頂文
【うつらうつらなおでん屋台】
小鳥のさえずりが聞こえてきて、二人はぱちっと目を開く。まだ意識がはっきりしてないのか、思考がふわふわしている。
「あれ…おでんは?」
「夢…だったのかしら」
二人は首をかしげる。ふと、未だに寝息をたてているページとチェシャを目にした。
双子は何となく近づき、そっと匂いを嗅げば、あの屋台の美味しい匂い。ーはしなかった。
「でも、満腹感はあるんだよなぁ。朝ごはん要らないかも」
「うーん。あんまりよくないけれど……ん?」
ふと、ページのお腹に違和感を感じる。よくよく見るとポンポンに膨れたお腹だ。それを見た双子は顔を見合わせてクスリと笑いあったのだった。
(了)
小鳥のさえずりが聞こえてきて、二人はぱちっと目を開く。まだ意識がはっきりしてないのか、思考がふわふわしている。
「あれ…おでんは?」
「夢…だったのかしら」
二人は首をかしげる。ふと、未だに寝息をたてているページとチェシャを目にした。
双子は何となく近づき、そっと匂いを嗅げば、あの屋台の美味しい匂い。ーはしなかった。
「でも、満腹感はあるんだよなぁ。朝ごはん要らないかも」
「うーん。あんまりよくないけれど……ん?」
ふと、ページのお腹に違和感を感じる。よくよく見るとポンポンに膨れたお腹だ。それを見た双子は顔を見合わせてクスリと笑いあったのだった。
(了)
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