好き リザさん百合夢
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バレンタインデーから数日後。
アイリはグラマンにまた呼ばれて、東部へやって来た。
「セイフォード少将」
「ロイ君、東部からの書類が滞ってるのだけど?」
「…お、おかしいですね。しっかり確認して中央へ送ってるんですが…」
アイリはニコリと笑み、ロイの肩に人差し指を当てて。
「あなたが書類を提出してくれないから私休めないのよねぇ」
そう言うと。
「「ッ!」」
ロイとリザは目を見開いて顔を見合わせて。
「早急に中央へと送らせます」
「えぇ、お願いねリザ」
リザはロイを睨み、アイリはクスクスと笑った。
「さて、と。じゃあグラマン中将のところに行くわね」
「はい」
「たまにはグラマン中将に花を持たせてやってくださいね」
「勝負事に手を抜いたら相手に失礼でしょ?」
ロイの言葉に、アイリはまたクスクスと笑ってグラマンの執務室のほうへと足を進めた。
「あ、リザ」
「!はい?」
するとアイリは、思い出したかのように足を止めてリザへと振り返る。
「!」
ロイも振り返ったが、アイリはロイへと軽く手を払うように動かして先に行かせた。
「あのね、バレンタインのチョコレートのことなんだけど」
「あ…」
リザへ歩み寄って。
「ありがとう、あれすごく美味しかったわ」
バレンタインデーにリザからもらったチョコレートのお礼を言う。
「い、いえ…」
食べてくれたんだ…、とリザは心の中で喜ぶ。
「それでね、あのチョコレートってどこで買ったの?」
「え?」
アイリの言葉に、リザはきょとんとする。
「美味しかったから、また食べたいなと思って。」
売ってる店を知るために、どこで買ったのかを聞けば。
「あ、あれは…売ってません…」
「ああ、バレンタインデーの期間中しかないチョコレートだったのね」
残念、と言うアイリに。
「いえ…あの…」
リザは視線を彷徨わせて。
「あれは…その…手作りなので…売りものではなくて…」
そう言うと、今度はアイリがきょとんとして。
「え?手作り?」
「は、はい。多分、セイフォード少将に贈られたほとんどのチョコレートはみんな手作りしてると思いますよ…」
想いを込めて、贈ったものだから。
みんなアイリを想い、手作りしただろうチョコレートたちを想った。
「うっそ…えー…?そうなの…?えー…」
リザのその言葉は、みんな気を使ってチョコレートを買ってきてくれていると思っていたアイリには衝撃だった。
「あ…ごめんね…失礼なことを言ったわね…」
同時に、せっかくの手作りチョコレートを市販のものと勘違いをしてしまったことを謝罪した。
「いえ」
すると。
「お店で売っている物と思ってしまうくらい、お口に合ったということなので。私は嬉しいです」
と。
リザが優しく、可愛らしく笑った瞬間だった。
「…!」
リザのその笑みを見て、アイリは目を見開いたのは。
「またお作りしますね」
「え?え、えぇ、ありがと…」
アイリはリザに背中を向けて。
「…じゃあ私、グラマン中将のところに行くから」
「はい、ではまた」
自分が抱いた感情に、首を傾げて。
ん?ん?と思いながら。
アイリは今度こそグラマンの執務室へと向かった。
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バレンタインデーから数日後。
アイリはグラマンにまた呼ばれて、東部へやって来た。
「セイフォード少将」
「ロイ君、東部からの書類が滞ってるのだけど?」
「…お、おかしいですね。しっかり確認して中央へ送ってるんですが…」
アイリはニコリと笑み、ロイの肩に人差し指を当てて。
「あなたが書類を提出してくれないから私休めないのよねぇ」
そう言うと。
「「ッ!」」
ロイとリザは目を見開いて顔を見合わせて。
「早急に中央へと送らせます」
「えぇ、お願いねリザ」
リザはロイを睨み、アイリはクスクスと笑った。
「さて、と。じゃあグラマン中将のところに行くわね」
「はい」
「たまにはグラマン中将に花を持たせてやってくださいね」
「勝負事に手を抜いたら相手に失礼でしょ?」
ロイの言葉に、アイリはまたクスクスと笑ってグラマンの執務室のほうへと足を進めた。
「あ、リザ」
「!はい?」
するとアイリは、思い出したかのように足を止めてリザへと振り返る。
「!」
ロイも振り返ったが、アイリはロイへと軽く手を払うように動かして先に行かせた。
「あのね、バレンタインのチョコレートのことなんだけど」
「あ…」
リザへ歩み寄って。
「ありがとう、あれすごく美味しかったわ」
バレンタインデーにリザからもらったチョコレートのお礼を言う。
「い、いえ…」
食べてくれたんだ…、とリザは心の中で喜ぶ。
「それでね、あのチョコレートってどこで買ったの?」
「え?」
アイリの言葉に、リザはきょとんとする。
「美味しかったから、また食べたいなと思って。」
売ってる店を知るために、どこで買ったのかを聞けば。
「あ、あれは…売ってません…」
「ああ、バレンタインデーの期間中しかないチョコレートだったのね」
残念、と言うアイリに。
「いえ…あの…」
リザは視線を彷徨わせて。
「あれは…その…手作りなので…売りものではなくて…」
そう言うと、今度はアイリがきょとんとして。
「え?手作り?」
「は、はい。多分、セイフォード少将に贈られたほとんどのチョコレートはみんな手作りしてると思いますよ…」
想いを込めて、贈ったものだから。
みんなアイリを想い、手作りしただろうチョコレートたちを想った。
「うっそ…えー…?そうなの…?えー…」
リザのその言葉は、みんな気を使ってチョコレートを買ってきてくれていると思っていたアイリには衝撃だった。
「あ…ごめんね…失礼なことを言ったわね…」
同時に、せっかくの手作りチョコレートを市販のものと勘違いをしてしまったことを謝罪した。
「いえ」
すると。
「お店で売っている物と思ってしまうくらい、お口に合ったということなので。私は嬉しいです」
と。
リザが優しく、可愛らしく笑った瞬間だった。
「…!」
リザのその笑みを見て、アイリは目を見開いたのは。
「またお作りしますね」
「え?え、えぇ、ありがと…」
アイリはリザに背中を向けて。
「…じゃあ私、グラマン中将のところに行くから」
「はい、ではまた」
自分が抱いた感情に、首を傾げて。
ん?ん?と思いながら。
アイリは今度こそグラマンの執務室へと向かった。
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