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ヴァレッタ
ねぇ、君の事が好きだと言ったらどうする?
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ジェイド
そうですねぇ…ふふっ、こっぴどく振って差しあげます
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ヴァレッタ
………、
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ヴァレッタ
…そう、安心したよ
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ヴァレッタ
………
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ジェイド
………え?
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ジェイド
ちょっ、ちょっと待ってください、今のはどういう…
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ヴァレッタ
………別に、確認しただけ
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ジェイド
何の確認ですか!
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ヴァレッタ
どうするのかなって思って
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ヴァレッタ
つまり、君が僕に好きだとか言うのはやっぱりからかってバカにしていたのだと確信した
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ジェイド
なっ…何故そうなるんですか!?
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ヴァレッタ
好きな人に好きだと言われてこっぴどく振って差しあげるわけないだろ
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ジェイド
当然でしょう!!
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ヴァレッタ
そういう事だ
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ジェイド
何を冷静に…
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ヴァレッタ
深入りする前に知れてよかったよ
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ヴァレッタ
もしも本気だったら…とか考えた事もあるが、これで安心して君の戯れ言を聞き流せる
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ジェイド
深入り…?待ってください…待って、あなたは…
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ジェイド
僕の事が好きなんですか?
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ヴァレッタ
………さぁ。嫌いではないよ
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ギュッ、
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ヴァレッタ
っ、触るなよ。移るだろ
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ジェイド
え、何がですか?
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ヴァレッタ
よりによって何で左手を…っ、握るな!離せ!
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ジェイド
左…?…ああ、あなたの体の左側に痕があるのは知っています。あれは移るものではないでしょう
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ヴァレッタ
…移るから寄るなとたくさん言われた
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ジェイド
アズールは一度でもそう言いましたか?
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ヴァレッタ
言ってない。アズちゃんだけは…触れても大丈夫だった
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ジェイド
僕も大丈夫です
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ヴァレッタ
分かんないだろ!離せって!
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ジェイド
…そうですね。僕は絶対に大丈夫ですが他の人には触らせない方がいい。…触らせないで
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ヴァレッタ
はあ!?
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ジェイド
抱き締めてもいいですか?いえ、抱き締めます
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ヴァレッタ
え?ちょっ…!
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ぎゅうう、
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ヴァレッタ
何考えてんだお前…
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ジェイド
あなたの事を考えています
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ヴァレッタ
離せよ
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ジェイド
嫌だ
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ヴァレッタ
駄々っ子か?マジ意味分かんねぇんだけど…
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ジェイド
あなたが言ったんです。…僕の事が好きだと
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ヴァレッタ
いや言ってないけど
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ジェイド
そういう意味だったはずだ
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ヴァレッタ
………
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ジェイド
ほら…否定しないのは肯定でしょう
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ヴァレッタ
…君の答え次第では嫌いにもなれる
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ヴァレッタ
既にこっぴどく振られたので、君の戯れ言は聞き流して嫌いになるよ
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ジェイド
振ってないです。僕の性格をよくご存知では?
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ヴァレッタ
自分の"こっぴどく"はこんなもんじゃないって言いたいの?
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ジェイド
そう思いませんか?
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ヴァレッタ
………だとしても、もういい
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ジェイド
何がいいんですか
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ジェイド
……僕は、あなたが好きです
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ヴァレッタ
離せ
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ジェイド
昔から、嘘で言った事は一度もありません
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ヴァレッタ
うるさい
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ジェイド
こっぴどく振られていたのは僕の方だ。それでも僕は…!
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ヴァレッタ
離せって!
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ドンッ!
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ジェイド
っ!そんな…本気で突き飛ばさなくて…も…、え?
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ヴァレッタ
………
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ジェイド
何故…そんな顔を…
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ジェイド
まるで僕の事を…本気で好きみたいだ…
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ヴァレッタ
ああ!?顔が何だってんだよ!!
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ジェイド
赤いです。…ゆでダコさんのように
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ヴァレッタ
っ…お前が抱き締めるからだろ!耳元で、好きだなんて言うから…!
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ジェイド
だから?
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ヴァレッタ
だから……っ、
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ジェイド
照れているんですか?恥ずかしいんですか?嬉しいんですか?
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ヴァレッタ
うっ、うるせぇしうぜー!
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ジェイド
どれですか?ねぇ、本当の気持ちを教えてください
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ヴァレッタ
うぜぇっつーの!
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ジェイド
ヴァレッタ、ヴァレッタ待って
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ヴァレッタ
だっ、抱き締めるな…!
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ジェイド
後ろからなので抱き締める内に入りません
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ヴァレッタ
謎の君基準やめて。あすなろ抱きって呼び方があってだな、抱きって言ってるからには…
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ヴァレッタ
ちょっと待て、セクハラやめろ
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ヴァレッタ
胸に手を当てるなってば…!
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ジェイド
…ふふっ
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ヴァレッタ
お前マジやべー奴だな!?
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ジェイド
以前抱き合った時に言われた事をようやく言い返せます
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ヴァレッタ
あ?
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ジェイド
「君、心臓の音やばいな」
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ヴァレッタ
っ…!
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ジェイド
今…どういう気持ちですか?
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ヴァレッタ
マジでムカつく…!!
