Dream
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今日は待ちに待った空却くんとのデート。
昨日は美容院に行ったし、服も最近一目惚れして買った新しいものだ。メイクも普段と変えてみたのだが、そこに彼が気付くかは分からない。
待ち合わせ場所に到着すると、五分前だが既に空却くんが立っていた。
「空却くん!」
「よう、るあき……」
空却くんの名前を呼んで小走りで駆け寄ると、彼は私の名前を呼んでそのままの口でぴたりと止まった。
「…大丈夫?」
私が彼の顔の前で手を振ると、珍しく慌てた様子で返事をする。
「あ?あぁ、拙僧は大丈夫だ」
「いや、顔赤いけど。熱でもあるんじゃない?」
心配して空却くんの顔を覗き込むと、小さく舌打ちをされた。
「るあきの所為で拙僧の全ての煩悩が消えた」
そう呟く彼を見て、なるほどと思う。
「何ニヤけたツラしてやがる」
「素直に可愛いって言ってくれても良いのに」
「はっ、自惚れんな。拙僧がその自惚れっつー欲の煩悩を消してやる」
そんな事を言いつつも、ぎゅっと握られた手はとても優しかった。
─ END ─
【あとがき】
診断メーカーより。
「今夜の幸せ語りに、「デートに来た恋人が可愛くて何も考えられなくなる波羅夷空却」は如何でしょう?」
#あわよくばもっと幸せになれ #shindanmaker
▶今夜の幸せ語り
2024/07/20
昨日は美容院に行ったし、服も最近一目惚れして買った新しいものだ。メイクも普段と変えてみたのだが、そこに彼が気付くかは分からない。
待ち合わせ場所に到着すると、五分前だが既に空却くんが立っていた。
「空却くん!」
「よう、るあき……」
空却くんの名前を呼んで小走りで駆け寄ると、彼は私の名前を呼んでそのままの口でぴたりと止まった。
「…大丈夫?」
私が彼の顔の前で手を振ると、珍しく慌てた様子で返事をする。
「あ?あぁ、拙僧は大丈夫だ」
「いや、顔赤いけど。熱でもあるんじゃない?」
心配して空却くんの顔を覗き込むと、小さく舌打ちをされた。
「るあきの所為で拙僧の全ての煩悩が消えた」
そう呟く彼を見て、なるほどと思う。
「何ニヤけたツラしてやがる」
「素直に可愛いって言ってくれても良いのに」
「はっ、自惚れんな。拙僧がその自惚れっつー欲の煩悩を消してやる」
そんな事を言いつつも、ぎゅっと握られた手はとても優しかった。
─ END ─
【あとがき】
診断メーカーより。
「今夜の幸せ語りに、「デートに来た恋人が可愛くて何も考えられなくなる波羅夷空却」は如何でしょう?」
#あわよくばもっと幸せになれ #shindanmaker
▶今夜の幸せ語り
2024/07/20
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