④
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ソファの上で、そしてベッドに移ってからもさんざんイかされた後、可那子は一八の腕に包まれていた。
何もなかったとはいえ、どうしてもその痕に可那子の意識がいってしまうのが気に入らなかった一八は、女が落としたバッグを拾うために姿勢を低くした時につけられたことを話した。
背中に一八を感じながらそれを思い出し、油断という言葉が似合わない男の小さな油断に思わず笑みをこぼす。
すると、その可那子の頬におそらく無意識に一八の手が滑った。
可那子はその手をそっと握ると、手のひらに口づける。
そして食むように指先へと口づけた時、
「なんだ、まだ足りないのか」
その指先が可那子の唇をなぞった。
「…っ!ごめんなさ…」
起こしてしまったかと焦り謝る可那子の口内を一八の指が這い、舌を絡め取る。
そのまま上向かせ唇を重ねると、可那子の唾液で濡れた指先は胸の先端を捉えた。
「ん、う…っ、ん」
全体を揉みしだき、乳首を摘む。
唇の端からこぼれる声をも呑み込むようなキスをしながら一八は、その手を更に下へと滑らせた。
わき腹から腰、太ももへ。
触れられた場所から甘い痺れが広がる。
「んぅ!は、あぁ…っ」
そしてその中心に突き立てられる太い指。
難なく呑み込む潤滑剤は、一八の名残りか新たに湧いた泉か。
「あ、あ…っ一八さ、…っ」
奥まで入り込み別の生き物のようにうごめく2本の指。
「や、あ…っ!一八さ、ん、ああぁ…っ!」
抉るように擦られかき混ぜられて、一八の胸に顔を埋めるようにして可那子はイった。
「満足したか?」
荒く息をつく可那子を見下ろし一八が問うと、
「一八、さん…」
可那子は頬を上気させ濡れた瞳で一八を見上げる。
一八の腰が小さく疼いた。
「…そんな顔もできるようになったのか」
そう言って満足げに笑んだ一八は、どこか楽しげに続ける。
「どうした、ちゃんと言わないと分からないぞ」
「…っ、」
可那子は恥ずかしそうにためらった後、一八の首に腕を回し、きゅっと抱き寄せた。
「一八さんを――、ください…」
「――上出来だ」
言うと同時に一八は体を起こす。
可那子の脚を割ると、熱の塊を一気にそこにねじ込んだ。
「――…っ!」
するとそれだけの行為に可那子は、声にならない声を上げ達してしまう。
しかし当然一八の動きが止まるはずもなく、可那子の背は弓なりに反り、体はびくびくと跳ねる。
イき続けきつく締めつける可那子の中を楽しむ一八と、そんな一八に翻弄されるだけの可那子。
一八にしがみつき、声を上げ――…いつしか可那子は、その意識を手放していた。