俺様の愛に酔え
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「うーん…」
「なーに難しい顔してやがる、あん?」
「あ、跡部。あのね、もうすぐバレンタインでしょ?本命チョコあげるなら誰がいいのかなって考えてたの」
「またおかしなこと悩んでやがるな…。まぁ答えがあるとするならそれは当然俺様だろうけどな」
「……」
「何だよ」
「何千っていうチョコに埋もれた自分のチョコ想像した。あたしがかわいそうだから、跡部はナシだなー」
「…上等じゃねーの。じゃあお前の意見を聞かせてもらおうか」
「よしきた!」
「じゃあまずは忍足からだ」
「侑士かー…いい男なんだけどねー、なんかエロいんだよねー、伊達眼鏡だしー?」
「伊達は関係ないと思うが…まあいい、じゃあ向日」
「ちょっと跳び過ぎ。でもうらやましくもあるよね」
「確かに、誰にでもできることじゃねぇな。じゃあ…芥川」
「ジロちゃんは寝過ぎ。いつかめんたま融けちゃうから。でも寝顔は天使なんだよね」
「あいつはもう少し練習させねぇとな。宍戸はどうだ」
「良くも悪くも熱い男だよねー…髪は短くて正解だと思うけど」
「ほう。じゃあそのパートナー、鳳は」
「あ!ちょたは可愛くて好き。でもあれだよ、わんこ的な可愛さって感じ?」
「なるほどな。じゃあ日吉」
「ひよかー…ダメ出しされまくりそうだもんー、でもひよは絶対ツンデレだよね」
「お、いいとこついたな。後は…樺地か」
「何でも許してくれそう!でも跡部命だからねぇ…」
「まぁな。優先順位は俺様が常に一番だ」
「偉そう…だけど、間違ってはいないか…」
「で?結局誰がいいんだ」
「うーん…」
「最初と同じ顔になってるじゃねぇか」
「うん、やっぱ決められないよね。みんな大好きだし」
「そうか。…だとよ、お前ら」
「え?うわ!みんないたの!?てか、聞いてたの!?」
「ひどいです、わんこなんて!でもだったら俺、番犬になりますよ!」
「熱くて上等だろうよ!」
「お前も練習すれば跳べるようになるぜ!」
「俺のベッド大きいからさ、二人で寝ても大丈夫だよー?」
「つっこみどころ満載なんだから、仕方ないでしょう?」
「…ウス」
「伊達でもええやん、似合うてまうんやからしゃあないやろ?」
「分かった、分かったからっ!ちょ、跡部っ笑ってないで助けてよっ!」
「もてもてでいいじゃねぇか。まぁ俺様んとこに来れば一生楽に暮らせるぜ?」
「いや、逆に付き合いとか多すぎて疲れそ…って、何の話してんのよ!」
「…ふぅ、仕方ねぇな。分かった、ここはやはり俺様が締めてやろう」
パチーン!
「お前ら全員…俺様の愛に酔いな!」
「「「…意味分かんない(です)」」」
――お後がよろしいようで。
(12,2,13)
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