたいにって言葉が悪いですよアイリさん」
「…注意するところそこだけなんだ」
一緒にキッチンに立ち、料理を作る二人。
「たまには休ませてくれないと、こうして大事な時期にストライキを起こすんだからね」
「アイリさん一人に休まれると回らなくなる中央司令部ってどうなんでしょう…」
「終わってるわよね、本当」
出来た料理をテーブルに運ぶ。
「ワインも買って来てあるから、たまにはお酒飲みましょうか」
「…いいんですか?何かあって呼び出されるかもしれませんよ?」
そう言うリザに、アイリはキスをして。
「何があっても行かないって言ってあるからいいの」
ニコリと笑った。
リザは思った。
“すごく怒ってる…”と…。
「あ、このワイン美味しいですね」
「でしょー?昔飲んですごく美味しくてね。今日はこの日のために送ってもらったの」
ソファーに座り、料理を食べながらワインを嗜む。
時刻は午後7時を回っている。
「送ってもらったって…まさかストライキは計画的犯行ですか?」
「もちろんそうよ。無計画にストライキなんてしません」
ワイングラスに口を付け、クスクス笑う。
「初めての年明け、リザと過ごしたかったんだし。リザは?過ごしたくなかった?」
アイリが首を傾げて問えば、リザは頬を赤らめて。
「…過ごしたかったに…決まってるじゃないですか…」
リザもまたワイングラスに口を付けた。
「料理も美味しいし、愛しい人と過ごすって何よりのご褒美よね」
頑張ってよかった、とアイリが言うと。
「……」
「あら、なぁに?おねだり?」
リザはワイングラスを置いて、アイリの肩に顔を埋めた。
アイリもワイングラスを置いて、リザを抱き締めて。
「じゃあ少し早いけど、今年も終わるし最後にリザを抱くかな」
ソファーにリザを押し倒した。
「あ…待ってください…ベッドが…いいです…」
ソファーは狭いし、ちゃんと抱き締められない。
「……はぁもう…可愛いなぁ…」
いつになく素直な恋人に、萌え死にそうになりながら。
「今日は寝かさないからねー」
「…っそ、そういうことは言わないでくださいっ」
手を引いて、ベッドへと向かった。
「ン…ん…」
ベッドにて。
ちゅ、ちゅ、と音を立てて。
「ふ…っん…っ」
舌を絡め合い、甘いアルコールの香りのする吐息を吸って。
リザの服の中に手を這わせ、胸の先を指の腹で摩ると。
「ぁ…っぅ…っ」
ピクッと肩を震わせた。
「ぁ…っあ…っ」
クリクリと胸の先を転がし、アイリはリザの唇から離れ首筋へと舌を這わせる。
「ん…っぁ…っ」
リザはそのくすぐったさに身を捩り、シーツを握り締める。
「あ…」
首筋をキツく吸い、紅い痕を残す。
「…あ…キスマークを付けるの…珍しいですね…」
いつもはキスマークは付けない。
理由としては、同じ軍に属しているため。
少将と中尉の階級の差は大きく、軍内部で知らない者はいないくらい有名。
だからこそ、キスマークなんて残して見えてしまったらお互いのためにはならないから。
それなのに、なぜアイリはキスマークをつけたのか。
それは。
「…まだ付けたい」
本当はキスマークをたくさん付けたかったからだ。
ちゅ、と胸元にもう一つ。
「ン…っぁ…っ」
リザの胸の先を舌先で触れる。
「み…見えないところなら…っあ…っあっ」
見えないところなら付けてもいいと、途切れ途切れにリザは言った。
「ん、じゃあたくさん付けるから」
「ぁ…っん…っ」
胸から腹へと舌を這わせ、そこにも一つ。
スカートを脱がせ、太腿にも一つ残して。
リザの足を割り、中心に顔を埋めて。
「あぁあ…っあっあっ」
秘部にある小さな突起をねっとりと舐め上げれば。
「っひ…っあっあっあぁあっ」
リザの背中が浮いた。
「ぁあっあっあ…っ!アイリさ…っ!イ…っちゃ…っあっンっあ…っあっあっ」
「ん」
リザの限界が近いようで、アイリはリザを導くように小さな突起を強く吸い上げれば。
「あぁあっ!あっあっあっ!あっイ…っき…ッます…ッ!ンんんぅうう……ッッ!!」
リザは大きく背中をしならせて、絶頂を迎えたけれど…。
