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ジェイド
おはようございます。いい朝ですね。朝食の準備が出来ていますよ。さぁ着替えて顔を…
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ギュッ…、
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ジェイド
!
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ヴァレッタ
…嫌な夢を…見た…。一番…辛いこと……
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ジェイド
………
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ヴァレッタ
ねぇ、…どこにも行かないって言って
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ヴァレッタ
…ずっと僕のそばにいるって、言って?
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ヴァレッタ
お願い……アズール
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ジェイド
………もちろんですよ
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ヴァレッタ
………
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ジェイド
………どうかしました?
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ヴァレッタ
今日はどうしてそんな話し方なの?
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ジェイド
え…
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ヴァレッタ
2人きりの時は昔と同じ話し方だったじゃないか
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ヴァレッタ
嬉しかったんだよ。僕だけが本当の君を知っているみたいで…
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ジェイド
………、………すみません、この話し方に慣れてしまって…
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ヴァレッタ
………そっか
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ジェイド
………そんな顔しないで。笑ってほしいな
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ヴァレッタ
ふっ…何だそれ…今日の君は変だな…
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ジェイド
…そう?いつも通りだよ
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─────
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フロイド
…あ、ヴァレッタ。ジェイド知らない?
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ヴァレッタ
え?ジェイド…?誰だそれは
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フロイド
いやそういうのいいから。今朝から全然見当たらねぇの。用ある時に限ってさ〜
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ヴァレッタ
そんな奴知らない
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フロイド
あ?何言ってんの?知らないわけねーじゃん。それとも何?また喧嘩?
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ヴァレッタ
お前…僕に友達が少ない事くらい知ってるだろ!なんでお前の知り合いを僕も知ってると思うんだ!
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フロイド
………は?
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ヴァレッタ
ったく…イラつくぜ。…あっ!アズちゃん!
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フロイド
!
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ジェイド
どうしたんだ
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フロイド
え………
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ヴァレッタ
フロイドが僕をいじめるんだ!知らない奴の名前出して僕を困らせる!
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ジェイド
知らない奴って?
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ヴァレッタ
ジェイド……だっけ?アズちゃん知ってる?
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ジェイド
………さぁ。君が知らないなら僕も知らないよ
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フロイド
な…何、…やってんの?ジェイド……
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ヴァレッタ
そうだ、ねぇアズちゃん、今日は僕がご飯を作るよ!きちんとカロリー計算した完璧なメニューがあるんだ!
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ジェイド
それは楽しみだ
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フロイド
おい!何してんのジェイド!アズールは…アズールはもう…
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ジェイド
フロイド
-
フロイド
!
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ジェイド
🤫
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フロイド
………
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───
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ヴァレッタ
アズール、今日はどっちがいい?
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ジェイド
え?どっち…とは?
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ヴァレッタ
ん?
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ジェイド
ん…?
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ヴァレッタ
…え?メスを抱きたいのかオスに抱かれたいのかって話だけど…
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ヴァレッタ
今日は気分じゃないの?
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ジェイド
………、
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ジェイド
アズールは本当に…あなたにとって特別なんですね…
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ヴァレッタ
え?
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ジェイド
僕には一度もそんな事……
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ヴァレッタ
え?何の話?
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ジェイド
…何でもありません。…今日は…後悔しそうなのでやめておきます
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ヴァレッタ
後悔って…
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ジェイド
…アズール…と、呼ばれたくない
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ヴァレッタ
えっ?じゃあなんて呼ぶ?アズちゃん?アーちゃん?
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ジェイド
………、
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─────
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フロイド
虚しくねぇの?アズールのフリして生きて楽しいわけなくね?オレはつまんない
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ジェイド
………
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フロイド
これがヴァレッタにとって最善だとでも言うつもり?
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フロイド
現実見せろよ。もうアズールはいないってさぁ!
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ジェイド
………
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フロイドが全てを元に戻す為に奮闘する話を書こうと思ってやめた。
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