ハガレン 旧拍手文置き場
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『優越感』
ある朝、早くに目が覚めた。
パチパチと数回瞬きをして、隣へ視線を移す。
アイリさんが眠っている。
スゥスゥと寝息を立てて。
綺麗な寝顔。
やっぱりずっと見ていられるくらい綺麗。
そっと前髪に触れ、頬に触れて。
触れるだけのキスをする。
いつぞやの悪戯のことを思い出す。
あの時はちょっとした悪戯が、その…結構な…アレで…返って来たから…。
「………」
じっとアイリさんの寝顔を見つめる。
「…仕返しの仕返し、しようかしら」
未だスゥスゥと寝息を立ててるから、あの時みたいな寝たふりじゃない。
「…でも…その仕返しの仕返しの仕返しが来そうよね…」
…アイリさんの寝顔を見つめたまま考える。
けど早く決めないとアイリさんが起きてしまう。
「…まぁ…」
今日は…私は非番だし…。
仕返されても…別に…ね…?
「………アイリさん、仕返ししますね」
また触れるだけのキスをして。
布団の中に潜る。
色々な愛撫で起こしてしまうと、逆転されてしまう可能性があるから。
いきなり、ね。
してやろうと思って。
アイリさんの足をゆっくり静かに起こさないように開いて。
ショーツを脱がすと起きてしまうかもだから横にずらして。
秘部に触れ、開いて。
小さな突起に舌先で触れると。
「ん…ぅ…」
アイリさんがピクッと反応した。
でもまだ起きない。
…無防備すぎない?
小さな突起を柔く吸い上げてみれば。
「んぁぅ…っあ…っな…に…?」
ようやく起きたようで、アイリさんが布団を捲ることで目が合った。
「え?リザ?なにして…あっあっあ…っ!ちょ…っ!まっ……っ!!」
だから、愛撫を強めたらアイリさんは大きく背中をしならせた。
「あっあっ!まってまってまって!!リザ!ま…っ!やぁ…っああっ」
小さな突起を舐めたり、吸い上げたり。
舌先で転がしてアイリさんに強い快楽を与える。
「あぁあっんっあっ!イ…っ!イク…っ!んッんんッッ!!」
たちまちアイリさんは絶頂を迎えて。
「あ…っあ……っあっあっちょ…っと…っ!リザまって…っ!まって…っ!」
それでも構わず、愛撫を続ける。
「お願いリザぁ…っ!一回待って…っ!」
何度も“待って”と言うから、一度愛撫を止めて。
「アイリさんは私が待ってと言った時に待ってくださったことありますか?」
問えば、アイリさんはサァーッと顔を真っ青にさせて。
「わかったこれから待つから!次からちゃんと待つから!ね!リザ…っ」
必死にそう言ってきたため。
「……そういうことじゃないんです」
「どういうこと…っあっあっあっも…っリザ…っ!あっあっあぁっああっ」
アイリさんの声が上擦って来たわね。
限界を迎えさせるために、小さな突起を強く吸い上げれば。
「あああっあっあっ!あっイク!イっちゃ…ッ!ぅん…ッんんんぅううッッ!」
アイリさんはまた大きく背中をしならせて、絶頂を迎えた。
「………」
密事後、ソファーにウトウトしながら座るアイリさん。
私はそんなアイリさんをキッチンから見つめ、クスクス笑う。
ウトウトと眠たげな表情は私しか見れない。
「…リザのせいで朝から疲れた…」
「すみません、つい」
むぅ、と頬を膨らませる表情も私しか見れない。
「リザは休みかもしれないけど、私は仕事なんだからね」
「以前は私も仕事なのに、待ってくれませんでしたよ?」
「……それはそれよ」
「どれですか」
また、むぅ…と頬を膨らませる可愛いアイリさん。
朝食をアイリさんの前のテーブルに置いて。
「ん」
アイリさんの頬に手を添えこちらを向かせて、キスをした。
啄むようなキス。
でもすぐに。
「んっぅ…っふぅ…っ」
舌を絡め取られて。
「は…っぁ…っ」
アイリさんに抱き寄せられ、深く深く口付ける。
粘着質な水音を響かせて。
お互いがお互いを求めた。
ちゅ、とリップノイズを立てて離れれば透明の糸が私たちを繋いだ。
