求められた役割
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今日は護廷十三隊十一番隊隊長・更木剣八の誕生日。
せっかくの非番だというのに朝からひっきりなしに誰かしらが訪ねて来てめんどくせえとぼやきつつ、剣八はその客人たちの相手をしていた。
しかし夕刻近くになり限界に達した剣八は、これ以上誰も取り次ぐんじゃねえと言い捨て自室に戻った。
部屋に戻ってくると、不機嫌そうに座イスにどかりとすわる。
部屋で剣八の戻りを待っていたのは、可那子。
可那子は剣八の身の回りの世話をするためにと、剣八自身が流魂街から連れて来た女だった。
可那子はそっと剣八に近付くと、剣八の髪飾りの鈴を外し髪をほぐす。
櫛で梳き、最後に椿油を含ませようと一旦櫛を置いた。
と同時に、その細い腰が剣八の腕に抱き寄せられる。
「剣八様、まだ仕上げが…」
「今日はもういい」
困ったように言う可那子を自分の前で膝立ちにさせ、着物をはだける。
剣八はそのまま露わにされ朱に染まった上半身、その豊かな胸の先端に唇を寄せた。
激しく揉みしだきながら乳首を噛み転がすと、可那子の体は素直に反応を示す。
帯をほどいて全てを取り去り畳についた膝を割ると、その中心から溢れた愛液が太ももを伝った。
「胸を弄っただけでこれか。相変わらずスケベな女だ」
それを見て剣八はにやりと笑う。
「剣八様だから、です…っ」
可那子は剣八しか知らない。
抗うことを知らず、剣八だけに反応する体を剣八は満足気に眺めた。
「どうだ、舐めてほしいか?それともぶち込むか?」
剣八は意地悪く訊く。
しかしその質問に可那子は
「今日は、私にさせて下さい…」
と、その唇を剣八のそれにそっと重ねた。
同時に剣八の死覇装の胸もとをはだけさせる。
触れるだけにとどめた唇を首すじ、胸もとへと滑らせ、そこにある小さな突起に口づける。
そのまま含み舌で舐め転がしながらそっと死覇装を緩めると、ゆっくりとその中心に顔を近付けた。
そんな可那子の様子を見ながら剣八は、以前剣八の誕生日に何も用意できなくて申し訳ないと言った可那子に、養ってるのは俺なんだから余計なことは考えんなと、どうしても気になるならその分奉仕しろと言ったのを思い出していた。
「…っ」
とその時可那子が喉の奥までひと息に剣八のそれを呑み込み、剣八は小さく息を漏らした。
可那子はそのまま舌を這わせて唾液を絡ませ、指先と手の平で刺激を与える。
深く呑み込み、強く吸い上げ、少しずつ剣八を昂めていった。
剣八は可那子の口内に出入りする自身を見ながら、その頬にかかる髪をかき上げる。
そのまま可那子の頭に添えられた手にふいに力が込められ、可那子はそれに合わせ舌と手の動きを速めた。
「…っ、出すぜ」
剣八が小さく呟く。
直後、可那子の口内に剣八の白濁が吐き出された。
「ん、…ぅく、ふ…っ」
少し苦しげに眉根を寄せながら、可那子はそれを飲み干す。
剣八がその頬に手を添え、可那子を上向かせた。
「剣八様…」
「来いよ」
剣八が言うと、可那子は体を起こす。
その腕を掴み腰を抱き寄せ、剣八は可那子を自分に跨らせた。
相変わらず熱を持ったままの屹立を、剣八に奉仕することで更に愛液を溢れさせた可那子のそこに宛がう。
少しだけ腰を引くと、くち、と先端が埋まる。
それだけでも感じる圧迫感。
しかし可那子の奥は剣八を求め、疼きを増した。
「剣八、様…」
求める可那子の声。
剣八は腰を掴む手に力を込め、ひと息にひき下ろすと同時に下から突き上げた。
「ああぁ…っ!」
背を弓なりに反らして声を上げた可那子は腰を掴まれたまま間髪入れず激しく突き上げられ、どうにかなってしまいそうな程の快感に支配される。
「や、あぁ…あ、剣八さま…剣八様ぁ…っ」
そしてただ剣八を呼び、身をゆだねる。
溢れた愛液が剣八を濡らす。
普段は従順で大人しい可那子が乱れる、唯一の時間。
欲望に忠実に剣八を求める可那子の姿を見るのは、剣八の楽しみのひとつでもある。
「悪くねえぜ、可那子」
満足気に呟き、最奥を目指して更に突き上げる。
時折抉るように腰を回し突き捏ねると、
「あ、あぁ…剣八さま、私…私、もう…っあ、あぁ…っ!」
奥を突かれ一番いい所を擦られ、きつく剣八を締めつけながら可那子は達した。
しかし可那子が一度イったくらいでは、剣八の動きは止まらない。
余韻の冷めやらない体をこれでもかと刺激され、気が狂いそうな程の快感に酔いしれる。
「ぁ…んっ、あ、や…剣八様、私、また…っ」
「いいぜ、何回でもイきな…」
剣八はそんな可那子を見ながらにやりと笑う。
しかし、熱い可那子の中にきつく締めつけられ、やがて剣八の中にも快感と共に射精感がせり上がってくる。
「――…っ!」
そして痺れるような解放感を感じながら、剣八は可那子の中に自分の欲望の全てを吐き出した。
どくんと脈打つ剣八のそれから全てを絞り取るように、同時に絶頂を迎えた可那子の中が繰り返し収縮する。
体をびくびくと震わせ自分の中に広がる剣八の熱さを感じながら、可那子はぐったりと剣八にもたれかかった。
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