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レオナ
………
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ヴァレッタ
(ほげ〜)
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レオナ
お前、その顔どうにかならねぇのか
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ヴァレッタ
んぁえ?
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レオナ
たるみ過ぎだ
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ヴァレッタ
え?何で自分より強い奴といる時まで気ぃ張ってなきゃならないの?
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レオナ
………へぇ?
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ヴァレッタ
自分の身だけじゃなく私のことも守ってくれるでしょ?レオナさん
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レオナ
ふん。なるほど。よく分かってるじゃねぇか。まぁ、守ってやるかは分からねぇが
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ヴァレッタ
守れー強い方が守るべきだー
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レオナ
タコ野郎は信用ならないのか?
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ヴァレッタ
は?アズールしか信用してないが?
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レオナ
あいつといる時にこんな間抜け面した事ねぇだろ
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ヴァレッタ
いつ誰に襲われるか分からないんだから当然でしょ
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レオナ
強い方が守るべき。つまり自分よりも弱いと思ってる訳だ。見下してたとは意外だよ
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ヴァレッタ
いや、殴られそうな時はまず頭守るだろ?
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レオナ
…?
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ヴァレッタ
その為に両手はなるべく空けとくだろうが
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レオナ
……??
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レオナ
両手を空けておく事とお前が気を抜く事の何が関係してる?
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ヴァレッタ
?
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レオナ
???
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ヴァレッタ
……何の話?
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レオナ
俺が聞きてぇが?
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ヴァレッタ
えっと、あんたが隣にいても気を抜くなって事かな?
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レオナ
いや、信頼している大切で大好きな幼なじみくんと居ても気が休まらないのか?って聞いただけだ
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ヴァレッタ
休まるよ
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レオナ
そうは見えねぇから言ってんだよ
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ヴァレッタ
まぁそりゃ敵がいる可能性が少しでもあったらぼーっとなんかしてないよ
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レオナ
その敵をタコ野郎に始末させるつもりでいりゃ気も抜けるはずだ。そうしねぇのはタコ野郎の力を信用してねぇって事だろ
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ヴァレッタ
ん…???
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レオナ
何が分からねぇのか分からねぇんだが?
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ヴァレッタ
頭だけ使っても敵は倒せんだろ。手足を動かさなきゃ
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レオナ
?
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ヴァレッタ
手足である私が頭であるアズールを守るのは当然だろ?二人で一人なんだから
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レオナ
………、………
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レオナ
???
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ヴァレッタ
なるべく気を抜かずすぐに動けるようにしとかなきゃ怪我するかもって事
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レオナ
………もういい。意味が分からねぇ
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ヴァレッタ
少なくとも今は気を張っている必要がないから楽でいい
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レオナ
………
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ヴァレッタ
何かが襲ってきてもあんたが威嚇すりゃしっぽ巻いて逃げてくだろ?
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レオナ
ふんっ。だろうな
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ヴァレッタ
だから………ぼーっとさせてくれよ。あんたが傍にいる時くらい…
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レオナ
………、
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ヴァレッタ
………っうわ!え?なになに?
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レオナ
………頭に虫でもいたんだろ
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ヴァレッタ
え!?ぽんぽんってしたよね?頭の上で潰した!?
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レオナ
かもな
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ヴァレッタ
えー…
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レオナ
冗談だバカ
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ヴァレッタ
え?………、…なーんだ。えへっ!ちゃんと撫でていーよー
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レオナ
…さっき手を洗ったからなァ、お前の髪で拭くか
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ヴァレッタ
はいはいどーぞ
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強いから安心できると気を許してる彼女が可愛いレオナと理由がないとなでなで出来ない事を察してちゃんと撫でさせてあげるヴァレッタちゃん。仲良し。
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