眠り姫
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あたしの愛しい恋人は、今日も木陰で眠ってる。
木漏れ日に透けるふわふわのくせっ毛がやわらかく風に揺れる。
寝顔は天使。
あたしにとっては、なんだろうけどね。
起こして来いと跡部に言われていつも意気揚々と向かうのに、こんな姿見せられちゃ仕事なんて忘れちゃうよね。
この寝顔をいつまでも見ていられるなら、跡部のイヤミも忍足のため息も向日の冷やかしも宍戸の呆れ顔も気にならない。
この時間はあたしだけのもの。
大好きだよ、ジロー。
やわらかな髪を指に絡めながらあたしは想う。
ずっと変わらないで…たまにはあたしも一緒に眠らせてね。
愛しくてかわいい、あたしだけの…眠り姫。
(11,11,1)
1/1ページ