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夢小説設定
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「ど、して…幸永、さん…」
俺に体を揺さぶられながら泣きじゃくる。
その顔すらも美しいと思う俺はすでに狂っているのだろう。
一目惚れだった。
一八様のものだということなど、痛いほど分かっていた。
「一八さ…、かずや、さん…」
その名前をうわ言のように呟く唇を、口づけで塞ぐ。
ずっと、知りたいと願い続けてきた。
こぼれる吐息、肌を伝う汗。
熱を帯びる体、混ざり合う体液…。
俺は焦がれ求め続けたその人の名前を呼んだ。
「愛しています、可那子様…!」
赦されないと知っている。
けれど一度だけでいい、ただ一度…触れたかった――…。
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