一人じゃない リザさん百合夢
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1ヶ月後。
「っと、大総統府に行かないと」
大総統 キング・ブラッドレイの判が必要な書類が出て来た。
「…リザいるかな」
リザは大総統付き補佐官のため、ブラッドレイの傍にいる。
敵対関係であるふりをしなければならないが、それでもアイリにとってリザの存在は救いだった。
そんなリザと、今日は久しぶりに会える。
月に一度会うと決めた日が今日で、その日を楽しみにしながら毎日頑張って。
やっとご褒美がもらえる、と。
アイリは上機嫌だった。
大総統府に着き、ブラッドレイの執務室へと足を進める。
コンコン
「セイフォード少将です。」
『ああ、入りたまえ』
「失礼します」
ブラッドレイの執務室に入れば、ブラッドレイの傍にはリザが立っていて。
“ああん、今日も可愛い”
なんて心の中で思った。
「どうしたんだね?」
「これ、大総統の判が必要なので」
書類をブラッドレイのデスクに置き、リザを見て。
「久しぶりね。元気そうじゃない」
ニコリと笑むと。
「お久しぶりです。セイフォード少将もお元気そうで何よりです」
リザはアイリのほうを見ずに、淡々と答えた。
「……」
ブラッドレイはそんな二人を交互に見て。
「君たちは、まだ交際しているのか?」
問いかけた。
「「え?」」
きょとんとする二人は顔を見合わせて。
「私は別に「ご冗談を。とうの昔に終わってます」
アイリの言葉を遮って、リザがまた淡々と答えた。
「………」
アイリは肩を竦めて。
「だそうですよ」
クスクス笑った。
「なんだ、君はまだ交際しているつもりだったのかい?セイフォード君」
ブラッドレイはアイリに書類を返して。
「ズバズバ聞いてきますね。」
アイリはその書類を受け取って。
「まさか。彼女とはただの遊びで最初から交際なんてしてませんよ」
ニコリと笑みを浮かべ、背中を向けて少しだけブラッドレイを見ると。
ブラッドレイの後ろにいるリザがジト目で睨んでいるのが視界に入って。
「………」
「?本人を前にして結構酷いことを言うね」
アイリは悶えてしまいそうになるのを必死に耐えていた。
「言わせた大総統はもっと酷いということですね。では、失礼します」
「うむ」
そうして、アイリはブラッドレイの執務室を出て。
「はぁ…可愛いなぁもう…」
ニヤけてしまいそうになるのを必死に耐えながら、中央司令部にある自分の執務室へと戻った。
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1ヶ月後。
「っと、大総統府に行かないと」
大総統 キング・ブラッドレイの判が必要な書類が出て来た。
「…リザいるかな」
リザは大総統付き補佐官のため、ブラッドレイの傍にいる。
敵対関係であるふりをしなければならないが、それでもアイリにとってリザの存在は救いだった。
そんなリザと、今日は久しぶりに会える。
月に一度会うと決めた日が今日で、その日を楽しみにしながら毎日頑張って。
やっとご褒美がもらえる、と。
アイリは上機嫌だった。
大総統府に着き、ブラッドレイの執務室へと足を進める。
コンコン
「セイフォード少将です。」
『ああ、入りたまえ』
「失礼します」
ブラッドレイの執務室に入れば、ブラッドレイの傍にはリザが立っていて。
“ああん、今日も可愛い”
なんて心の中で思った。
「どうしたんだね?」
「これ、大総統の判が必要なので」
書類をブラッドレイのデスクに置き、リザを見て。
「久しぶりね。元気そうじゃない」
ニコリと笑むと。
「お久しぶりです。セイフォード少将もお元気そうで何よりです」
リザはアイリのほうを見ずに、淡々と答えた。
「……」
ブラッドレイはそんな二人を交互に見て。
「君たちは、まだ交際しているのか?」
問いかけた。
「「え?」」
きょとんとする二人は顔を見合わせて。
「私は別に「ご冗談を。とうの昔に終わってます」
アイリの言葉を遮って、リザがまた淡々と答えた。
「………」
アイリは肩を竦めて。
「だそうですよ」
クスクス笑った。
「なんだ、君はまだ交際しているつもりだったのかい?セイフォード君」
ブラッドレイはアイリに書類を返して。
「ズバズバ聞いてきますね。」
アイリはその書類を受け取って。
「まさか。彼女とはただの遊びで最初から交際なんてしてませんよ」
ニコリと笑みを浮かべ、背中を向けて少しだけブラッドレイを見ると。
ブラッドレイの後ろにいるリザがジト目で睨んでいるのが視界に入って。
「………」
「?本人を前にして結構酷いことを言うね」
アイリは悶えてしまいそうになるのを必死に耐えていた。
「言わせた大総統はもっと酷いということですね。では、失礼します」
「うむ」
そうして、アイリはブラッドレイの執務室を出て。
「はぁ…可愛いなぁもう…」
ニヤけてしまいそうになるのを必死に耐えながら、中央司令部にある自分の執務室へと戻った。
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