一番 リザさん百合夢
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「へー!頑張ったじゃない!」
翌日。
レベッカと射撃訓練場で一緒になったため、レベッカにセイフォード少将を誘えたことを話した。
レベッカは私がちゃんと誘い、セイフォード少将と一緒に行けることになったのを喜んでくれて。
本当、持つべきものは友だと思った。
「浴衣は予約できたの?」
「それが、すでに予約いっぱいで取れなかったの」
「あー、やっぱり殺到したのねぇ」
浴衣は残念だけど、セイフォード少将と一緒に行くことに意味があるから諦められる。
「あんたがはしゃぎ散らすとこ見たかったなー」
「…子供じゃないんだから、はしゃぎ散らすわけないでしょ…」
まぁ…ハヤテ号には少し可哀想なことをしたかもしれない…。
「でも、セイフォード少将はお忙しい方だからもしかしたらキャンセルになるかもしれないわ」
「余程のことがない限り大丈夫よ。」
レベッカはネガティブになりそうな私を、ポジティブな言葉で安心させてくれる。
「セイフォード少将の私服かぁ。どんな感じなのかしらね」
「軍服しか見たことないけど、きっと綺麗な私服よ」
射撃訓練中に話すべきことではない会話。
でも楽しみを隠しきれなくて。
誰かに伝えたくて。
「あー、でも仕事終わりならもしかして軍服かも!?」
「有り得なくはないわね…。けどそれでも一緒に花火を見れるんだもの。全然構わないわよ」
軍服だろうと一緒に過ごせれば。
それだけでいい。
ガチャン、とコッキングをした時。
「ホークアイ中尉!セイフォード少将がいらしてます!」
フュリー曹長が慌ててやってきた。
「セイフォード少将が?」
「は、はい…!マスタング大佐に用があるみたいなんですが、現在逃亡してしまって…!」
マスタング大佐はサボり中で不在…。
レベッカと顔を見合わせて。
「参ったわね…」
「困った人よね…本当…」
ため息を零した。
「セイフォード少将はどこにいらっしゃるの?」
「グラマン中将にご挨拶へ行ってます…っ!」
「そう、わかったわ」
「頑張って!リザ!」
…何を頑張ればいいのかわからないけれど、とりあえずセイフォード少将のところに行かないと…。
「セイフォード少将!」
「!リザ」
グラマン中将の執務室に向かえば、タイミング良くセイフォード少将が出ていらした。
セイフォード少将は暑さからか、軍服のボタンを外して。
「まーたロイ君逃亡中みたいねぇ」
クスクス笑いながら上着を脱いだ。
グラマン中将の前ではちゃんと整えていた軍服も、私たちの前では崩す。
「…申し訳ありません…。まさか私が射撃訓練をしている時に逃亡するとは…」
「懲りないわよね、本当。」
さらに、白いワイシャツのボタン上二つも外して。
「というか暑くない…?東方司令部の空調どうなってるの…」
「…空調設備が故障しているんです。業者にも連絡しているんですが…」
「この時期業者は大忙し、ってことね…」
「はい…」
パタパタと手で仰ぎながら、私に背中を向けて。
「とりあえず空調の件は考えておくとして、ロイ・マスタングの野郎を捜索しないと」
じゃあ、またね。とセイフォード少将は小さく笑みを浮かべ、歩き出したので。
「あ、あの…!私も捜索します!」
セイフォード少将の背中を追った。
「!あら、手伝ってくれる?」
「手伝うというよりは、私たち東方司令部が探さなければならないことですからね…」
セイフォード少将はまたクスクス笑って。
「じゃあ、一緒に行きましょ」
「は、はい…!」
私はセイフォード少将と一緒に、マスタング大佐を探すことにした。
…大佐、逃亡してくれてありがとうございます…。
.
「へー!頑張ったじゃない!」
翌日。
レベッカと射撃訓練場で一緒になったため、レベッカにセイフォード少将を誘えたことを話した。
レベッカは私がちゃんと誘い、セイフォード少将と一緒に行けることになったのを喜んでくれて。
本当、持つべきものは友だと思った。
「浴衣は予約できたの?」
「それが、すでに予約いっぱいで取れなかったの」
「あー、やっぱり殺到したのねぇ」
浴衣は残念だけど、セイフォード少将と一緒に行くことに意味があるから諦められる。
「あんたがはしゃぎ散らすとこ見たかったなー」
「…子供じゃないんだから、はしゃぎ散らすわけないでしょ…」
まぁ…ハヤテ号には少し可哀想なことをしたかもしれない…。
「でも、セイフォード少将はお忙しい方だからもしかしたらキャンセルになるかもしれないわ」
「余程のことがない限り大丈夫よ。」
レベッカはネガティブになりそうな私を、ポジティブな言葉で安心させてくれる。
「セイフォード少将の私服かぁ。どんな感じなのかしらね」
「軍服しか見たことないけど、きっと綺麗な私服よ」
射撃訓練中に話すべきことではない会話。
でも楽しみを隠しきれなくて。
誰かに伝えたくて。
「あー、でも仕事終わりならもしかして軍服かも!?」
「有り得なくはないわね…。けどそれでも一緒に花火を見れるんだもの。全然構わないわよ」
軍服だろうと一緒に過ごせれば。
それだけでいい。
ガチャン、とコッキングをした時。
「ホークアイ中尉!セイフォード少将がいらしてます!」
フュリー曹長が慌ててやってきた。
「セイフォード少将が?」
「は、はい…!マスタング大佐に用があるみたいなんですが、現在逃亡してしまって…!」
マスタング大佐はサボり中で不在…。
レベッカと顔を見合わせて。
「参ったわね…」
「困った人よね…本当…」
ため息を零した。
「セイフォード少将はどこにいらっしゃるの?」
「グラマン中将にご挨拶へ行ってます…っ!」
「そう、わかったわ」
「頑張って!リザ!」
…何を頑張ればいいのかわからないけれど、とりあえずセイフォード少将のところに行かないと…。
「セイフォード少将!」
「!リザ」
グラマン中将の執務室に向かえば、タイミング良くセイフォード少将が出ていらした。
セイフォード少将は暑さからか、軍服のボタンを外して。
「まーたロイ君逃亡中みたいねぇ」
クスクス笑いながら上着を脱いだ。
グラマン中将の前ではちゃんと整えていた軍服も、私たちの前では崩す。
「…申し訳ありません…。まさか私が射撃訓練をしている時に逃亡するとは…」
「懲りないわよね、本当。」
さらに、白いワイシャツのボタン上二つも外して。
「というか暑くない…?東方司令部の空調どうなってるの…」
「…空調設備が故障しているんです。業者にも連絡しているんですが…」
「この時期業者は大忙し、ってことね…」
「はい…」
パタパタと手で仰ぎながら、私に背中を向けて。
「とりあえず空調の件は考えておくとして、ロイ・マスタングの野郎を捜索しないと」
じゃあ、またね。とセイフォード少将は小さく笑みを浮かべ、歩き出したので。
「あ、あの…!私も捜索します!」
セイフォード少将の背中を追った。
「!あら、手伝ってくれる?」
「手伝うというよりは、私たち東方司令部が探さなければならないことですからね…」
セイフォード少将はまたクスクス笑って。
「じゃあ、一緒に行きましょ」
「は、はい…!」
私はセイフォード少将と一緒に、マスタング大佐を探すことにした。
…大佐、逃亡してくれてありがとうございます…。
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