BBQ リザさん百合夢

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「ックーッ!外で飲むビール最高…!!」

「うめーッ!」

「お肉も良い感じですよ!」

ワイワイガヤガヤと、お肉や野菜もたくさんあって。

「タマネギです」

「待って先にお肉食べたい…」

[#dn=1#]さんの健康管理は私の務めだから、野菜をたくさんお皿に乗せる。

「ほら、リザも」

「あ、ありがとうございます」

[#dn=1#]さんがお皿にお肉を乗せてくれたから、それをふぅふぅして食べる。

「ふぅふぅしてあげましょうか?」

「っ自分で出来ますっ」

クスクスとアイリさんに揶揄われ、[#dn=1#]さんもお肉を食べる。

「んまーい!」

「美味しいですね」

「焼き鳥も焼けましたよ!」

「ホルモンも!」

次から次へとお皿に盛ってくれる。

「そうそう、これの領収証は?」

「あ、これです」

もぐもぐとお肉を食べながら、ファルマン准尉が領収証の束を[#dn=1#]さんへと渡す。

「ふーん、思ってたより安いわね」

ペラペラと巡り、意外な安さに少し驚いていた。

「いくらくらいだと思ってました?」

「んー?これの丸二つ多いくらい」

「…最早豪華なパーティーじゃないですか」

[#dn=1#]さんの金銭感覚がおかしいと改めて思ったわ…。

「っつか大佐、イーストシティの女の子たちを口説くのやめてくれないっすかね!」

「なにを言うハボック。美しい女性を口説かずにいるなど女性に失礼だろう」

「見境なく口説くと怒る女の子もいますぜ大佐」

ハボック少尉やブレダ少尉、マスタング大佐たちは楽しそうに会話を弾ませて。

「きみにはおやつを持ってきたんだ。食べるかい?」

「ワン!ワンワン!」

「うむ、この肉も美味いし野菜も美味い。バーベキューはいいですな」

フュリー曹長はハヤテ号のお世話と、ファルマン准尉も美味しそうにお肉を食べていて。

「ッあ゙〜…幸せー…」

「飲み過ぎ注意ですよ」

[#dn=1#]さんは[#dn=1#]さんで、ビールに癒されているわ…。

私は私で、周辺住民の方々に迷惑がかからないように辺りを見回す。

「[#dn=2#]少将ー、ホークアイ中尉との馴れ初め聞かせてくださいよー」

「えー?そうねぇ。あれは雨が降「雨なんて降ってませんでしたよ。ハボック少尉、変なことは聞かないように」

アルコールが回ってるから、変なこと言われる前に止めないと取り返しが付かなくなる。

「なーんすかー!いいじゃないっすかー!」

「私も聞きたいな、中尉」

マスタング大佐までニヤニヤ笑って乗ってくる…。

「大佐まで…。みんなビール飲み過ぎよ?」

「大丈夫!酔ってませんからぁー!」

「全然酔ってないっすよぉ!」

真っ赤な顔して言ったって効力は発揮しないわよ、もう。

「あ!ハボックてめ!それは俺が育ててた肉だろうが!」

「はぁん!?食わねぇほうが悪りぃだろ!」

「あまり大きな声を出さないようにね」

と、周りを見ると、[#dn=1#]さんがいなかった。

「?」

どこへ行ったのかちょっと探しに行くと。

「!あんなところに」

ちょっと離れたところにあるベンチに座っていた。


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