雑高
「陣左陣左、大変、switch2が当たった」
雑渡さんが血相を変えて私の部屋まで飛んできたので、何事かと思ったら。手にはスマホ、額には大量の汗。私は机でノートパソコンに向かって在宅の仕事をしていたものだから、手を止めないまま応対する。
「詐欺メールでは? もう出ているといいますよ」
「えっほんと? 確かに応募してなかったしな……」
「え?」
「あっほんとだ! 綴りが違う。何これ、すいっとぅー?」
私はパソコンの画面を切り替え、switch2の詐欺メールを調べた。出てきた文面を雑渡さんに見せると、手元のスマホと見比べて、ああこれだと納得していた。
「おかしいと思ったんだよねえ。応募していないもの」
「それははじめからおかしいです」
はーやれやれと頭を振って私の部屋を出て行く雑渡さんを見送りながら、私はキーボードで保存のショートカットキーを押す。私もやれやれの頭になってしまった。
風呂に入ってさっぱりしよう、と考えて脱衣所に行ったものの、既に雑渡さんが入っていて、またしても私はやれやれの頭になった。あなたはやれやれではないでしょう。
雑渡さんが血相を変えて私の部屋まで飛んできたので、何事かと思ったら。手にはスマホ、額には大量の汗。私は机でノートパソコンに向かって在宅の仕事をしていたものだから、手を止めないまま応対する。
「詐欺メールでは? もう出ているといいますよ」
「えっほんと? 確かに応募してなかったしな……」
「え?」
「あっほんとだ! 綴りが違う。何これ、すいっとぅー?」
私はパソコンの画面を切り替え、switch2の詐欺メールを調べた。出てきた文面を雑渡さんに見せると、手元のスマホと見比べて、ああこれだと納得していた。
「おかしいと思ったんだよねえ。応募していないもの」
「それははじめからおかしいです」
はーやれやれと頭を振って私の部屋を出て行く雑渡さんを見送りながら、私はキーボードで保存のショートカットキーを押す。私もやれやれの頭になってしまった。
風呂に入ってさっぱりしよう、と考えて脱衣所に行ったものの、既に雑渡さんが入っていて、またしても私はやれやれの頭になった。あなたはやれやれではないでしょう。