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『可那子にはまだ話してないんすけど、俺この間、可那子が以前いた施設に行ってきたんです。
ちゃんと話をしてきましたから、手続きすれば可那子はいつでも住所を移すことができますし、住民票なんかもちゃんと作れます。
それから、実は指輪ももう作って、ル・マルシェに預けてあるんです。
もうすぐくるあいつの誕生日にって思ってたんですが…予定変更です、病院行く前に受け取りに行かないと。
あ、でも…遅すぎだってふられたら、慰めてくださいね――…』
「私ももちろん信じていたけど…ユウヤさんの答え、分かってたみたいね」
「まあな。…ただ、俺が思ってた以上にちゃんと考えてたよ、あいつ」
「そうね」
ユウヤが店を飛び出して行った後、CLOSEDにしたままの店内でママと伊達はふたりでグラスを傾けていた。
まだ若いふたりの幸せを、心から願いながら。
(15,7,5)
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