キスをする場所10のお題
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カーテンの隙間から、青白い月明かりが差し込んでいる。
悪い夢を見たのか、隣で眠る可那子が小さく声をもらした。
杉浦はすぐに目を覚まし、彼女の震える肩をそっと抱き寄せる。
「…ん、ぅ…」
「大丈夫。大丈夫だよ、可那子」
耳元で繰り返し囁き、背中を一定のリズムでトントンと叩く。
その温もりに安堵したのか、可那子の呼吸が次第に落ち着きを取り戻していった。
(君を怖がらせるすべてのものから、守れたらいいのに)
かつて大切な人を失った自分にとって、可那子の存在は光そのものだ。
だからこそ、彼女が暗闇に怯える夜は、自分が盾になりたいと思う。
「…ふみや…?」
うっすらと目を開けた可那子が、夢現の中で杉浦を見つける。
「ここにいるよ」
杉浦は安心させるように微笑むと、涙の滲んだ可那子の目尻に口づけ、そのまま唇へと自身のそれをそっと重ねた。
深いものではなく、ただ「ここにいる」ことを伝えるだけの、優しい触れ合い。
「おやすみ。…愛してるよ」
その言葉は、可那子を再び穏やかな夢の世界へと誘う、最強の魔法だった。
(ベッドの上で)
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