本編 ーfirstー
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ちらりと襟元から見えたネックレス。
「ちょい」
山本はそれを指にひっかけて取り出してみてみる。
どうやらカミツレのようだ。
咲の凛とした、白く、まっすぐで、でもどこか繊細な様子によく似合っている。
「よく似合ってるな」
顔をあげれば鼻がぶつかるんじゃないかと思うほど近くに咲の顔がある。
まっすぐと自分を見上げる、真っ黒な瞳。
予想外のことに山本は驚いて一歩引いた。
「わ……悪ぃ」
胸の動悸がおさまらない。
「ん?
いいよ」
咲の方は全く気にしていないようだ。
(なんだよ今の……)
山本の瞼の裏には、至近距離で見た咲の顔が焼き付いていて離れない。
やべぇな、これは