「あっあっあ…っアイリさん…っ!ま…ってぇ…っあぁあ…っ!まだだめ…っ!イ…ッイク…っイっちゃ…っうんんんぅう…ッ!!あぁっンんぅう…ッッ!!」
アイリの愛撫は止まることなく、リザは続け様にもう一度達してしまった。
「あぁあっも…っ!一回…ッあっあっあっ止まって…っ!」
しかしまだアイリは止まることはなくて。
「あぁあっンあっああぁっイクイクイク…っ!も…っやぁんっあああっ!あぁあ…ッッ!!」
続けて三度目の絶頂を迎えた…。
「あ…ぁ…はぁ…はぁ…」
ようやくアイリは顔を上げて、リザの隣に身を沈める。
「……その表情よ…」
続け様に三度達したことにより、口の端からは唾液が伝い、熱に浮かされトロンとした眼差しでアイリの熱は再び湧き上がる。
「…はぁ…はぁ…激しすぎます…っ」
「今年最後だからね」
「そんなの関係な…ぃ…っぁ…っあ…っちょ…っと…っ待ってくださ…っ!」
アイリは指をリザのナカに挿入させて。
「えー?待ったら熱が冷めちゃうでしょ?」
「あっあっあっ」
リザの表情を見ながら、指を動かす。
卑猥な水音を響かせて。
「あっイク…っ!もうイク…っ!」
「え?まだ早くない?」
三度も絶頂を迎えているため、リザの身体は敏感になっていて。
すぐに限界を迎えたけれど。
「ぁ…あ…」
イかさないよう、アイリは指の動きを止めた。
「…アイリさん…っ」
「ん?」
甘い吐息を零し、涙目でアイリを見つめれば。
「ああ…萌え死ぬ…」
悶えた。
「イきたい?」
「ぁ…あ…」
何度も頷くリザ。
「えー、どうしようかなー」
「ぁ、ぁ…ン…ン…アイリさ…っ」
緩く動かして、リザの瞳から零れ落ちる涙を見て。
「(ああ…なんて綺麗なんだろ…)」
その綺麗な涙に、ただただ見惚れた。
「ぁ…っあ…っンッ!んんッッ!!」
「え?うそ、イっちゃった?」
緩い指の動きだったが、敏感になってるリザには十分過ぎる愛撫で。
「…ぁ…あ…」
指を引き抜き、愛液に濡れた指を舐めて。
「本当エロい体よねー」
その感度の良さをニヤニヤしながら言うと。
「……あなたがそうしたんですからね…」
開発したのはアイリだ、と反論した。
「うわ、なにそれ可愛すぎる…っ」
リザはグリグリとアイリの胸に顔を押し付けて。
「…少し眠りますから…年が明ける前に起こしてください…」
「えぇ、わかったわ」
アイリはリザの額にキスを落とし、寝息を立て始めたリザに。
「はぁ…可愛すぎてどうしよう…」
ますます悶えるのだった。
「ん…」
ふとリザが目を覚ました。
時計を見れば、12時5分前。
「…アイリさん…?」
隣にはアイリも居ない。
お手洗いかと思っていたら。
『だから、その書類は私の引き出しにあるってば。ない?ちゃんと探して。』
リビングからアイリの苛ついた声が聞こえた。
「…中央からの電話ね」
絶対に電話にも出ないと言っていたのに、しっかり電話に出ていることにリザは苦笑を零して。
シーツで身を包み、アイリの居るリビングへと向かった。
「え?今から?無理よ。お酒飲んでるし。え?迎えに?」
アイリは白いワイシャツのみの姿で、眉間に皺を寄せて時計を見るために振り返った時。
「「……」」
リザが立っていて。
不安そうな表情で、アイリを見つめていたため。
アイリは小さく笑みを浮かべ、リザへ手招きをした。
リザはそれに導かれ、アイリの胸に顔を埋めるように抱き締めて。
「ごめんね、今日は甘美なお酒に絆されて行けそうにないわ」
アイリもリザの腰を抱いて。
「えぇ。それはもう酔い過ぎてまともに歩けないのよ」
中央からの呼び出しを断り、受話器を置いた。
「…電話には出ないんじゃなかったんですか…?」
「そのつもりだったんだけど、コール音が10分続いたら出ざるを得ないわよ…」
「…10分も続いたんですね…」
リザは熟睡していたため、それで起きることはなかったが。
「あ、リザ」
再び時計を見れば、12時過ぎていて。
「明けましておめでとう」
「…明けましておめでとうございます」
新年の挨拶を交わして。
「今年も……ん…っ」
リザを壁に押し付け、言葉を遮るようにキスをした。
「ン…っん…っ」
リザの体に巻きつけていたシーツが足元に落ちて。
「ぁ…っん…っあ…っあ…っ」