それでもアイリさんはまだ眠そうで。
ウトウトしながらフォークを握り、ソーセージに刺してモグモグとソーセージを食べてる。
なんだか幼い子供のよう。
「アイリさん」
「ん?」
アイリさんの口の端にケチャップが付いたから、それを指で拭い取って自分の指を舐める。
「ありがと」
「いいえ」
こんな子供のようなアイリさんを見ることが出来るのも私だけ。
私以外の前では、アイリさんは“国軍少将”として。
優しさと威厳、強く揺るぎない信念を秘めた眼差しになる。
格好良い“セイフォード少将”になるの。
乱れた姿も、こんなだらけている姿は私だけに見せる姿。
本当、優越感以外何者でもないわよね。
アイリさんに憧れる女性士官が大勢いる中で。
“私だけのアイリさん”になる時間があるなんて。
「普段無理をしてるし、お休みします?」
「えー?リザと色々しすぎて疲れたので休みますって?私は別にいいけど、リザは“毅然と振る舞うホークアイ中尉”のイメージが総崩れになるわよ?いいの?」
「……………なぜ正直に理由を言うのですか」
アイリさんはクスクス笑って、朝食を終えフォークを置く。
「私は正直者だからね。嘘は言えないの」
立ち上がって。
「シャワー浴びてきまーす」
「はい、軍服用意しておきますね」
シャワーを浴びに行った。
「…口では敵わないわね、まったくもう」
すぐ仕返されると思ってたけど何もされなかったから、今日帰って来たら仕返しをされるんでしょうね。
「……」
どんな仕返しをされるのか、楽しみにしている自分がいることが恥ずかしい…。
「アイリさん、軍服置いておきます」
シャワーカーテンの向こうに、アイリさんがいる。
うっすらとシルエットが見えることに、コクリと息を飲むと。
「…ッ!」
シャッとカーテンが開いて。
「ちょ…っと!!待ってくださ…っ!!」
腕を引かれ、後ろから抱き締められて。
シャワーで服がずぶ濡れに…。
「あ…っアイリさ…ッ!!」
「ん?仕返しは覚悟してたんでしょ?」
服の中に手が侵入して来て、胸の先を摘まれる。
「あぅ…っん…っぁ…っち、遅刻…っしちゃぃますよ…っ」
「んー」
アイリさんの手を止めようとしても。
「あ…っあ…っあ…っ」
胸の愛撫が…その…絶妙で…。
「リザ?」
「やぅ…っんっあ…っ」
耳元で囁かれ、ビクッと身体が震えた。
「アイリさん…っ遅刻しちゃいますから…っ」
アイリさんの手が下に伸びる。
それに、息を飲み期待してしまう自分がいる…。
…本当にもう…。
「こうして欲しかったんじゃないの?」
「あ…っんっん…っあ…っ」
ナカに挿入され、シャワーの音と厭らしい音が浴室内に響く。
「ああっあっあっあっアイリさ…っアイリさん…っ」
「はぁ…可愛いなぁ…」
アイリさんはキュッと蛇口を捻り、シャワーを止めて。
頬に手を添えられ、アイリさんのほうへと向かされて。
それから…それから…。
「アイリさん、遅刻しますよ」
「えー…もう時間…?」
浴室での密事後、支度を終えたアイリさんはソファーでまたウトウトし始めていた。
……ちょっと無理をさせてしまったみたい。
日頃疲れているのに、あの悪戯はダメだったわね…。
「んーッ!はぁ…」
アイリさんは背中を伸ばし、立ち上がる。
軍服の上着を着せてあげて、玄関へ。
「ん」
ちゅ、とキスをすると、アイリさんは目を閉じて。
数回深呼吸をし、そして。
「じゃあ、行って来るわね」
真っ直ぐ揺るぎない信念を秘めた、強くて優しい“セイフォード少将”へ表情を変えた。
「……行ってらっしゃい」
このギャップを見ることが出来るのも私だけ。
「…本当に…優越感しかないわよ…もう…」
羨ましいでしょ?
子供のように、ケチャップを口の端に付けたり。
ウトウト微睡み、隙を見せたり。
むぅ、と頬を膨らませてむくれたり。
全部私の前でしかしない、私しか見ることが出来ない“雷鳴の錬金術師”の素顔。
いいでしょう?
羨ましいでしょう?
