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能登 吟
ねぇ、部長
今ちょっといい？ -
部長
どうしたの？吟
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能登 吟
その、名前ちゃんのことなんだけど…
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部長
名前がどうかした？
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能登 吟
その前に、部長は
名前ちゃんのこと
どう思ってる？ -
部長
可愛くていい子だと思ってるよ
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能登 吟
違くて！
恋愛対象として
どう思う？ -
部長
あぁ、そういうことね
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部長
私にとって名前は
大事な友達だよ -
部長
もちろん、吟も
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能登 吟
ありがとな！
僕も部長のこと最高の
友達だと思ってるよ -
能登 吟
とりあえず、部長が
ライバルじゃなくて
安心した… -
能登 吟
それで、本題なんだけど…
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部長
名前のこと好きなんでしょ？
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能登 吟
え！？バレてた？
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部長
ううん
なんとなく
話の流れ的にそうかなーって -
能登 吟
そっか
あー、でもそうだよなぁ
わかっちゃうか -
部長
そうだって気づくと
吟って名前との距離だけ
若干遠いかも -
能登 吟
まぁ、あんまり近づきすぎると僕がヤバいというか…
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能登 吟
その、ドキドキするし
嫌がられたら嫌だなぁとか
色々考えちゃって… -
部長
名前はそれぐらいじゃ
嫌がらないと思うよ -
能登 吟
それはそうなんだけどさぁ
意識されなかったらされなかったで落ち込むし… -
部長
吟はどうしたいの？
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能登 吟
え？
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部長
名前がどう思うかとかじゃなくて
吟がどうしたいかじゃない？ -
能登 吟
……確かに、そうだよな！
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能登 吟
あれこれ考えすぎるのは
僕の悪い癖かも -
能登 吟
本当は、名前ちゃんともっと仲良くなりたいし、近づきたい
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能登 吟
でも、怖いんだ
部長みたいに、本当の僕を知ったら名前ちゃんがどう思うのかが… -
部長
それは、名前に言ってみないとわからない
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部長
でも、名前なら性別なんて関係なく、吟を見てくれるって
私は信じてる -
能登 吟
信じるかぁ…
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能登 吟
うん。僕も名前ちゃんを信じるよ
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能登 吟
だって、僕が好きになった女の子だもんな！
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部長
その意気だよ。吟
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部長
私、上手くいくように応援してるから
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能登 吟
うん。
ありがとな、部長 -
能登 吟
僕、頑張ってみるよ！
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