その他

 不思議な夢を見た。
 前世も来世も、お前と巡りあう夢だ。
 本当は過去も未来もずっとずっとひとつに繋がって、何度も巡り合っているという夢だった。
 甘やかなおとぎ話。日はまだ昇りきっていない。
 ごくたまに、ここから走り出して、どこかへ行きたいと思うことがある。行く宛てはない。どこか、遠くの国へ。
 今日という日々を過ごしていく上で、明日を見失わないようにするために、夢を見ては目覚める毎日。夢を見る必要性はないのに、それは勝手に頭の中を駆け巡る。
 なあ、私と手を繋いでくれないか。
 愚かなルールなど必要ない。時間は勝手に進んで行くのだ。お前と、光る道を進めればそれでいい。
 それだけが願いだ。それだけが祈りだ。
 季節は変わっていくけれど。
 変わらないものを、一緒に探しに行こう。
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