なんて優越感に浸りながら。
私は寝室へ行って、アイリさんが使っている枕を抱き締めて。
「…少し…寝ようかな…」
ちょっと気怠いから、アイリさんが寝ていた場所に倒れ込み目を閉じた。
END
ある朝、早くに目が覚めた。
パチパチと数回瞬きをして、隣へ視線を移す。
アイリさんが眠っている。
スゥスゥと寝息を立てて。
綺麗な寝顔。
やっぱりずっと見ていられるくらい綺麗。
そっと前髪に触れ、頬に触れて。
触れるだけのキスをする。
いつぞやの悪戯のことを思い出す。
あの時はちょっとした悪戯が、その…結構な…アレで…返って来たから…。
「………」
じっとアイリさんの寝顔を見つめる。
「…仕返しの仕返し、しようかしら」
未だスゥスゥと寝息を立ててるから、あの時みたいな寝たふりじゃない。
「…でも…その仕返しの仕返しの仕返しが来そうよね…」
…アイリさんの寝顔を見つめたまま考える。
けど早く決めないとアイリさんが起きてしまう。
「…まぁ…」
今日は…私は非番だし…。
仕返されても…別に…ね…?
「………アイリさん、仕返ししますね」
また触れるだけのキスをして。
布団の中に潜る。
色々な愛撫で起こしてしまうと、逆転されてしまう可能性があるから。
いきなり、ね。
してやろうと思って。
アイリさんの足をゆっくり静かに起こさないように開いて。
ショーツを脱がすと起きてしまうかもだから横にずらして。
秘部に触れ、開いて。
小さな突起に舌先で触れると。
「ん…ぅ…」
アイリさんがピクッと反応した。
でもまだ起きない。
…無防備すぎない?
小さな突起を柔く吸い上げてみれば。
「んぁぅ…っあ…っな…に…?」
ようやく起きたようで、アイリさんが布団を捲ることで目が合った。
「え?リザ?なにして…あっあっあ…っ!ちょ…っ!まっ……っ!!」
だから、愛撫を強めたらアイリさんは大きく背中をしならせた。
「あっあっ!まってまってまって!!リザ!ま…っ!やぁ…っああっ」
小さな突起を舐めたり、吸い上げたり。
舌先で転がしてアイリさんに強い快楽を与える。
「あぁあっんっあっ!イ…っ!イク…っ!んッんんッッ!!」
たちまちアイリさんは絶頂を迎えて。
「あ…っあ……っあっあっちょ…っと…っ!リザまって…っ!まって…っ!」
それでも構わず、愛撫を続ける。
「お願いリザぁ…っ!一回待って…っ!」
何度も“待って”と言うから、一度愛撫を止めて。
「アイリさんは私が待ってと言った時に待ってくださったことありますか?」
問えば、アイリさんはサァーッと顔を真っ青にさせて。
「わかったこれから待つから!次からちゃんと待つから!ね!リザ…っ」
必死にそう言ってきたため。
「……そういうことじゃないんです」
「どういうこと…っあっあっあっも…っリザ…っ!あっあっあぁっああっ」
アイリさんの声が上擦って来たわね。
限界を迎えさせるために、小さな突起を強く吸い上げれば。
「あああっあっあっ!あっイク!イっちゃ…ッ!ぅん…ッんんんぅううッッ!」
アイリさんはまた大きく背中をしならせて、絶頂を迎えた。
「………」
密事後、ソファーにウトウトしながら座るアイリさん。
私はそんなアイリさんをキッチンから見つめ、クスクス笑う。
ウトウトと眠たげな表情は私しか見れない。
「…リザのせいで朝から疲れた…」
「すみません、つい」
むぅ、と頬を膨らませる表情も私しか見れない。
「リザは休みかもしれないけど、私は仕事なんだからね」
「以前は私も仕事なのに、待ってくれませんでしたよ?」
「……それはそれよ」
「どれですか」
また、むぅ…と頬を膨らませる可愛いアイリさん。
朝食をアイリさんの前のテーブルに置いて。
「ん」
アイリさんの頬に手を添えこちらを向かせて、キスをした。
啄むようなキス。
でもすぐに。
「んっぅ…っふぅ…っ」
舌を絡め取られて。
「は…っぁ…っ」
アイリさんに抱き寄せられ、深く深く口付ける。
粘着質な水音を響かせて。
お互いがお互いを求めた。
ちゅ、とリップノイズを立てて離れれば透明の糸が私たちを繋いだ。
それでもアイリさんはまだ眠そうで。
