時にはわがままを
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可那子と弦一郎が結ばれたのは、去年の弦一郎の誕生日。
初めて同士のふたりは当然とても緊張していて、可那子の頬に触れる弦一郎の手も震えていた。
それからは幾度となく体を重ねた。
三年に進級した今も、お互いに対する気持ちは変わらない。
ふたりは心も体も一緒に成長してきた。
そして今年の弦一郎の誕生日。
留守番を任されてしまった可那子は、自分の家に弦一郎を招いてお祝いをすることにした。
「ん…ふ、は、ぁ…っ」
部屋に響くのは、重ねた唇の端からこぼれる吐息と、唾液の混ざる音。
可那子を求めた弦一郎に可那子も応え、ふたりの体はベッドの上にあった。
何度も角度を変え舌を絡め合いながら、弦一郎は慣れた手つきで可那子の服を脱がせる。
ブラのホックも外し、露わになった胸を大きな手で包み込み、指先でその頂を摘む。
名残惜しそうに可那子の唇を離れた弦一郎のそれは、いじられすぐに主張を始めたその先端を捉えた。
「あ…っ」
可那子は体をぴくっと震わせ、弦一郎の頭を抱きしめる。
「ん…っや、あ、…っ」
舌で転がし時に甘噛みすると、可那子は甘く啼いた。
そのまま弦一郎は可那子のスカートとショーツも脱がし、ふくらはぎから太ももの裏へと手を滑らせながら脚を開かせる。
「ん…っ!」
弦一郎がその中心に指を這わせると、既に熱く潤ったそこはくちゅりと音を立てた。
ゆっくりと埋め込まれた弦一郎の太く長い指が可那子の中をかき回す。
くちゅくちゅと響く水音は可那子の耳を犯し、更にそこを濡らした。
「あんっ!ん、あ…っ」
弦一郎は体をずらして可那子の脚を割り、熱い蜜が溢れるそこを舐め上げた。
そして、びくりと震える可那子のももの裏を押し上げながら、ずるりと舌をねじ込んだ。
「や…、あんっ!ん、う…あぁ…っ」
ぴちゃ、くちゅと音を立ててかき混ぜ、充血したクリトリスを可那子の愛液で濡れた指先でそっとなでる。
「や…っ!弦一郎っ」
その強い刺激に可那子は声を上げ、そこに手を伸ばした。
伸ばされた可那子の手を絡め取りながら、弦一郎は今度はクリトリスを口に含む。
「や…っあ、弦、いちろ…あぁ…っ!」
刺激され更に敏感になっている粒をちゅっと吸い上げられ、可那子の体はびくびくと跳ねた。
体を起こした弦一郎は、涙目で自分を見上げる可那子を愛おしそうに見つめながら服を脱ぎ、熱を持ち硬く立ち上がった自身を解放する。
そのまま可那子の中心に宛がいゆっくりと腰を押し進めると、可那子の中を押し広げながら弦一郎のペニスは最奥へともぐり込んでいく。
「ん…、っふ、ぅ…」
自分の中が満たされて行く圧迫感と体を走り抜けるぞくぞくとした快感に、可那子は眉根を寄せ息を漏らした。
ゆっくりと抽挿を始めると、弦一郎のペニスに可那子の柔肉が絡みつき、締めつける。
「…っ」
そして動きを速めると、その締めつけは更に強くなっていく。
「あ…っ、あ、弦一郎…っ気持ち、いいよぅ…っ」
弦一郎にしがみついた可那子が切なげに啼くと、それに呼応するように弦一郎の熱が上がる。
「…っ!そう煽るな、可那子…!」
抑えがきかなくなっていく。
もっと可那子が欲しくて、更に腰を打ちつける。
ぐしゅん、ぐちゅんと結合部から水音を響かせながら最奥をがつがつと突かれ、
「あぁっ、待…って、弦一郎…っ!」
可那子は声を上げた。
しかし、
「すまんな、それは…きいてやれん」
上半身を起こした弦一郎は、可那子の膝裏を持ち上げ突き込んでいく。
「やっ、弦一郎っあたし…あたし、もうっ」
ぽろぽろと涙をこぼし縋るように伸ばされた可那子の手が届くように弦一郎は身を屈め、
「何も考えるな…イけ」
囁くように言う。
弦一郎の律動に翻弄され続け、可那子は限界だった。
気持ちよすぎて、意識跳びそう…!
でも、今気を失ったら弦一郎がイけない…、
そう思うのに…っもう、ダメ…!
「や…っ、あっ弦、いちろぉ…っ!や、ああぁ――…っ!」
可那子の意識はそこで途切れ――
ふぅ、と小さく息をついた弦一郎は、荒く息をつく可那子の中から自身を引き抜いた。
「ん、ぅ…」
小さく声を漏らしびくりと体を震わせた可那子は、ぐったりと肢体を横たえている。
汗ばんで張り付いた前髪をよけた額にそっとキスを落としてから弦一郎も横になり、その体を柔らかく胸に抱きしめた。
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