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「幽世に存在する国々」

普通の手段ではこの国に立ち入ることはできない。極寒の中、何度も何度も凍え死ぬ羽目になるのだから。
そうなりたくなければ、1ノ国から届けられる「白い封筒」を待つ他ない。

その手紙の先に待ち受けるのは、天国か、地獄か。


1ノ国いちのくに】 隣接国:2ノ国
この世界の中で一番現実離れした国。極寒の地にドーム状の施設がいくつも点在している。

科学技術が発展しており、大抵の便利なものや通称『魔法』と呼ばれるものもこの国から生まれたと言われている。
研究者たちの楽園であるとともに、幽世一番の地獄とも呼ばれている。よほど物好きな死人でない限り、この国に寄り付こうとする者はいないだろう。
そもそも1ノ国は普通に入ることは不可能である。入国する際は1ノ国から送られてきた"白い封筒と中にある白いカード"が必要であるが、そんなもの送られてくるヒトなんて滅多にいない。

余談だがこの幽世での文通は"黒い封筒"が使われていることが多い。1ノ国から送られてくる封筒と区別をつけるためである。

中身はあらゆる実験や研究・開発が進められた場所。魂を改造されたヒト(獣人・異人)はこの国からつくられている。

1ノ国は研究者と被験者が暮らしている。基本的に研究者は変人が、被験者はまともな人が多い。
召喚魔法を抽出して作られた転移装置を利用してドーム間を移動している。研究者の方が行ける場所が多い。


ロケーション(一例)
【研究棟-ハクドウ】
1ノ国で一番広い研究棟。主に機械や道具に関する研究をおこなっている。呼び寄せたヒトの現代での話や新たな技術者を通して現代技術を取り入れ、幽世の暮らしを少しずつ豊かにしている。
金属類など資源は少な炒め発明された最新の機械類は両手で数えるほどしか存在しない。時折訪ねてくる商人たちからいつも仕入れている。

【研究棟-ゲッパク】
主に魔法について研究をおこなっている場所。現世には到底存在し得なかった未知の技術の解明、改造などをおこなっている。
悪用しないことを絶対の条件として利便性と共生のために研究をしているが、たまに魔法に魅入られて狂ってしまうヒトもいる。
ハクドウのヒトたちとは不干渉でいようと約束を交わしているが、たまにいさかいが発生する。

【研究棟-キナリ】
ヒトの魂について研究をおこなっている、どこよりも小さな研究棟。
獣人や異人はこの場所で生まれており、どこよりも危ない場所であるため一番恐れられている。また、この棟の研究員たちは皆異様なまでに優しく、そして何かが欠けている者たちが多い。自身の魂を実験体にする者もいるのだそう。
実験体にされた者たちは、常にこの場所で暮らすことになっている。噂によれば5ノ国に通ずる転移装置が隠されているのだそう。

【居住区-ウノハナ】
1ノ国に住むことになった者たちが集まって生活している場所。どこよりも現代的であるが、どこか機械的な様相も感じるだろう。食にこだわるヒトがいないせいか配給される食事にも色は少ない。
いわゆるディストピアのような世界が広がっているが、各々が自由に暮らしている上に管理人も統率を取ろうとはしていないので暮らし自体は他の国と何ら変わりはない。
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