ずるいことしなくても
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クリスマスの近付いたある日、テニス部マネージャーの可那子はただひとりを除いた部員が全員帰った後の部室を訪れた。
そのひとりとは、部長・幸村精市。
可那子の事前リサーチでは、週に一度部誌チェックのため幸村がひとりで残る日がある。
それが今日。
可那子は幸村とふたりきりで話したいことがあった。
コンコン、と普段はしないノックをしてみる。
「…はい」
ノックされることなど当然ないわけなので、少しの間の後訝しげな返事が聞こえてくる。
「失礼します…」
「なんだ、可那子だったのか。ノックなんてしなくていいのに」
が、訪問者の正体を知った幸村はその表情を緩めた。
「すみません、こんな時間に…先輩にお話があって…」
「話?」
マネージャーとはいえ女の子がわざわざ幸村ひとりの時を選んでやって来たのだから、それなりの期待はしてもいいものかと幸村は考える。
「話ってなんだい?」
可那子は幸村より一つ年下の2年生。
先輩相手に緊張気味の可那子が話しやすいように、やわらかく問う。
しかしそんな幸村に促された可那子の口から出たのは、およそ幸村の期待には沿わないものだった。
「クリスマスパーティーをしませんか!?」
「…パーティー?」
「はい!部活終わった後、部室で。私が部活中に準備しますから、他の皆さんにはサプライズってことで…」
拍子抜けした表情の幸村に気付くことなく、可那子は楽しげに話す。
幸村はわずかに苦笑いを浮かべ、
「すごく楽しそうな案だけどさ」
と可那子の言葉を遮る。
そして拗ねたような口調で続けた。
「俺もサプライズされたかったなー」
「え!?で、でも、部室を使うので部長には許可貰わなくちゃって思って…」
途端に可那子は戸惑い、しどろもどろになる。
しかし幸村は
「ま、でもふたりだけの秘密ってのもおいしいかな?」
と今度は楽しそうに笑った。
一方的に幸村に振り回されながら可那子はそれでも会話に食らいつく。
「…先輩、それで…いいんですか?」
「ん、どうして?」
幸村の反応に戸惑い気味に問いかけると、幸村はさっき浮かべた笑顔のまま問い返した。
「だってこのパーティーの話、私なんかと秘密を共有させてしまうみたいで申し訳なくて、ここに来るまでも結構悩んだりしたんです…」
幸村の迷惑にはならないか、負担をかけたりはしないかと、それが一番の気がかりだった。
それを聞いた幸村は静かに立ち上がり可那子の正面に立った。
「先輩…?」
可那子はただ幸村を見上げる。
「私なんか、とか…」
その可那子の頬に手を滑らせ、幸村はずいっと顔を近付ける。
「本気で言ってんの?」
息がかかるほど近くで、幸村が問いかける。
と同時に、更に顔が近付く。
「幸村せんぱ…っん、」
その名を呼ぼうとした可那子がぎゅっと目を閉じた直後、幸村の唇が可那子のそれに重ねられた。
しかしそれはすぐにわずかな距離を置き、幸村は囁く。
「口、あけてごらん?」
「え…、んぅ…っ」
聞き返すために開かれた唇に幸村のそれがすかさず重なり、舌がすべり込む。
逃げようとしてもすぐに絡めとられる舌。
「は…っせん、ぱ…っや、ぁ…」
頭を押さえられ、制服にしがみついた可那子は必死に幸村のキスに応える。
「…っ!」
その体がびくんと震えた。
幸村の手が可那子の小さなふくらみを包み込んでいた。
可那子は驚きのあまり抵抗することもできなかった。
下着越し、制服越しでも感じられる柔らかな感触を楽しんだ幸村は、しゅるりとネクタイを解きブラウスのボタンを外していく。
「先輩…っ」
その手を押さえるように可那子がようやく抵抗を見せるが、
「…じっとして?可那子…」
耳もとで囁かれ、その手は力を失う。
決して強い口調ではないのに逆らえない…魔力のようなものに可那子は全身を包み込まれていく感覚に陥っていた。
ブラのホックを外され、小ぶりだが形のよい胸が露わになる。
「や…」
可那子が恥ずかしそうに隠そうとするより早く、幸村の手がそれを捉え顔を近付ける。
「かわいいね、可那子…」
被せた手で乳房を揉みしだきながら、その先端、ピンク色の乳首を舌で弾く。
「あんっ」
突然与えられた刺激に、可那子の口からは今まで出したことのないような声が飛び出した。
慌てて口を押さえる可那子を見ながら、幸村は嬉しそうに笑みを浮かべた。
「フフ…いい声。感じやすいんだね」
可那子の反応を楽しみながら幸村は、乳首を口に含み、舌で転がす。
こっちも触れてほしいと言いたげに主張するもう片方の先端は、指先で摘み、捏ねまわした。
「や…っ、あ、先輩っ、ん、やぁっ」
可那子は幸村の頭を抱きしめ、初めての感覚にただ声を上げた。
その時、腰を抱いていた幸村の手がスカートをたくしあげて太ももを滑り、
「や…っ」
身じろぎした可那子の中心に下着越しに触れた。
「ここ、大変なことになってるみたいだけど…他のヤツにもこんな風に触らせたりしてるの?」
下着越しでも分かるほどに愛液をあふれさせているそこを撫でながら、幸村は意地悪く聞く。
その言葉に、顔を真っ赤に染めた可那子は幸村にしがみついたまま力いっぱい首を横に振る。
それを見た幸村は、そう、とどこか嬉しそうに笑むと、可那子を机に座らせ下着をするりと脱がした。
「や、先輩っ」
押さえる間もなく足からそれを抜き取られ焦る可那子に、幸村はふふと笑って見せ、すっと身を屈めた。
両手で膝を割り、顔を近付ける。
「やだ、そんなとこ…っ!」
恥ずかしさから抵抗を見せる可那子の手首を、太ももの下から通された、肩で脚を割った幸村の手が絡め取った。
「や、ぁんっ!」
逃げることも脚を閉じることもできない可那子の中心に、幸村は舌を這わせた。
舐め取ってもとろとろとあふれる蜜をすくい、クリトリスにからめる。
「や…っあ、あぁ…んっう、あ、ぁん…っ」
舌先でつつき転がすと、可那子の体は面白いようにびくびくと跳ねた。
「や…やだっ、幸村先輩っ…おかしく、なっちゃうよぉ…っ」
恥ずかしいのに、気持ちいい。
気持ちいいのに、気持ちよすぎて、こわい。
しかしそれの正体が分からず戸惑い泣き出しそうな可那子の声を聞き、幸村は可那子を刺激しながら口角をわずかに上げた。
そして痛々しいほどにはれ上がったクリトリスを口に含み、ちゅうっと強く吸い上げる。
「きゃぁ…んっ!あ、いや…あぁっ!」
途端可那子は背を弓なりに反らして叫び、その後いつの間にか自由になっていた両腕で幸村の頭を抱えるように丸まりながら、体をびくびくと震わせた。
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