【セイヴァーズ】


リクメット
「ジャルジオール！！キュラーイ！！ニワーーー！！」


バ ン ！ ！ ！(思いっきり扉を開く)


由太
「うぉ！？ビックリした！？どうしたんだよ、リクメット」

ザキィーシ
「さっきの音は耳に響いたぞ！」

リクメット
「あ、それはすみません。由太さん、ザキィーシさん、ジャルジオールとキュラーイとニワを見ませんでしたか？！」

由太
「ジャルジオールとキュラーイとニワか？いや、見てないなー？ザキィーシは？」

ザキィーシ
「オレも見てない」

リクメット
「そう、ですか。まったく、何処に行ったんですか！あの三つ子は！！」

由太
「またジャルジオール達が何かしたのか？」

リクメット
「何かをしたって訳じゃあありませんですけど、夏休みの宿題を終わらせていないんですよ！あの三つ子！！」

由太
「え？夏休みの宿題？ジャルジオール達にもあるのか？」

リクメット
「えぇ、ありますよ。あの三つ子が記憶喪失なのを知っていますよね？」

ザキィーシ
「知ってるぜー」

由太
「確か、自分の名前と三つ子である事以外は記憶がないんだっけ？」

リクメット
「そうなんです。物の名前も知らなければ言語の読み方も知らない。だからあの三つ子には勉強をさせているんです。そ・れ・な・の・に、あの三つ子ときたら、全っっっ然夏休みの宿題に手をつけていないんですよ！見て下さい！！」
(パラパラと夏休みの宿題を由太とザキィーシに見せる)

由太
「あぁー・・・、これはー・・・」

ザキィーシ
「全然書いてねーw‪」

リクメット
「でしょう？！だから今日中に宿題の半分を終わらせようと思っていたんですが・・・肝心の三つ子が何処にもいないんですよ！」

由太
「そっかー・・・、俺達もジャルジオール達を探そうか？」

リクメット
「そうしてくれると有り難いです！」

マルナ
「ジャルジオールとキュラーイとニワを探してんのかー？」

リクメット
「マルナ！そうなんですよ、三つ子をさがしているんですよ」

マルナ
「ジャルジオール達なら、朝早くから任務（ｸｴｽﾄ）に出てるぜー？」

リクメット
「はい！？任務（ｸｴｽﾄ）！！？？」

マルナ
「おう！なんかその任務（ｸｴｽﾄ）、終わるの三日？ぐらいかかるーみたいなこと言ってたような気がするー」

リクメット
「なーんーでーすーとぉーーーー！！これはやられた！あの三つ子逃げやがったなーーー！！！」

ザキィーシ
「しかも、リクメットに言わずに任務（ｸｴｽﾄ）に行くなんてな〜。よほど宿題が嫌いみたい‪‪‪w‪」

由太
「どうするんだリクメット？宿題は大事だけど、任務（ｸｴｽﾄ）はもっと大事なんじゃあ・・・(汗)」

リクメット
「くぅ～～～～～っ！！！帰って来たら即宿題をさせるしかないな！！宿題終わらすまで寝かせんからなーーーーー！！！！ジャルジオールーーー！！キュラーーーイ！！ニワーーー！！」

由太
「ジャルジオール、キュラーイ、ニワ、頑張れよ」(遠い目をする)

ザキィーシ
「‪‪‪w‪w‪w」

マルナ
「？？？」