風間仁
夢小説設定
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「ね、仁はどうして私と付き合おうと思ったの?」
「どういうことですか?」
「だって私から告白してOKもらって付き合い始めたけど、あの時仁、私のこと知らなかったでしょ?」
「……」
「仁?」
「…てました」
「え?」
「知ってました、先輩のこと。…たぶん、好きになったのは俺の方が先です」
「…うそ」
「嘘じゃないです。昼休み、いつも俺がどこにいるか…知ってますよね?」
「…温室?…ってまさか」
「そうです。そこを始業前にいつも手入れしてくれてたのが先輩でした」
「やだ、見てたの!?」
「先輩も、俺の寝顔盗み見てましたよね?」
「――…っ、ずるい!狸寝入りなんてっ」
「ごめんなさい、嬉しかったんです。犯人が先輩だったから」
「…っ、なんか恥ずかしい…」
「でもこれからはそれも必要なくなりました」
「え?」
「だってあなたはもう俺のものですから。いつだって見つめ合えるし、こうして触れられる」
「仁…」
「抱きしめても、怒られませんよね?」
「うん…」
「キスをしてもいいですか?」
「っ、…うん」
「それから、あなたを…抱いていいですか?」
「もう、訊かなくて――いい…」
「――はい…」
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