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ジェイド
あははっ
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ヴァレッタ
言っとくがお前だって今、前よりやばいからな!?このまま死ぬんじゃねーの!?
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ジェイド
自覚しています。このまま死ぬのも悪くないですね
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ヴァレッタ
悪いわ!
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ジェイド
一緒に死んでくれますよね?
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ヴァレッタ
くれませんが!?
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ジェイド
またまた…ふふふ、
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ヴァレッタ
この人マジヤバなんですけどっ!!
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ジェイド
ヴァレッタ、…ヴァレッタ…
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ヴァレッタ
何だよ…1回呼べば分かるって…
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ジェイド
好きです…
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ヴァレッタ
っ…、
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ジェイド
あなたは?…ちゃんと言って…。…お願いします
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ヴァレッタ
………
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ジェイド
ヴァレッタ
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ヴァレッタ
うわっ!ちょっと…正面から抱き合うのは…、
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ジェイド
言ってくれるまで離しません
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ヴァレッタ
………、
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ジェイド
本気です。ちゃんと僕の事が好きだと言ってくれるまではこのままです
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ヴァレッタ
………
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ジェイド
聞いていますか、ヴァレッタ
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ヴァレッタ
聞こえてる。気が済んだら言うよ…
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ジェイド
え?気が済んだら…とは…?
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ジェイド
それでは…今は抱き締められていたい、という意味だと誤解されても仕方ありませんよ
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ヴァレッタ
………誤解じゃないし
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ジェイド
……………
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ヴァレッタ
…?なに…寝たの?
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ジェイド
…本当に嬉しい時は、何て言葉を発したらいいのか分かりませんね…
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ジェイド
一瞬、呼吸の仕方も忘れてしまいました
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ヴァレッタ
やばいな
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ジェイド
やばいです。…あなたは、言葉と仕草だけで…僕を殺せる
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ヴァレッタ
ええ?何それ怖いんだが…勝手に死ぬ事は許さないぞ。僕が殺意を持って対峙した時以外死ぬな
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ヴァレッタ
こうなった以上それは有り得ないが
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ジェイド
こうなった、って何ですか?
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ヴァレッタ
え?いや…だから、
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ジェイド
だから?
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ヴァレッタ
………っ、ああもう!
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ヴァレッタ
好きなんだよ!君の事が!
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ヴァレッタ
この僕が、愛する人を殺すなんて事は有り得ない!絶対に!
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ヴァレッタ
殺せと言っても生かして繋ぎ止める。僕と同じ日、同じ時間に一緒に死ぬようにな!引いたか?僕がおかしい事は分かってたはずだ!今更逃げようとしてももう遅いぜ
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ヴァレッタ
絶対に逃がさないし死なせない。僕に愛されてしまったのは血迷って僕を好きだなんて言い続けたせいだ。愚かな自分を恨み後悔するんだな!!
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ジェイド
…………
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ヴァレッタ
うっ…苦しい、腕の力抜けよ…
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ジェイド
…………
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ヴァレッタ
さらに強めるな!体が折れる!
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ジェイド
プロポーズですよね…
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ヴァレッタ
プロ……え?
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ジェイド
死ぬまでそばにいて、同じ瞬間に共に死のうという…重めの
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ヴァレッタ
まぁ……そうかな
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ジェイド
断る理由がない…夢にまで見ていた事です
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ヴァレッタ
いや、よく考えろ…僕はお前の幸せを願ってはいない
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ヴァレッタ
僕を好きだと言う内は自由にさせるが、嫌いになったら…他の誰かに惚れたらその時は…生きたまま地獄を味わう事になる。僕の手の中で、死ぬまでな
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ジェイド
ふふふっ!恐ろしいです!
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ヴァレッタ
笑い事じゃないが…
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ジェイド
考えたところであなたは僕を逃がさないんでしょう?
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ヴァレッタ
逃げて生き延びる努力はしろよ。どんな手を使ってでも追いかけて結局は僕の物にするが
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ジェイド
それも…いいですね
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ヴァレッタ
え?
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ジェイド
今度はあなたが追う番だ…
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ヴァレッタ
…ん?追いかけっこの話じゃないぞ
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ジェイド
追いかけっこの話ですよ。…あなたも少しは考えては?
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ジェイド
僕もあなたの幸せは願っていませんので。あなたには僕の傍で僕だけを見て僕の声だけを聞いて僕の事だけを考えていてもらいたい。僕が幸せである為に
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ヴァレッタ
自分勝手だな
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ジェイド
お互いさまでしょう
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ヴァレッタ
違いねぇ
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ジェイド
卒業したら一緒に暮らしましょう
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ヴァレッタ
ん…
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ジェイド
いずれは山奥で自給自足の生活がしたいです
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ヴァレッタ
ああ、悪くないね
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ジェイド
楽しみです。あなたと生きていける事が。嬉しいです。あなたの全てを手に入れられる事が…
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ジェイド
あなたは……僕の物だ
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ヴァレッタ
勘違いするな。お前が僕の物なんだ
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ジェイド
どちらも同じ事ですよ…ふふっ
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ヴァレッタ
…それもそうだな…ふっ
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ヴァレッタ
…これからよろしく。深海の魔女に愛された哀れな人魚くん
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ジェイド
これから"も"よろしくお願いします。咬魚の誘惑に負けた愚かな魔女さん
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