二は(時友・羽丹羽)
形に残らないものに愛を込めると、いっときの美しさも相まって、余計に嬉しくなるんだそうだ。
ぼくは色とりどりのお花を抱きしめた。ピンク、黄、青。まとめてひとつの愛と呼べますように。
なぜぼくが愛を束ねているかというと、羽丹羽くんにあげるためだった。
日頃の感謝だとか、愛しさだとか、そういったものを伝えたくなったんだ。
何をあげてもきっと喜んでくれるだろうけれど、普段贈らないものをあげたいと思って、一輪一輪、花を選んだ。ぜんぶぜんぶ、甘い匂いがした。羽丹羽くんみたいな。
「羽丹羽くん!」
ぼくは待ち合わせ場所に現れた羽丹羽くんに、とびきりの愛と一緒に花束をプレゼントした。
「わ、わあ!」
羽丹羽くんは大層驚いて、顔を輝かせて喜んでくれた。ありがとうございます時友くん!と言って、花束を抱きしめる彼の満面の笑顔が、本当に嬉しかった。
「ふふふ」
「どうしたの?」
「今日、おでこを出しているんですね」
「あれ?」
羽丹羽くんにプレゼントを贈るのに気を取られて、髪の毛をセットするのがおろそかになってしまったようだ。
「おかしい?」
「いえ、おでこが可愛らしいなあと、思って」
羽丹羽くんはぼくのおでこを撫でて、頬を染めて笑った。ぼくはなんだかくすぐったくて、釣られてふふふと笑う。
「大好きですよ、時友くん」
「ぼくも、大好きだよ。羽丹羽くん」
花束がそれを嬉しそうに聞く。そよ風に揺れながら、ふわふわといい匂いを漂わせて、ぼくらの愛を笑う。ピンク、黄、青の、小さな愛たち。
ぼくは色とりどりのお花を抱きしめた。ピンク、黄、青。まとめてひとつの愛と呼べますように。
なぜぼくが愛を束ねているかというと、羽丹羽くんにあげるためだった。
日頃の感謝だとか、愛しさだとか、そういったものを伝えたくなったんだ。
何をあげてもきっと喜んでくれるだろうけれど、普段贈らないものをあげたいと思って、一輪一輪、花を選んだ。ぜんぶぜんぶ、甘い匂いがした。羽丹羽くんみたいな。
「羽丹羽くん!」
ぼくは待ち合わせ場所に現れた羽丹羽くんに、とびきりの愛と一緒に花束をプレゼントした。
「わ、わあ!」
羽丹羽くんは大層驚いて、顔を輝かせて喜んでくれた。ありがとうございます時友くん!と言って、花束を抱きしめる彼の満面の笑顔が、本当に嬉しかった。
「ふふふ」
「どうしたの?」
「今日、おでこを出しているんですね」
「あれ?」
羽丹羽くんにプレゼントを贈るのに気を取られて、髪の毛をセットするのがおろそかになってしまったようだ。
「おかしい?」
「いえ、おでこが可愛らしいなあと、思って」
羽丹羽くんはぼくのおでこを撫でて、頬を染めて笑った。ぼくはなんだかくすぐったくて、釣られてふふふと笑う。
「大好きですよ、時友くん」
「ぼくも、大好きだよ。羽丹羽くん」
花束がそれを嬉しそうに聞く。そよ風に揺れながら、ふわふわといい匂いを漂わせて、ぼくらの愛を笑う。ピンク、黄、青の、小さな愛たち。