その御心と共に
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きっかけは、ただひと言。
一番隊に入隊したばかりのお茶会で、山本は自ら茶を点て新入隊士に振る舞っていた。
可那子も例に漏れず、山本の前に緊張した面持ちで座る。
「蔵本可那子、だったな」
そのひと言に衝撃を受けた。
数多いる入隊したての平隊士の名前を憶えてくれていたことに。
ただ、それだけだった。
しかしだからこそ、その後に続いた山本の言葉が、三席となった今も可那子の根底を支えている。
一番隊隊士としての誇りを持ち、尸魂界ひいては現世の為尽力するように――
可那子は誓う。
私はこれからも、尸魂界そして現世の為だけにこの魂を費やそう。
ただ願わくは――その全ては山本総隊長のお傍で、その御心と共に――…。
(12,1,26)
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