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ジェイド
気持ち良かったですか?
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ヴァレッタ
は?
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ジェイド
僕の中、気持ち良かったですか?
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ヴァレッタ
………うん。良かったよ。………君は?
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ジェイド
(この人は分かりやすい。僕が嫌がれば嫌がるほど嬉しがる。…本当に狂った性癖の持ち主だ)
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ジェイド
気持ち悪かったです。本当に嫌でした。二度として欲しくないです
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ヴァレッタ
………そうか
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ジェイド
(おや?もっとゲスい顔で笑うと思ったんですが……、)
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数週間後、
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ジェイド
………今日もフロイドは遅番です
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ヴァレッタ
へぇ
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ジェイド
………
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ヴァレッタ
…あ?何か言いてぇのか
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ジェイド
…いえ、…ただここ最近………
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ヴァレッタ
ん?
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ジェイド
………フロイドがいない時は欠かさず部屋に押し入っていたのにどういう心境の変化なのかと疑問に思いまして
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ヴァレッタ
………、………誘ってる?
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ジェイド
一体何があれば犯罪者が犯罪をやめるのか気になっただけです!!
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ヴァレッタ
声でか…。君が言ったんだろ…気持ち悪いから触るなって
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ジェイド
え?
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ヴァレッタ
言われ慣れてるんだ。気持ち悪い、気味が悪い、触るな、近寄るな…散々言われてきたから、慣れてる
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ジェイド
………
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ヴァレッタ
なのにちょっと傷付いたのは…君の事 どっかで微かにほんのちょっぴりだけ友達だって思ってたからだと思う
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ジェイド
………友達………でしたっけ?
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ヴァレッタ
いや多分違うけど
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ジェイド
セフレになった覚えはないです
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ヴァレッタ
僕もないしそんなのいらない
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ジェイド
気持ち悪いのは行為であってあなたじゃないです。クズはクズらしく何も考えずに僕に嫌がらせしていれば良いのでは?
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ヴァレッタ
嫌がらせ……そんなにされたいのかお前…ドン引きだよ
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ジェイド
狂ってて腐っててクズでゲスで救いようのないクソ野郎ですけど活き活きしているあなたの方が面白いので
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ヴァレッタ
そんなふうに思ってたの?
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ジェイド
自覚がないとは滑稽だ
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ヴァレッタ
(イッラァ…)
縛って泣かせたい -
ジェイド
絶対に嫌です
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─────
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ヴァレッタ
やっぱりお前の辛そうな顔は最高だな。気持ち良かった?
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ジェイド
…良さそうに、見えましたか…
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ヴァレッタ
見えた
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ジェイド
………なら、そうなのでは?僕は知りません…
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ヴァレッタ
善がるお前もそれを必死に隠そうとするお前も耐えられずにだらしねぇ顔してイくお前も最高だ。ずっと見ていたいよ
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ジェイド
……僕のこと好きすぎでは?気持ち悪いんですけど
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ヴァレッタ
もうお前の気持ち悪いは信用できないな
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ジェイド
………
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ヴァレッタ
次もいっぱい嫌がるふりをして僕を喜ばせてね
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ジェイド
…最低です
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ヴァレッタ
君は最高だ
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