ウトウトしながらフォークを握り、ソーセージに刺してモグモグとソーセージを食べてる。
なんだか幼い子供のよう。
「アイリさん」
「ん?」
アイリさんの口の端にケチャップが付いたから、それを指で拭い取って自分の指を舐める。
「ありがと」
「いいえ」
こんな子供のようなアイリさんを見ることが出来るのも私だけ。
私以外の前では、アイリさんは“国軍少将”として。
優しさと威厳、強く揺るぎない信念を秘めた眼差しになる。
格好良い“セイフォード少将”になるの。
乱れた姿も、こんなだらけている姿は私だけに見せる姿。
本当、優越感以外何者でもないわよね。
アイリさんに憧れる女性士官が大勢いる中で。
“私だけのアイリさん”になる時間があるなんて。
「普段無理をしてるし、お休みします?」
「えー?リザと色々しすぎて疲れたので休みますって?私は別にいいけど、リザは“毅然と振る舞うホークアイ中尉”のイメージが総崩れになるわよ?いいの?」
「……………なぜ正直に理由を言うのですか」
アイリさんはクスクス笑って、朝食を終えフォークを置く。
「私は正直者だからね。嘘は言えないの」
立ち上がって。
「シャワー浴びてきまーす」
「はい、軍服用意しておきますね」
シャワーを浴びに行った。
「…口では敵わないわね、まったくもう」
すぐ仕返されると思ってたけど何もされなかったから、今日帰って来たら仕返しをされるんでしょうね。
「……」
どんな仕返しをされるのか、楽しみにしている自分がいることが恥ずかしい…。
「アイリさん、軍服置いておきます」
シャワーカーテンの向こうに、アイリさんがいる。
うっすらとシルエットが見えることに、コクリと息を飲むと。
「…ッ!」
シャッとカーテンが開いて。
「ちょ…っと!!待ってくださ…っ!!」
腕を引かれ、後ろから抱き締められて。
シャワーで服がずぶ濡れに…。
「あ…っアイリさ…ッ!!」
「ん?仕返しは覚悟してたんでしょ?」
服の中に手が侵入して来て、胸の先を摘まれる。
「あぅ…っん…っぁ…っち、遅刻…っしちゃぃますよ…っ」
「んー」
アイリさんの手を止めようとしても。
「あ…っあ…っあ…っ」
胸の愛撫が…その…絶妙で…。
「リザ?」
「やぅ…っんっあ…っ」
耳元で囁かれ、ビクッと身体が震えた。
「アイリさん…っ遅刻しちゃいますから…っ」
アイリさんの手が下に伸びる。
それに、息を飲み期待してしまう自分がいる…。
…本当にもう…。
「こうして欲しかったんじゃないの?」
「あ…っんっん…っあ…っ」
ナカに挿入され、シャワーの音と厭らしい音が浴室内に響く。
「ああっあっあっあっアイリさ…っアイリさん…っ」
「はぁ…可愛いなぁ…」
アイリさんはキュッと蛇口を捻り、シャワーを止めて。
頬に手を添えられ、アイリさんのほうへと向かされて。
それから…それから…。
「アイリさん、遅刻しますよ」
「えー…もう時間…?」
浴室での密事後、支度を終えたアイリさんはソファーでまたウトウトし始めていた。
……ちょっと無理をさせてしまったみたい。
日頃疲れているのに、あの悪戯はダメだったわね…。
「んーッ!はぁ…」
アイリさんは背中を伸ばし、立ち上がる。
軍服の上着を着せてあげて、玄関へ。
「ん」
ちゅ、とキスをすると、アイリさんは目を閉じて。
数回深呼吸をし、そして。
「じゃあ、行って来るわね」
真っ直ぐ揺るぎない信念を秘めた、強くて優しい“セイフォード少将”へ表情を変えた。
「……行ってらっしゃい」
このギャップを見ることが出来るのも私だけ。
「…本当に…優越感しかないわよ…もう…」
羨ましいでしょ?
子供のように、ケチャップを口の端に付けたり。
ウトウト微睡み、隙を見せたり。
むぅ、と頬を膨らませてむくれたり。
全部私の前でしかしない、私しか見ることが出来ない“雷鳴の錬金術師”の素顔。
いいでしょう?
羨ましいでしょう?
なんて優越感に浸りながら。
私は寝室へ行って、アイリさんが使っている枕を抱き締めて。
「…少し…寝ようかな…」
ちょっと気怠いから、アイリさんが寝ていた場所に倒れ込み目を閉じた。
END