リザの胸の先をクリクリと転がすと、ビクビクと身体を震わせた。
「ん、このまま姫始めしちゃいましょっか」
「や…っもう無理ですから…っ」
「今夜は寝かさないって言ったでしょー?」
リザの手を引き、浴室へ行く。
「浴室ですか…?」
「さっきので汗も掻いたし、シャワーで汗を流してからベッドへ行きましょう」
「…普通に浴びますよね?」
「ん?」
「アイリさんっ!普通に浴びますよね…っ!」
「んー?」
結局リザは浴室で三回、ベッドで三回抱かれて。
「……え?声が?」
「……」
翌日、声が出なくなってしまった。
リザはコクンと頷き、ジト目でアイリを睨んで。
腰も摩って、腰も立たない事をアピールする。
「……まーじ?」
「……」
コクンと頷き、またジト目で睨む。
そんなリザに、アイリはクスクス笑って。
「喉に良い飲み物作ってくるわね」
ちゅ、とリザの額にキスをしてベッドから降りようとすれば。
「……リザ?」
リザはアイリの手を掴み、首を横に振って。
“まだここに居てください”と口パクで伝える。
「じゃあ、リザの腰が立つようになるまで寝てよっか」
「……」
リザはコクンと頷きベッドへ身を沈め、アイリがその隣に身を沈めると。
「…甘えん坊ねぇ」
リザはアイリの胸にグリグリと顔を押し付けた。
それから昼頃まで二人はベッドでイチャイチャしていたそうな…。
END
「絶対休む。」
「困ります!!こんな大切な時期に休まれたら一溜りもありません!!」
「知らない、休むって決めたから」
「セイフォード少将!!」
「レイブン中将もクレミン准将も、果てには大総統まで休んでるのになぜ私はダメなの?」
「…それは…」
「私は何も、あのポンコツたちみたいに何日も休みたいって言ってるわけじゃないの。たったの一日。ねぇ、たったの一日休みたいだけなの。大切な恋人と初めて迎える年明けなの。わかる?ねぇわかる?」
「………」
「たった一日休んだだけで回らなくなるってなに?私が過労で死んだらどうするの?ねぇ。私一人居ないだけで回らなくなるならいっその事軍なんてなくなればいいのよ」
「…軍がなくなったら誰が国を守るんですか」
「とにかく。私は一月一日は休みます。何があっても来ないし、電話も出ないからそのつもりで」
「って言ってやったの」
「……いつになく強引だったんですね」
12月31日、夕方6時。
アイリは今、イーストシティにいる恋人のリザの家に居た。
本日の仕事を猛スピードで終わらせて、さっさとリザの自宅へとやってきたのだ。
リザも本来は仕事だったんだが、アイリのゴリ押しで休みにさせた。
「だって酷いでしょ?ポンコツたちはもうアホみたいに何日も休み取ってるのに、なんで私はダメなのよ。」
「アホみたいにって言葉が悪いですよアイリさん」
「…注意するところそこだけなんだ」
一緒にキッチンに立ち、料理を作る二人。
「たまには休ませてくれないと、こうして大事な時期にストライキを起こすんだからね」
「アイリさん一人に休まれると回らなくなる中央司令部ってどうなんでしょう…」
「終わってるわよね、本当」
出来た料理をテーブルに運ぶ。
「ワインも買って来てあるから、たまにはお酒飲みましょうか」
「…いいんですか?何かあって呼び出されるかもしれませんよ?」
そう言うリザに、アイリはキスをして。
「何があっても行かないって言ってあるからいいの」
ニコリと笑った。
リザは思った。
“すごく怒ってる…”と…。
「あ、このワイン美味しいですね」
「でしょー?昔飲んですごく美味しくてね。今日はこの日のために送ってもらったの」
ソファーに座り、料理を食べながらワインを嗜む。
時刻は午後7時を回っている。
「送ってもらったって…まさかストライキは計画的犯行ですか?」
「もちろんそうよ。無計画にストライキなんてしません」
ワイングラスに口を付け、クスクス笑う。
「初めての年明け、リザと過ごしたかったんだし。リザは?過ごしたくなかった?」
アイリが首を傾げて問えば、リザは頬を赤らめて。
「…過ごしたかったに…決まってるじゃないですか…」
リザもまたワイングラスに口を付けた。
