捕まえて、離さない
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「ん…ふ、ぅ…」
可那子の唇から洩れる吐息交じりの声が、恋次の耳をくすぐる。
行灯の柔らかい明りだけが灯る恋次の部屋。
重ねた唇を時折離してはお互いを見つめあい、また唇を重ねる。
唇を重ねたまま、恋次は可那子の体をそっと押し倒した。
「副、隊長…」
恋次の下で、可那子は小さく恋次を呼ぶ。
「もう、やめてやれねぇぞ…?」
指を絡めながら、恋次はもう一度可那子の気持ちを確かめるように問いかけた。
絡めた指にきゅっと力を込め、はい…とかろうじて聞き取れる声で可那子は答える。
「あ…っ」
直後、恋次は可那子の首すじに唇を這わせた。
そのまま強く吸うと、可那子の白い肌に紅い華が咲く。
咲いた華を満足げに見ながら、恋次は可那子の夜着の帯を解いた。
「…っ」
胸もとをはだけると、可那子の形のいい乳房が露わになる。
隠そうとする可那子の腕を掴み、恋次はそれをさせない。
「や、恥ずかしい、です…っ」
可那子が頬を赤く染め顔をそらすが、
「俺しか見てないから気にすんな」
恋次は言いながら、そのピンク色の先端を口に含んだ。
「あ…っ!は、あぁ…っ」
乳房を手のひらで揉みしだきながら乳首を舌で転がし時に甘噛みすると、可那子は切なげに声を漏らした。
もう片方の先端を指先で摘むと、その体はびくんと震えた。
「かわいい、可那子…」
無意識に恋次は呟き、その手を可那子の胸からわき腹、太ももへと滑らせ…恥ずかしそうにすり合わせられたももを割り、内ももから脚の付け根へと這わせる。
「!…っ、…や…!」
そして恋次の指が可那子の中心に触れた瞬間、可那子はその腕を掴んだ。
「可那子…」
恋次は動きを止め、空いた方の手で可那子の頬を優しく撫でながらその名を呼ぶ。
「やめとくか…?」
「――…っ」
しかし可那子は恋次のその言葉に首を横に振り、おずおずといった感じで恋次の首に腕をまわした。
恋次は可那子に抱き寄せられるままに唇を可那子のそれに重ね、動きを止めた手を再び動かす。
恋次の指が可那子の中心をかき分けると、既に潤んだそこからは熱い蜜がこぼれ出した。
「ん…っう…」
入り口あたりをくすぐるように刺激すると可那子は甘い声を漏らしたが、
「っ、副隊長…!?」
恋次が体をずらし可那子の脚を開かせると、その声には戸惑いの響きが含まれる。
しかし恋次はそのまま動きを止めず、可那子の熱く潤う泉に舌を這わせた。
「あぁっ!は、んぅ…っ」
可那子は背をびくっと弓なりに反らし、声を上げた。
「あ、ん…ぁ…、は…っ」
充血したクリトリスを転がし、時に内側をなぞる恋次の舌の動きに合わせ、可那子は声を上げ続ける。
そして恋次が体を起こそうとしたその時、ふと可那子の指に引っかかって恋次の髪紐が解けた。
無造作に散らばる恋次の赤い髪に、可那子は快感に支配された意識の中ぼんやりと見とれた。
「可那子…」
そんな可那子を恋次は優しく見つめ、優しくその名を呼ぶ。
「俺のことだけ考えて…俺の名前を呼べ」
恋次を見つめ返す可那子をまっすぐ見下ろし、恋次は言う。
「恋、次…?」
「…OK。それでいい」
遠慮がちに恋次の名を口にした可那子に恋次は満足そうに笑ってみせ、
「…力、抜け」
可那子の体を抱きしめて耳もとで囁くと同時に、腰を前へと推し進めた。
強い抵抗を受けながら、恋次のペニスは可那子の中の最奥へと進んでゆく。
「――…っ!」
可那子は恋次にしがみつき、声にならない声を上げた。
「…つらいか?悪いな…加減してやれねぇかも…」
「つらくなんて、ないです。痛いのは…夢じゃないって証ですから…」
抱きしめる腕を緩めて苦しげに言う恋次に可那子は笑って見せ、恋次に向かって手を伸ばす。
「…っ」
その手のひらに食むようなキスをしながら、恋次はゆっくりと抽挿を始めた。
「あ…はっ、ん…」
再び可那子は恋次にしがみつき、今度は切なげな声を漏らす。
「可那子…」
「っ…恋、次ぃ…」
恋次が狂おしげに可那子を呼び、それに可那子が答える。
恋次は、ただ可那子が愛しかった。
そしてそれは、可那子も同じ。
抽挿が繰り返されるうち、痛みは少しずつ和らいでいった。
「ん…恋次…あ、は…っ、ん…」
可那子の甘い啼き声が恋次の耳に心地よく響く。
「悪ぃ、もう…」
可那子の中のキツさとその甘い囁きに、恋次は限界を迎えようとしていた。
「ん…、あっ!は、あぁ…っ!」
可那子が小さく頷くと同時に、恋次は腰の動きを速める。
「…く…っ」
可那子の体を強く抱きしめた恋次は、その体の奥に――…熱い白濁を吐き出した。