鍵
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
着いたのは一八の居住スペース。
そのうちのひと部屋に入る。
ベッドとテーブル、小さな冷蔵庫だけが置かれた殺風景な部屋だった。
「きゃあっ!」
遠慮がちにそれらを見ていた可那子は、突然ベッドに押し倒された。
「なに、を…」
スカートの裾を気にしながら、慌てて起き上がろうとする。
が、それはかなわず両手を掴まれた可那子はベッドに貼り付けられてしまう。
「離して、ください…っ」
びくともしない腕。
組み伏せられた体は、身動きひとつ取れない。
「分からないのか?お前は今日から俺のものだ」
「…!」
「分かったら、大人しくしてろ」
冷たい声。
そして見下げる暖色であるはずの紅い瞳も、どこまでも冷たかった。
可那子の両手を片手でまとめ、一八はもう片方の手を可那子のスカートの中に差し入れた。
「やだ!やめて…っ!」
必死に抵抗しばたつかせる脚から、無理やり下着を奪い取る。
そして可那子の脚を割るように体をずらしながらベルトを緩めた一八は、
「やだやだやだっ!!お願いやめて…っ!」
恐怖に顔をひきつらせながら懇願する可那子の全く慣らされていないそこに、取り出した自身をぐっと押し当てた。
「や、やだ…いやあぁぁ――っ!!」
そのまま狭い道をめりめりとこじ開けるように、一八の太いペニスが進んでいく。
「痛、い…痛いの、本当に…お願、抜いてくださ、…――ああぁっ!!」
道の奥に軽く触れたところで一旦動きを止めた一八に、可那子が泣きながら懇願する。
その泣き顔を見た一八は満足げに口角を上げ、容赦なく律動し始めた。
潤いのないそこはぎちぎちと軋み、異物の侵入を阻もうとする。
しかしそんなことはお構いなしに抽挿を繰り返すと、一八のペニスが可那子の中を出入りするたびそこには赤い筋が走り、シーツに染みを作った。
「いやぁ…やめ、て…、ください…っ」
泣きじゃくる可那子になど目もくれず一八はただ腰を打ちつけ、可那子の中に欲を吐き出した。
『お前は今日から俺のものだ』
そう一八に言われた時、政略結婚的な意味だと可那子は当然のように理解した。
いつかそうなるかもしれないと覚悟もしていたし、大切な父のためならそれを甘んじて受け入れようとも思っていた。
しかしそうではなかったんだと、自分はこの人の妻などではなく――所有物になったんだと、遠のく意識の片隅で可那子は理解し、絶望した。
涙と汗と体液とでぐちゃぐちゃになった体を投げ出したまま、可那子は気を失った。
快感からでは決してなく、苦痛から逃げるように。
だから、その逃避は長くは続かない。
「ぅああ…っ!」
最奥をがつんと突かれ、意識を強制的に呼び戻される。
「もう…赦して、くださ…」
尽きることはないのではないかと思ってしまうほどの、一八の性欲。
人形のように体を揺さぶられ、しかし可那子にはただ懇願することしかできなかった。
何度目かの精を吐き出した一八は、ずるりと自身を抜いた。
可那子の純潔の証などとうに洗い流されたその場所からは、可那子の中に収まりきらなかった一八の欲望がとろりと溢れ出す。
可那子は軋む体を必死で反転させ、その場所から逃げ出そうとした。
しかしその可那子の腰を難なく捕まえた一八は、ろくに脱がしてもいない服の上から強く胸を掴む。
「いや、あぁ…っ!!」
そしてそのまま後ろからねじ込み、容赦なく最奥を突き抉った。
伸ばされた可那子の手はただ虚しく――