想いの在処 リザさん百合夢
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翌日、受け付けに。
「!おはようございます、セイフォード少将」
「!……おはよう」
セイフォード少将が居たので、ご挨拶をした。
セイフォード少将もチラッと私を見て、小さな声で返してくれた。
私もチラッとセイフォード少将の顔を見て。
「………体調、悪いんですか?」
なんだかあまり体調良くなさそうだから、そう伺ってみたら。
「…いいえ」
だけ返ってきた。
後ろ姿を見る。
どこか辛そう。
「……本当に大丈夫なんですか?」
「えぇ」
この違和感、なんだろう。
モヤモヤする。
「…セイフォード少将、昨日のゼイオン中将は一体何のご用事で「ホークアイ中尉」
セイフォード少将は足を止めて、横目で私を見て。
「尉官のあなたが知るべきことじゃないと言わなかったかしら」
そう放った。
私は視線を彷徨わせて。
「昨日は言われてません」
ニコリと笑って反論した。
「………」
セイフォード少将が眉間に皺を寄せた。
怒られるかしら。
「…将官の事情を、尉官のあなたが知るべきことじゃないわ。」
言われた。
あなたが知るべきではない、と。
私はまた視線を巡らせて。
「では尉官としてではなく、一人の人間として言わせていただきますが、あまりご無理をせずに体調不良なら休んでくださいね」
またニコリと笑った。
「…………」
セイフォード少将はさらに深く眉間に皺を寄せて。
「…余計なお世話」
と、一言嫌味を放って、行ってしまった。
「意外と怒らないのね」
結構すぐ怒るイメージがあったから驚いた。
いえ、怒られたんだと思うけど。
もっとこう、怒鳴ってくるかなって。
まぁ今まで私みたいに口答えするような部下は居なかっただろうから、驚いたのかもしれないわね。
「…もうちょっと踏み込んでみようかしら」
セイフォード少将を知ることが出来るかもしれないし…。
コンコン
「ホークアイ中尉です」
『……なに?』
「コーヒーをお持ちしました」
『…どうぞ』
セイフォード少将の執務室へ、コーヒーをお持ちする。
相変わらず書類の山と睨めっこで、私のほうを見ない。
でも今日はやっぱりどこか辛そう。
だから。
「!……これ」
今日はコーヒーのお供に、チョコレートを用意した。
疲れた時は甘いものというじゃない?
疲れたと言っても、出勤してまだ間もないのだけど。
セイフォード少将は日々お疲れのご様子だから。
「お疲れのご様子だったので」
「………」
一言そう言って、敬礼をして。
「では、失礼します」
執務室を出ようとした時。
「………ゼイオン中将、何か言ってた?」
まさか、セイフォード少将から話をかけてくださるなんて。
振り返れば、セイフォード少将の視線はコーヒーに向けられていたけれど。
「いえ、ただセイフォード少将を探しているとだけ仰ってました」
ゼイオン中将が私たちに何を言ったのか気になったご様子。
チラッと私を見て。
「…そう」
どこかホッとしたような表情を浮かべた。
「何か気になる「もういいわ」
……ちょっと踏み込みを焦ったわね…。
「はっ、では失礼します」
また敬礼をして、執務室を出た。
すると、小さくカサカサとチョコレートを開いている音が聞こえてきて。
「…可愛いところもあるじゃない」
なんて、思ってしまったわよ。
.
翌日、受け付けに。
「!おはようございます、セイフォード少将」
「!……おはよう」
セイフォード少将が居たので、ご挨拶をした。
セイフォード少将もチラッと私を見て、小さな声で返してくれた。
私もチラッとセイフォード少将の顔を見て。
「………体調、悪いんですか?」
なんだかあまり体調良くなさそうだから、そう伺ってみたら。
「…いいえ」
だけ返ってきた。
後ろ姿を見る。
どこか辛そう。
「……本当に大丈夫なんですか?」
「えぇ」
この違和感、なんだろう。
モヤモヤする。
「…セイフォード少将、昨日のゼイオン中将は一体何のご用事で「ホークアイ中尉」
セイフォード少将は足を止めて、横目で私を見て。
「尉官のあなたが知るべきことじゃないと言わなかったかしら」
そう放った。
私は視線を彷徨わせて。
「昨日は言われてません」
ニコリと笑って反論した。
「………」
セイフォード少将が眉間に皺を寄せた。
怒られるかしら。
「…将官の事情を、尉官のあなたが知るべきことじゃないわ。」
言われた。
あなたが知るべきではない、と。
私はまた視線を巡らせて。
「では尉官としてではなく、一人の人間として言わせていただきますが、あまりご無理をせずに体調不良なら休んでくださいね」
またニコリと笑った。
「…………」
セイフォード少将はさらに深く眉間に皺を寄せて。
「…余計なお世話」
と、一言嫌味を放って、行ってしまった。
「意外と怒らないのね」
結構すぐ怒るイメージがあったから驚いた。
いえ、怒られたんだと思うけど。
もっとこう、怒鳴ってくるかなって。
まぁ今まで私みたいに口答えするような部下は居なかっただろうから、驚いたのかもしれないわね。
「…もうちょっと踏み込んでみようかしら」
セイフォード少将を知ることが出来るかもしれないし…。
コンコン
「ホークアイ中尉です」
『……なに?』
「コーヒーをお持ちしました」
『…どうぞ』
セイフォード少将の執務室へ、コーヒーをお持ちする。
相変わらず書類の山と睨めっこで、私のほうを見ない。
でも今日はやっぱりどこか辛そう。
だから。
「!……これ」
今日はコーヒーのお供に、チョコレートを用意した。
疲れた時は甘いものというじゃない?
疲れたと言っても、出勤してまだ間もないのだけど。
セイフォード少将は日々お疲れのご様子だから。
「お疲れのご様子だったので」
「………」
一言そう言って、敬礼をして。
「では、失礼します」
執務室を出ようとした時。
「………ゼイオン中将、何か言ってた?」
まさか、セイフォード少将から話をかけてくださるなんて。
振り返れば、セイフォード少将の視線はコーヒーに向けられていたけれど。
「いえ、ただセイフォード少将を探しているとだけ仰ってました」
ゼイオン中将が私たちに何を言ったのか気になったご様子。
チラッと私を見て。
「…そう」
どこかホッとしたような表情を浮かべた。
「何か気になる「もういいわ」
……ちょっと踏み込みを焦ったわね…。
「はっ、では失礼します」
また敬礼をして、執務室を出た。
すると、小さくカサカサとチョコレートを開いている音が聞こえてきて。
「…可愛いところもあるじゃない」
なんて、思ってしまったわよ。
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