最低な女
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あいつが朽木隊長を好きだってことには随分前から気付いていた。
うまく隠してるし、実際誰も気付いていないだろうけど、俺には分かる。
おそらくあいつが隊長を好きになる前…あいつが六番隊に配属された時から、俺はあいつだけを見てきたんだから。
隊務終了後、稽古場を眺めるベンチでぼんやりしている可那子に声をかける。
「こんな所にいたら風邪ひくぞ」
「じゃああっためてよ…恋次」
思ってもいなかった返答に、心臓がどくんと脈打った。
しかし辛うじて平静を装う。
「…何言ってやがる。好きでもない男に抱かれようとすんな」
「っ、…知って…?」
「当たり前だろ?――…何年お前を見て来たと思ってんだ」
伝えるつもりなどなかった想いが口をついて出る。
そんなことは夢にも思っていなかっただろう可那子は目を見開いた。
「悪り、忘れてくれ」
俺は可那子の頭にぽんと手を乗せた。
すると、可那子の瞳からぼろぼろと涙がこぼれ落ちる。
「可那子…?」
「もう息ができないよ…」
その喉から絞り出される、悲痛な声。
「…最低な女だって罵ってくれていい…苦しいの、恋次…助けて…!」
「…っ」
次の瞬間、すがるように手を伸ばしてきた可那子を俺は抱きしめていた。
同時に唇をふさぐ。
ちらりと視線を走らすと、稽古場脇にある小屋が目に入った。
俺たちはそこに転がり込んだ。
きつく抱き合い、お互いの唇を貪る。
多少乱暴に死覇装をはだけさせ乳房を揉みしだくと、重ねた唇の隙間から小さく声を漏らした可那子はその俺の手を握り、訴えた。
「お願い…優しく、しないで…!」
俺は可那子の死覇装の帯も解かないまま、下着だけを剥ぎ取った。
そのまま脚を開かせ、取り出した自身をその中心に突き立てる。
何の愛撫もしなかったのに、可那子のそこは深い泉のように俺を呑み込み、その最奥で俺を強く締めつける。
その熱さとキツさと柔らかさに、朽木隊長の代わり、なんて考えるだけで萎えそうなこの状況も気にならなくなっていた。
両脚を抱え、可那子の体を二つ折りにして奥まで突き刺す。
子宮をがつんと突くたびに可那子は声を上げ、激しく律動する俺の動きに合わせて何度もイった。
俺は可那子を四つん這いにさせた。
後ろからねじ込むと、可那子は背を弓なりに反らしまた声を上げる。
「名前、呼べよ」
激しく突き入れながら、その背に向けて言う。
「顔見えなきゃ誰が抱いてるかなんて分かんねえだろ…好きなだけ名前、呼べよ」
その時、可那子の中が俺を締めつけるように収縮した。
その正直な体を更に突き捏ねてやると、可那子の唇からはその名前がこぼれ落ちる。
「あ…あぁ隊長…っ、朽木隊、長…や、ぁ…白哉、さま…っ!」
小屋の中には肌のぶつかる音と厭らしい水音、荒い息遣いと可那子の嬌声だけが響いていた。
繰り返しイき続けた可那子の中が、ひときわ強く収縮して俺を締めつける。
煽られる射精感。
限界に近付いた俺は更に速く、強く腰を打ち付けた。
その時――…
「……ね…」
喘ぎ声にまじる何かを聞く。
「ごめん、ね…恋、次…っぁ、や、あ…あ、ああぁ…っ!」
「――…っ!!」
俺が欲望をぶちまけるのと同時にイった可那子は、そのまま気を失っていた。
荒い息を整えながら、ぐったりとうつ伏せる可那子を見下ろす。
何なんだよ…!
俺の中に湧き上がるのは、怒りにも似た…苦しさ。
最後まで…最後まで、最低な女でいてくれよ…!
その体を強く抱きしめ、こみ上げるものを必死でこらえた。
「ん…」
その時、可那子が小さく声をもらした。
俺はここにいちゃいけねえ…。
そう思った俺は、いつの間にか脱げていた死覇装をその体にかけてやり、その場を去った。