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ジェイドヴァレッタ、僕のこと…好きですか?
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ヴァレッタはあ?何めんどくせぇメスみたいな事言ってんだよ
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ジェイド…………
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ヴァレッタ………、何だよ…もう、…好きだよ
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ジェイド………あなたのユニーク魔法は、人を魅了するものです
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ジェイドあなたも…愛している"フリ"がとてもお上手だ
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ヴァレッタ…何が言いてぇの
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ジェイド僕はあなたの言動全てに興味があります。あなたのする事を制限するようなつまらない事はしたくない
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ヴァレッタそれで?
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ジェイドでも……時々、不安になるんです。なので…
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ジェイド…別れたくありません
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ジェイド付き合っているという事実が、僕には大切なんです
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ヴァレッタその付き合ってるとかいう縛りが、僕の計画の邪魔をする
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ジェイド………でも、僕は……
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ヴァレッタ僕の気が済んだらまた"お付き合い"って形に戻ってやるから、とりあえず別れろ
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ヴァレッタ記念日だの付き合ってるからだの言って絡むのしばらくお休み
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ジェイド……………嫌です
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ヴァレッタお前なぁ…
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ジェイドでも、"別れを切り出す"なんて、形式に則ったことをするなんて意外でした
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ヴァレッタ色んな意味でお前に付き合ってんだよ。…分かったか?僕がお前の事ちゃんと好きだって
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ヴァレッタ嫌いな奴のやりてぇ事に付き合ってやるほど優しかねぇんだよ僕は
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ジェイド………ええ、そうですね…
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ジェイド………分かりました。あの、具体的にいつまで?
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ヴァレッタ復讐が済むまで
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ジェイド……………
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この時に、やはり引き留めていれば……、
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ヴァレッタ………ごめん
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ジェイド………あなたにフラれるのは200回目なので慣れています
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ヴァレッタ………好きになってくれてありがとう
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ジェイド………っ、
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ジェイドあなたらしくない…
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ヴァレッタ………
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ヴァレッタ………電話、きた。呼んでるっぽいから、行くわ
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ジェイド……はい
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ヴァレッタまた後で。ラウンジで
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ジェイド………はい
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ジェイド………っ、
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ジェイド………ふふ、…らしくないな……本当に、……っ、
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最後の、
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ヴァレッタよし、ウィッグはどれがいいかな〜
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ジェイド………彼は知っているんですか?
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ヴァレッタあ?
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ジェイドあなたのこの趣味の事です
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ヴァレッタ知るわけないだろ。同級生の大男を女装させて喜んでるなんて知られたら破婚させられそうだ
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ジェイド…なるほど。それは使える
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ジェイドでも数少ない僕だけが知るあなたの秘密を教えるのは癪ですね
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ヴァレッタいやたくさんあるだろ?僕の過去、親、メスになってる理由、痣だって見せた事ないし…
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ヴァレッタアズールは全部知ってるけど、自分から話したのは君だけだよ
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ジェイド………そう、ですか……ふふ、
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ヴァレッタ君との関係だって…いつの間にかただの同級生じゃなくなってた。もう終わりにしなきゃな
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ジェイドえ?
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ヴァレッタこれっきりだ。…もうやめるよ、君で遊ぶの
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ジェイド………なぜ?
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ヴァレッタ秘密は少ないに越したことない。そんくらい僕でも分かる
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ジェイド………秘密を…口外したら、ユニーク魔法を失う契約を結んでもいいですよ
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ヴァレッタ………、………バカだな…
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ジェイド………ええ、あなたのせいで…馬鹿で愚かで頭が悪くなりました。責任を取ってもらいたい
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ヴァレッタ…そうだね。いつか…。100年くらい経っても君がまだ飽きていなかったら……その時は、君の望む僕になろう
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ジェイド……………
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ジェイド………キス、してください
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ヴァレッタ………
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ジェイド約束のキスです
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ジェイド……最後の、
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ヴァレッタ……………
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