「料理も美味しいし、愛しい人と過ごすって何よりのご褒美よね」
頑張ってよかった、とアイリが言うと。
「……」
「あら、なぁに?おねだり?」
リザはワイングラスを置いて、アイリの肩に顔を埋めた。
アイリもワイングラスを置いて、リザを抱き締めて。
「じゃあ少し早いけど、今年も終わるし最後にリザを抱くかな」
ソファーにリザを押し倒した。
「あ…待ってください…ベッドが…いいです…」
ソファーは狭いし、ちゃんと抱き締められない。
「……はぁもう…可愛いなぁ…」
いつになく素直な恋人に、萌え死にそうになりながら。
「今日は寝かさないからねー」
「…っそ、そういうことは言わないでくださいっ」
手を引いて、ベッドへと向かった。
「ン…ん…」
ベッドにて。
ちゅ、ちゅ、と音を立てて。
「ふ…っん…っ」
舌を絡め合い、甘いアルコールの香りのする吐息を吸って。
リザの服の中に手を這わせ、胸の先を指の腹で摩ると。
「ぁ…っぅ…っ」
ピクッと肩を震わせた。
「ぁ…っあ…っ」
クリクリと胸の先を転がし、アイリはリザの唇から離れ首筋へと舌を這わせる。
「ん…っぁ…っ」
リザはそのくすぐったさに身を捩り、シーツを握り締める。
「あ…」
首筋をキツく吸い、紅い痕を残す。
「…あ…キスマークを付けるの…珍しいですね…」
いつもはキスマークは付けない。
理由としては、同じ軍に属しているため。
少将と中尉の階級の差は大きく、軍内部で知らない者はいないくらい有名。
だからこそ、キスマークなんて残して見えてしまったらお互いのためにはならないから。
それなのに、なぜアイリはキスマークをつけたのか。
それは。
「…まだ付けたい」
本当はキスマークをたくさん付けたかったからだ。
ちゅ、と胸元にもう一つ。
「ン…っぁ…っ」
リザの胸の先を舌先で触れる。
「み…見えないところなら…っあ…っあっ」
見えないところなら付けてもいいと、途切れ途切れにリザは言った。
「ん、じゃあたくさん付けるから」
「ぁ…っん…っ」
胸から腹へと舌を這わせ、そこにも一つ。
スカートを脱がせ、太腿にも一つ残して。
リザの足を割り、中心に顔を埋めて。
「あぁあ…っあっあっ」
秘部にある小さな突起をねっとりと舐め上げれば。
「っひ…っあっあっあぁあっ」
リザの背中が浮いた。
「ぁあっあっあ…っ!アイリさ…っ!イ…っちゃ…っあっンっあ…っあっあっ」
「ん」
リザの限界が近いようで、アイリはリザを導くように小さな突起を強く吸い上げれば。
「あぁあっ!あっあっあっ!あっイ…っき…ッます…ッ!ンんんぅうう……ッッ!!」
リザは大きく背中をしならせて、絶頂を迎えたけれど…。
「あっあっあ…っアイリさん…っ!ま…ってぇ…っあぁあ…っ!まだだめ…っ!イ…ッイク…っイっちゃ…っうんんんぅう…ッ!!あぁっンんぅう…ッッ!!」
アイリの愛撫は止まることなく、リザは続け様にもう一度達してしまった。
「あぁあっも…っ!一回…ッあっあっあっ止まって…っ!」
しかしまだアイリは止まることはなくて。
「あぁあっンあっああぁっイクイクイク…っ!も…っやぁんっあああっ!あぁあ…ッッ!!」
続けて三度目の絶頂を迎えた…。
「あ…ぁ…はぁ…はぁ…」
ようやくアイリは顔を上げて、リザの隣に身を沈める。
「……その表情よ…」
続け様に三度達したことにより、口の端からは唾液が伝い、熱に浮かされトロンとした眼差しでアイリの熱は再び湧き上がる。
「…はぁ…はぁ…激しすぎます…っ」
「今年最後だからね」
「そんなの関係な…ぃ…っぁ…っあ…っちょ…っと…っ待ってくださ…っ!」
アイリは指をリザのナカに挿入させて。
「えー?待ったら熱が冷めちゃうでしょ?」
「あっあっあっ」
リザの表情を見ながら、指を動かす。
卑猥な水音を響かせて。
「あっイク…っ!もうイク…っ!」
「え?まだ早くない?」
三度も絶頂を迎えているため、リザの身体は敏感になっていて。
すぐに限界を迎えたけれど。
「ぁ…あ…」
イかさないよう、アイリは指の動きを止めた。
「…アイリさん…っ」
「ん?」
甘い吐息を零し、涙目でアイリを見つめれば。
「ああ…萌え死ぬ…」
