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「幽世に存在する国々」

曇天に覆われた常闇の国。点在する灯籠は霧と雨によって色濃く景色を彩らせている。

空も見上げぬまま変わらぬ生活を送る者は、ヒトか妖か。あるいは。

9ノ国きゅうのくに】隣接国:5ノ国、6ノ国、10ノ国
常に厚い雲で覆われているせいで常に暗く、そして湿気っている国。その割には和風の木造建築が多い。しょっちゅう雨が降るし霧も現れる。

この国には異人と呼ばれるヒトたちと5ノ国に環境が合わなかった獣人たちが多く暮らしており、側から見れば妖が住まう国のように見える。人々は常に傘を持ち歩いており、また着物を着ている者も多い。
死人たちにもかなり有効的に接するヒトが多く、一定数ではあるが死人も暮らしている。また、10ノ国の通り道であるため稀人を10ノ国に案内してくれたりもする。が、稀に案内を逆手に取った連れ去りが発生するので注意が必要。

また、現世で生を全うした魂がはじめに目を覚ます場所も9ノ国である。この世界のヒトたちは必ずこの国の管理人を目撃し、そして話を交わすことになるだろう。


ロケーション(一例)
【シタン街】
9ノ国の首都にあたる場所。常に暗く、住むものたちの影響もあってか異様な雰囲気を醸し出している不気味な場所。
その実住民たちはみな優しく(驚かすこともあるが)接してくれるので居心地はいい。城のように大きな宿があり、訪れたばかりの死人はここで目を覚ます。

【ハトバ小径】
10ノ国に繋がるとされる道。色とりどりの花が咲き誇っている。
常に濃い霧に覆われており、何もない状態だと10ノ国に向かうことはできない。緑色の封筒や稀人の器が10ノ国に向かう目印になっている。
たまに案内や家に帰りたいと称して小径の脇に広がる森の奥に存在する村に連れて行き、悪魔への贄にさせてくる者もいるので注意が必要。
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