Buster Bros!!!
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。*゚+──白い吐息に熱を乗せて
無事に年越しをして、現在は兄弟揃って近くの神社へ初詣に来ている。
「二礼二拍手一礼」について口にすると、一兄に「よく知ってるな」と褒めて頂いた。低能には「なんだそれ、ゲームの呪文か?」と言われたが、無視しておいた。
境内にはいくつか露店も出ていて、とても賑わっている。
だが正直、いつまでも寒空の下に居たくない。早く帰って、年末に買ったボードゲームをするのだ。
参拝も済ませたし帰りましょう。そう言おうとした僕の名前を、誰かが呼んだ。
声のした方を見ると、着物を纏ったクラスメイトの黒椿が手を振っていた。
「三郎くんも来てたんだね。あけましておめでとう」
「ああ、うん。……あけましておめでとう」
あまりにもぶっきらぼうな僕の返答を気にした様子も無く、黒椿は続けた。
「この着物、おばあちゃんの家にあってね、着付けてもらったの」
「そうなんだ。良いんじゃないか?」
「可愛い」や「似合ってる」など気の利いた事を言えない自分に溜息を漏らしつつ、黒椿の着物姿を見詰める。
「ね、会った記念に、一緒に写真撮ろうよ」
そう言いながら、黒椿は鞄からスマホを取り出して僕の隣に並んだ。
画面に収まるように屈んでやると、シャッター音が響く。
「写真送るから、三郎くんの連絡先教えて」
「……ん」
スマホを操作して連絡先を交換する。早速送られて来た写真を見ると、笑顔でピースをする黒椿の隣には、真顔で頬を赤くしている僕が居た。
「三郎くん、ほっぺ赤いね。寒いもんね」
黒椿が無邪気に笑った。
「……黒椿も、正月早々風邪引くなよ」
僕はぐるぐると巻いていたマフラーを引っ張り、口元を隠すように覆う。
黒椿の顔も赤かったが、理由は僕と同じだろうか。
─ END ─
【あとがき】
2026/01/11
無事に年越しをして、現在は兄弟揃って近くの神社へ初詣に来ている。
「二礼二拍手一礼」について口にすると、一兄に「よく知ってるな」と褒めて頂いた。低能には「なんだそれ、ゲームの呪文か?」と言われたが、無視しておいた。
境内にはいくつか露店も出ていて、とても賑わっている。
だが正直、いつまでも寒空の下に居たくない。早く帰って、年末に買ったボードゲームをするのだ。
参拝も済ませたし帰りましょう。そう言おうとした僕の名前を、誰かが呼んだ。
声のした方を見ると、着物を纏ったクラスメイトの黒椿が手を振っていた。
「三郎くんも来てたんだね。あけましておめでとう」
「ああ、うん。……あけましておめでとう」
あまりにもぶっきらぼうな僕の返答を気にした様子も無く、黒椿は続けた。
「この着物、おばあちゃんの家にあってね、着付けてもらったの」
「そうなんだ。良いんじゃないか?」
「可愛い」や「似合ってる」など気の利いた事を言えない自分に溜息を漏らしつつ、黒椿の着物姿を見詰める。
「ね、会った記念に、一緒に写真撮ろうよ」
そう言いながら、黒椿は鞄からスマホを取り出して僕の隣に並んだ。
画面に収まるように屈んでやると、シャッター音が響く。
「写真送るから、三郎くんの連絡先教えて」
「……ん」
スマホを操作して連絡先を交換する。早速送られて来た写真を見ると、笑顔でピースをする黒椿の隣には、真顔で頬を赤くしている僕が居た。
「三郎くん、ほっぺ赤いね。寒いもんね」
黒椿が無邪気に笑った。
「……黒椿も、正月早々風邪引くなよ」
僕はぐるぐると巻いていたマフラーを引っ張り、口元を隠すように覆う。
黒椿の顔も赤かったが、理由は僕と同じだろうか。
─ END ─
【あとがき】
2026/01/11
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