悶えた。
「イきたい?」
「ぁ…あ…」
何度も頷くリザ。
「えー、どうしようかなー」
「ぁ、ぁ…ン…ン…アイリさ…っ」
緩く動かして、リザの瞳から零れ落ちる涙を見て。
「(ああ…なんて綺麗なんだろ…)」
その綺麗な涙に、ただただ見惚れた。
「ぁ…っあ…っンッ!んんッッ!!」
「え?うそ、イっちゃった?」
緩い指の動きだったが、敏感になってるリザには十分過ぎる愛撫で。
「…ぁ…あ…」
指を引き抜き、愛液に濡れた指を舐めて。
「本当エロい体よねー」
その感度の良さをニヤニヤしながら言うと。
「……あなたがそうしたんですからね…」
開発したのはアイリだ、と反論した。
「うわ、なにそれ可愛すぎる…っ」
リザはグリグリとアイリの胸に顔を押し付けて。
「…少し眠りますから…年が明ける前に起こしてください…」
「えぇ、わかったわ」
アイリはリザの額にキスを落とし、寝息を立て始めたリザに。
「はぁ…可愛すぎてどうしよう…」
ますます悶えるのだった。
「ん…」
ふとリザが目を覚ました。
時計を見れば、12時5分前。
「…アイリさん…?」
隣にはアイリも居ない。
お手洗いかと思っていたら。
『だから、その書類は私の引き出しにあるってば。ない?ちゃんと探して。』
リビングからアイリの苛ついた声が聞こえた。
「…中央からの電話ね」
絶対に電話にも出ないと言っていたのに、しっかり電話に出ていることにリザは苦笑を零して。
シーツで身を包み、アイリの居るリビングへと向かった。
「え?今から?無理よ。お酒飲んでるし。え?迎えに?」
アイリは白いワイシャツのみの姿で、眉間に皺を寄せて時計を見るために振り返った時。
「「……」」
リザが立っていて。
不安そうな表情で、アイリを見つめていたため。
アイリは小さく笑みを浮かべ、リザへ手招きをした。
リザはそれに導かれ、アイリの胸に顔を埋めるように抱き締めて。
「ごめんね、今日は甘美なお酒に絆されて行けそうにないわ」
アイリもリザの腰を抱いて。
「えぇ。それはもう酔い過ぎてまともに歩けないのよ」
中央からの呼び出しを断り、受話器を置いた。
「…電話には出ないんじゃなかったんですか…?」
「そのつもりだったんだけど、コール音が10分続いたら出ざるを得ないわよ…」
「…10分も続いたんですね…」
リザは熟睡していたため、それで起きることはなかったが。
「あ、リザ」
再び時計を見れば、12時過ぎていて。
「明けましておめでとう」
「…明けましておめでとうございます」
新年の挨拶を交わして。
「今年も……ん…っ」
リザを壁に押し付け、言葉を遮るようにキスをした。
「ン…っん…っ」
リザの体に巻きつけていたシーツが足元に落ちて。
「ぁ…っん…っあ…っあ…っ」
リザの胸の先をクリクリと転がすと、ビクビクと身体を震わせた。
「ん、このまま姫始めしちゃいましょっか」
「や…っもう無理ですから…っ」
「今夜は寝かさないって言ったでしょー?」
リザの手を引き、浴室へ行く。
「浴室ですか…?」
「さっきので汗も掻いたし、シャワーで汗を流してからベッドへ行きましょう」
「…普通に浴びますよね?」
「ん?」
「アイリさんっ!普通に浴びますよね…っ!」
「んー?」
結局リザは浴室で三回、ベッドで三回抱かれて。
「……え?声が?」
「……」
翌日、声が出なくなってしまった。
リザはコクンと頷き、ジト目でアイリを睨んで。
腰も摩って、腰も立たない事をアピールする。
「……まーじ?」
「……」
コクンと頷き、またジト目で睨む。
そんなリザに、アイリはクスクス笑って。
「喉に良い飲み物作ってくるわね」
ちゅ、とリザの額にキスをしてベッドから降りようとすれば。
「……リザ?」
リザはアイリの手を掴み、首を横に振って。
“まだここに居てください”と口パクで伝える。
「じゃあ、リザの腰が立つようになるまで寝てよっか」
「……」
リザはコクンと頷きベッドへ身を沈め、アイリがその隣に身を沈めると。
「…甘えん坊ねぇ」
リザはアイリの胸にグリグリと顔を押し付けた。
それから昼頃まで二人はベッドでイチャイチャしていたそうな…。
END